東京タワー×花の競演で、写真映え!開園150周年の芝公園で「花と光のムーブメント 2023秋」が開催中!フォトスポットや古墳、紅葉、桜…、園内はお楽しみがいっぱい
東京タワーに隣接し、四季折々の自然が楽しめる「東京都立芝公園」。“ザ・都会のオアシス”といった公園を会場に、イベント「花と光のムーブメント 芝公園×150th anniversary」が、2023年11月19日(日)まで開催中です。写真を撮りたくなる仕掛けや、特設花壇、期間限定のハロウィン装飾、夜のライトアップ演出、キッチンカーの出店と、内容は盛りだくさん!イベントの詳細と、一年間中楽しめる園内のみどころをたっぷりご紹介します。
Summary
- 「花と光のムーブメント 芝公園×150th anniversary」のみどころは?
- 高さ約3mの立体花壇「花のタワー」がお出迎え
- 映え写真、大量増産!「フラワーキャンバス」&「フラワードレス」
- 秋の夜デートにぴったり!東京タワーのカラーと合わせた「ライトアップ」
- 10月31日(火)まで!水面に浮かぶ花々と東京タワーがフォトジェニックな「水鏡」
- 10月31日(火)まで!「ハロウィン」限定のおばけかぼちゃのフォトスポットが登場
- イベント限定フード&ドリンクも。オリジナルメニューを販売する「キッチンカー」
- 漫画『ちはやふる』とコラボ。「祝」で短歌を詠んで、投稿してみよう
- 東京タワーのお隣にある都会のオアシス!園内の楽しみ方とは?
- 「東京都立芝公園」へのアクセスをチェック
- 「東京都立芝公園」のおすすめスポット5選
- まだまだある!「東京都立芝公園」のお楽しみスポット
「花と光のムーブメント 芝公園×150th anniversary」のみどころは?
都立公園では、大規模花壇を造って、四季を通じた花と光の演出をするイベント「花と光のムーブメント」を実施中。「東京都立芝公園」では、2023年11月19日(日)までイベントが開催されています。
「東京都立芝公園」は東京初の公園の一つ。東京で初めて公園が誕生したのは、今から150年前の明治6年(1873)のこと。つまり、2023年は「東京都立芝公園」が開園して150周年を迎える年なんです。
「花と光のムーブメント」期間中の11月3日(金・祝)には隣接の東京プリンスホテルで「東京都都市公園制度制定150周年記念事業」特別セミナーが、11月4日(土)・5(日)には「芝公園開園150周年記念イベント」も同時開催。木の棒を投げてピンを倒すフィンランド発祥の投てきスポーツ「モルック」体験や、バルーンアート、折紙ワークショップ、演奏、ダンスなどが楽しめます。
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✓高さ約3mの立体花壇「花のタワー」がお出迎え
「花と光のムーブメント」イベントのメイン会場は、都営三田線御成門駅A6出口から徒歩すぐの4号地。東京タワーを真ん中に据えた並木道は、「プロムナード」とよばれる公園の顔ともいえる場所です。公園入口では、パンジーで彩られた、高さ約3mの「花のタワー」がお出迎え。
さらに「プロムナード」上には、計約50台の立体花壇を設置。ガーベラやフォーチュンベゴニア、よく咲くスミレ(パンジー)などが、赤や白、カラフルな花壇となり、150周年のお祝いムードを盛り上げます。
