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東京・豊洲「チームラボプラネッツ」がリニューアル!気になる新作や楽しみ方を紹介【#編集部のおでかけキロク】

東京・豊洲「チームラボプラネッツ」がリニューアル!気になる新作や楽しみ方を紹介【#編集部のおでかけキロク】

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日本だけでなく海外からも多くの人が訪れる東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」(以下、チームラボプラネッツ)。2023年の今年、開業5周年を迎え、リニューアルした今一番行ってほしい話題のスポットになっているんです。なんと新しい作品まで公開されているのだとか…!今回は、初めて行く人もリピーターの人も安心の徹底ガイドでお送りします!

Summary

2023年9月に世界的な賞を受賞!「チームラボプラネッツ」ってどんなところ?

東京・豊洲にある「チームラボプラネッツ」にやってきました!「チームラボプラネッツ」はアートコレクティブ・チームラボによる4つの巨大な作品空間と、2つの庭園からなる「水に入るミュージアムと、花と一体化する庭園 」。はだしになって作品の中に入り込む圧倒的な没入感が特徴のアートミュージアムです。

2023年9月には「ワールド・トラベル・アワード(World Travel Awards)」の「アジアを代表する観光名所 2023(Asia's Leading Tourist Attraction 2023)」に認定。なんとこれは中国の万里の長城や、カンボジアのアンコール寺院などが候補に挙げられていた中での受賞なのだとか…!そんな、今世界的に注目されている「チームラボプラネッツ」をまるごと楽しむためのポイントをご紹介していきます。

新作やリニューアル作品が続々!Water Areaを順路順で解説

坂の上にある光の滝

チームラボ《坂の上にある光の滝》©チームラボ

それではさっそく、施設のメインであるWater Areaにある作品を順路順に追っていきましょう。

最初に現れるのは「坂の上にある光の滝」。四国の山奥にある自然の滝をイメージしており、純粋な水の粒子に焦点を当てた作品。光に照らされた粒子が流れ落ち、光の粒子によってできた滝に向かって斜面を上っていきます。

足に当たる水の感触と、滝へ上っていく一連の動きで、まるで身を清められているような感覚に。これから出合うアートたちへの期待も高まります。

やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である

2つ目の作品は「やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である」。床も壁もすべてクッションで造られています…!平面的な都市生活で忘れがちになってしまう本来の身体の重みを感じられるよう、どこを歩いても身体が沈み込むような構造になっているのだとか。

The Infinite Crystal Universe <リニューアル>

チームラボ《The Infinite Crystal Universe》©チームラボ

長い廊下を抜けると、3つ目の作品「The Infinite Crystal Universe」が現れます。
ちなみに、それぞれの作品は暗い廊下で繋がっていて、感覚を研ぎ澄ませるため床の感触も異なる素材になっています。アートへ没入するための工夫が細かい…!

絵画でおなじみの点描を光の集合で表現したこちらの作品。絵画ではできない迫力の大きさと立体感です。壁が鏡張りになっていて、空間が無限に広がっているよう…。

また、実は作品ごとに空間の香りを変えているそうで、この「The Infinite Crystal Universe」では、宇宙飛行士と共同で開発した、宇宙をイメージした香りが漂っています。清らかな水のにおいのようにすっきりとしつつも、それとも違うような不思議な香り…ぜひ体感してみてください。

人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング

チームラボ《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》©チームラボ

4つ目の「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」は、ひざ下ほどの無限に広がる水面に、映像の鯉が泳いでいます。この鯉たち、録画された映像ではなく、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けているのだそう!

この鯉に触れると、季節の花々となって散っていきます。取材時はモミジの姿も。春は桜、夏はヒマワリでいっぱいになります。

生命は結晶化した儚い光 <新作>

今回新しく登場した作品「生命は結晶化した儚い光」があるのは、さきほどの「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」の奥の小部屋。部屋の一面を流れる細い水が照らされていて、光の粒のように見えます。

チームラボ《生命は結晶化した儚い光》©チームラボ
チームラボ《生命は結晶化した儚い光》©チームラボ

近づいて見ると、赤や緑、青など多彩な色があるのが分かります。これは色のついた光を当てているのではなく、光に本来含まれている色が虹のように分かれて見えるからなんです。

変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色 <リニューアル>

チームラボ《変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色》©チームラボ
触れた球体から色が変わっていき、衝撃を受けた球体を中心として球状に光が広がっていく「変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色」。タイトルにある「平面化する3色」とは、光の三原色である赤・青・緑のこと。この色になった瞬間、周りの球体が平面的に見えてくる感覚が面白い作品です。