✓映え写真、大量増産!「フラワーキャンバス」&「フラワードレス」
「花のタワー」から「プロムナード」を進むと、「フラワーキャンバス」がお目見え。芝公園150周年を表現したアルファベットと花で飾られた壁面型花壇、その後ろにそびえたつ東京タワーと一緒に写真を撮ってみて。さらに「フラワーキャンバス」の裏面にもおもしろい仕掛けが。裏側にはミラー装飾が施されていて、鏡に映った東京タワーと写真が撮れるんです。
花で立体的に造られた「フラワードレス」にも注目。立体花壇の後ろに立つと、花のドレスを着たプリンセスのよう!ほかにも、ベンチの後ろに花でハートを形づくったフォトスポットもありますよ。
✓秋の夜デートにぴったり!東京タワーのカラーと合わせた「ライトアップ」
夜のお楽しみは、17時30分~21時のライトアップ。東京タワーとカラーを合わせた「東京都立芝公園」ならではの光の演出で、「プロムナード」を彩る花々も環境に優しい灯りで照らされます。地面にイラストを投影するライティングも設置されているので、華やかで幻想的な雰囲気の中、夜の散策を楽しんで。
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✓10月31日(火)まで!水面に浮かぶ花々と東京タワーがフォトジェニックな「水鏡」
10月31日(火)までの期間限定で、多目的運動広場の手前に「水鏡」が登場!直径約1.1mの水たまりに色とりどりの花が浮かび、水面には東京タワーが写り込み、なんともロマンチック。
✓10月31日(火)まで!「ハロウィン」限定のおばけかぼちゃのフォトスポットが登場
さらに10月31日(火)までは、ハロウィン限定の装飾も!昼間はたくさんのおばけかぼちゃに囲まれて写真が撮れるフォトスポットがあり、夜はおばけかぼちゃをモチーフにした光の演出も楽しめます。
✓イベント限定フード&ドリンクも。オリジナルメニューを販売する「キッチンカー」
11月4日(土)・5日(日)、11日(土)・12日(日)の13~21時には、4号地「プロムナード」の先にある多目的運動広場に、キッチンカー2台が出店。「芝公園×150th anniversary」をイメージした期間限定のアルコールドリンクや、星をあしらった特別メニューのホットドックも味わえますよ。
※詳細は「花と光のムーブメント 芝公園×150th anniversary」公式サイトをご確認ください。
✓漫画『ちはやふる』とコラボ。「祝」で短歌を詠んで、投稿してみよう
2023年夏~2024年春に「花と光のムーブメント」のイベントが開催される公園のうち、「東京都立葛西臨海公園」(終了)、「東京都立府中の森公園」、「東京都立芝公園」、「東京都立日比谷公園」、「東京都立浮間公園」の5つの公園では、大ヒット漫画『ちはやふる』とのコラボ企画も!『ちはやふる』は、花や植物が多く詠まれている百人一首の競技かるたにかけた青春を描いた人気漫画です。「花と光の百人一首」X(旧Twitter)投稿キャンペーンでは、5つの公園から各20首、合計100首を選出して、オリジナル百人一首を作ります。
第3弾の「東京都立芝公園」のテーマは「祝」。既定のハッシュタグを付け、「祝」を五・七・五・七・七に入れた短歌をX(旧Twitter)に投稿し、応募してみて。入選者には『ちはやふる』オリジナルポストカード(5枚セット)をプレゼント!
「祝」で一首詠んで、Xに投稿!
\ 応募方法など、詳細は下記をチェック /
■東京都立芝公園「花と光のムーブメント 芝公園×150th anniversary」概要
期間:2023年10月19日(木)~11月19日(日)
住所:東京都港区芝公園3-2(4号地)
TEL:03-3431-4359 (芝公園サービスセンター 受付:8時30分~17時30分)
場所:
・特設花壇:4号地「プロムナード」
・ライトアップ:4号地「プロムナード」
・キッチンカー:4号地「多目的運動広場」※11月4日(土)・5日(日)、11日(土)・12日(日)13~21時(荒天中止)に出店予定
時間:見学自由、ライトアップは17時30分~21時
料金:入園無料(一部有料施設あり)
※一部の特設花壇、およびフォトスポットは10月31日(火)までとなります。ご注意ください。
■2023年度「東京都都市公園制度制定150周年記念事業」特別セミナー概要
テーマ:「わがまちの愛しき公園たち~太政官布達公園が歩むこれまでの150年とこれからの150年~」
期間:2023年11月3日(金・祝)
住所:東京都港区芝公園3-3-1
会場:東京プリンスホテル2階「サンフラワーホール」
時間:13時~16時30分 ※受付開始 12時30分~
料金:無料
募集人員 : 70名程度(先着順)※オンライン視聴も可能
応募締切:2023年10月27日(金)
応募方法:申込フォームは こちら から
※詳細は こちらへ
■「芝公園開園150周年記念イベント」概要
期間:2023年11月4日(土)・5(日)
住所:東京都港区芝公園3-2(4号地)
TEL:03-3431-4359 (芝公園サービスセンター 受付:8時30分~17時30分)
場所:4号地「多目的運動広場」
時間:10~17時
料金:無料
※詳細はこちらへ
※雨天中止
※気象災害や電力需給のひっ迫状況等により、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。来園前に公式サイト・公式X(旧Twitter)で最新情報をご確認ください。
東京タワーのお隣にある都会のオアシス!園内の楽しみ方とは?
✓「東京都立芝公園」へのアクセスをチェック
上野、浅草、深川、飛鳥山とともに日本で最も古い公園の一つで、2023年10月19日に開園150周年を迎えます。明治35年(1902)に運動器具が備えられ、東京の公園における運動施設の始まりという歴史をもっています。
開園当初は増上寺の境内を含む広い公園でしたが、戦後の政教分離によって境内の部分が除かれ、ドーナツ状の公園になりました。ドーナツの穴にあたる場所には、増上寺や東京プリンスホテル、ザ・プリンスパークタワー東京、港区立芝公園、芝東照宮、宝珠院があり、公園の西側には東京タワーがそびえたっています。
日比谷通りや愛宕下通りを歩いて、ぐるりと一周巡ると約2km。公園は1~25号地という区画に分かれていて、抜けている番号があるのは私有地などになった部分です。最寄駅は園内の場所によって異なり、梅園のある1号地へは芝公園駅、「プロムナード」のある4号地へは御成門駅、「もみじ谷」のある19号地へは赤羽橋駅を利用するのが便利です。
季節を感じつつ、のんびりと散策が楽しめる園内のおすすめスポットをチェックしていきましょう。
✓「東京都立芝公園」のおすすめスポット5選
1. 東京タワーを中心にした定番写真が撮れる、4号地「プロムナード」
園内の北側、御成門駅A6出口から徒歩すぐの4号地「プロムナード」。イチョウの巨木から多目的運動広場まで約100m、真っすぐに並木道が延び、両脇にはアーチを造るような街灯とベンチが並んでいます。ドラマや映画のロケ地としても知られ、並木道の真ん中に東京タワーを据えた構図で写真が撮れる人気のフォトスポットです。近くには東京大空襲で焼け焦げた樹皮を残す戦災イチョウや児童遊園、港区立みなと図書館も。
2. 東京タワーの足元にある風情満点の紅葉名所、19号地「もみじ谷」
園内西側の19号地「もみじ谷」は、東京のど真ん中とは思えないほど自然を感じられるスポット。12月上旬~中旬、イロハモミジを中心とした紅葉が見られます。
ここは明治期に活躍した日本人初のランドスケープデザイナー、長岡安平氏によって築造された渓谷です。大小の岩の間を小川が流れ、自然の崖線を利用した高さ約10mの滝もあります。
上を見上げると、東京タワーがすぐそばに!愛宕下通りに面した入口付近から、東京タワーをてっぺんまで収めたアングルで写真が撮れますよ。
渓流沿いの石積みの階段の上にはお地蔵様が祭られています。一番上のお地蔵様の後ろの洞内には蛇塚があり、金運アップのパワースポットとして密かに人気なんですよ。
3. 緑あふれる小高い丘は知る人ぞ知る遺跡だった!「芝丸山古墳」
園内南側、1号地の隣には東京都指定史跡「芝丸山古墳」があります。古墳の周り数カ所に石積みの階段があるので、標高20mほどの古墳の天辺に登ってみましょう。
都内最大級の規模という全長約110mの前方後円墳で、ここはくびれ部分にあたる場所。明治期に考古学調査が行われましたが、埋葬施設はすでに失われていて、誰のお墓なのかは謎のまま。5世紀ごろの築造と考えられることから、南武蔵の有力豪族の墓という説、奈良を本拠地とした大和朝廷の勢力が関東まで及んでいたという説もあるのだとか。
写真は後円の部分で、右側のカーブが円の形を残しています。
写真左側に写るのは日本地図の父「伊能忠敬測地遺功表」で、測量の起点となったのが、高輪の大木戸であったことから建てられています。
4. 東京タワーと!古墳と!多彩なお花見ができる「桜」
例年、3月下旬~4月上旬は、園内の桜が見頃に。写真は御成門駅近くの4号地「プロムナード」入口付近で、東京タワーをバックにした桜が見られます。
「芝丸山古墳」の上や麓には、ソメイヨシノやヤマザクラ、サトザクラなど、約30本が開花。写真下に屋根が写る、増上寺の裏鬼門に位置する「円山随身稲荷大明神」にもお参りしましょう。
ほかにも17号地の体力測定健康歩道近くや、23号地の集会広場の周囲でも桜が見られます。公園を一周しながら、お花見散策を楽しんでみて。
5. 江戸っ子も愛した気品ある白銀の梅園、1号地「銀世界」
芝公園駅A4出口近くの1号地に、「銀世界」という風雅な名前が付けられた約70本の梅林があります。この梅園は江戸時代に梅屋敷銀世界として新宿角筈(現在の西新宿3丁目)にあった梅を移植したもの。梅屋敷に咲く白梅の様子から、銀世界という名で親しまれたといわれています。樹齢120~130年になるもので、現在も2月上旬~下旬には白や紅色の花を咲かせます。
\ 園内の花や歴史を物語る記念碑も紹介 /
✓まだまだある!「東京都立芝公園」のお楽しみスポット
ご紹介したスポットのほか、園内にはテニスコートや野球場兼競技場、体力測定健康歩道といった運動施設があります。また、歴史ある公園だけに、クスノキやケヤキ、イチョウの大木が点在しているのも特徴です。
園内北西部の23号地にはメタセコイアの林が。真っすぐに直立する幹が特徴で、樹高は20~30mにも達し、12月ごろは葉が黄色からレンガ色に染まります。
こちらは園内西部、17号地の「弁天池」。一周140mほどの小さな池で、かつては弁財天が祭られていました。5月ごろは薄紫色の藤棚、12月ごろはイロハモミジの紅葉がきれいです。
東京タワーのすぐそばで、渓谷を彩る紅葉や季節の花木、古墳も楽しめるって意外と知られていないかも。見頃の花や紅葉をお目当てに、近くの寺社巡りとともに、歴史を物語る史跡をたどって…と、楽しみ方はいろいろ。ぐるりと1周するだけでも、森林浴散歩ができておすすめです。
■東京都立芝公園(とうきょうとりつしばこうえん)
住所:東京都港区芝公園1、2、3、4
TEL:03-3431-4359(芝公園サービスセンター)
営業時間:常時入園自由(各施設の営業時間は芝公園サービスセンターに要確認)
定休日:無休(芝公園サービスセンター及び各施設は年末年始は休業)
料金:入園無料(一部有料施設あり)
※TEL窓口は芝公園サービスセンター(受付:8時30分~17時30分)となります。
※気象災害や電力需給のひっ迫状況等により、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。来園前に公式サイト・公式X(旧Twitter)で最新情報をご確認ください。
\ 都心のオアシスへ、気軽にお出かけ♪ /
Text:伊藤あゆ
Photo:桑原克典、公益財団法人 東京都公園協会
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