逆に、それらの光がグラデーションで重なり合ってできる「曖昧な9色」は、日本で昔から「かさねのいろめ」とよばれるものをイメージしており、それぞれ、朝焼けや桃の実など、日本古来の自然からも見出せるような懐かしくも幻想的な色合いになっています。

Floating in the Falling Universe of Flowers <リニューアル>

チームラボ《Floating in the Falling Universe of Flowers》©チームラボ

Water Area最後の作品は、「Floating in the Falling Universe of Flowers」という、ドーム状の天井に四季の花々が順々に流れていく作品。こちらの花も鯉と同じく、常にリアルタイムで描かれています。

この作品のおすすめの楽しみ方は、あえて下の鏡の床をのぞきこんでみること!自分の下を流れていく花々をじっと見つめていると、強烈な浮遊感が生まれます。あまりの浮遊感に人によっては酔ってしまうかも…!でも普段は絶対に感じられない感覚なので、三半規管に自信のある方はぜひやってみて。

2つの対比に注目!Gardenのみどころを紹介

呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色

次はGardenのエリアへ。ここには2つの作品があります。
1つは、「呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色」。太古から変わらない陸上生物を象徴している苔の中で、卵型の球体(Ovoid)が幻想的に光ります。こちらは屋外展示のため、夜のライトアップや小雨の時には苔が鮮やかに見えたりと、その時々で違った姿が見られますよ。

Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体

もう1つが「Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体」という、空間が花々で埋め尽くされている作品。ランは植物の中でも、今でも進化を続けている種類であることから、どんな環境でも身を変えていく様子を表現しているのだそう。

不変性を兼ね備えた苔と、多種多様でどこでも共生していくランの2展示。ぜひGardenでは2つ合わせて見てみてくださいね。

より楽しむためのコツ・おすすめの服装はこちら

「チームラボプラネッツ」を楽しむにあたりぜひ気をつけてほしいのが服装。水の中に入ったり、全面鏡張りの部屋があったりするので、できればショートパンツで訪れるのがおすすめです。また、ハーフパンツの貸し出しも行っていますよ。
写真を撮るためのスマホは必須ですが、誤って落としてしまうと心配という方は、ネックホルダーを持っていくのが◎。

展示エリアに入る前にはロッカールームがあるので、ここでスマホ以外の荷物はロッカーに入れましょう。奥には更衣室とトイレがあります。トイレはここ一ヶ所なので、最初に済ませておくと安心です。

また、さらに「チームラボプラネッツ」を楽しむコツとしては、アプリのダウンロードが吉。なんと自分のスマホと目の前の作品が連動しちゃうんです!
例えば写真の「The Infinite Crystal Universe」では、自分で選んだ星を作品の中に投げ込むことができます。どんな形が広がるかわくわく…より一層作品を楽しめますね。

限定ショップやヴィーガンラーメンのランチはいかが?

「ヴィーガン味噌ラーメン UZU style」東京店限定
「ヴィーガン味噌ラーメン UZU style」東京店限定

見学の後は、敷地内のヴィーガン専門店「Vegan Ramen UZU Tokyo」でラーメンをいただきましょう。イチオシメニューの「ヴィーガン味噌ラーメン UZU style」は、味噌を数種類ブレンドし白胡麻ペーストを加えた特製味噌ダレに、ショウガやニンニクが利いた、ヴィーガンメニューとは思えないコク深い一杯ですよ。

「teamLab Flower Shop」東京 豊洲 ©チームラボ
「teamLab Flower Shop」東京 豊洲 ©チームラボ
teamLab Flowers Growing Back Bag
teamLab Flowers Growing Back Bag

おみやげショップ「Flowers from the Floating Flower Garden」では、作品として咲いていたランを中心に販売しています。おすすめは、オリジナルトートバッグの「teamLab Flowers Growing Back Bag」3960円。なんと、次に来店した際にこのトートバッグを持ってくると、ランをさらに1つプレゼントしてくれます。作品として咲いていたランですが、作品だけで終わらないサスティナブルな取り組みも素敵ですね。

アクセス・チケット情報まとめ

最後に、実際に訪れるときの最寄り駅やチケット情報をおさらいしましょう。
まず最寄り駅ですが、ゆりかもめ線新豊洲駅だと施設の目の前なので便利。東京メトロ有楽町線豊洲駅からは7番出口から直線で徒歩10分のところにあります。

次にチケット情報について。チケットは当日も券売機で買うことが可能ですが、入場時間によっては売り切れてしまうこともあるので、公式ホームページから予約しておきましょう。入場時間が30分単位で選べるようになっています。入り口前に並ぶスペースがあるため、QRチケットの画面にしてそこに並べばOKです。

いかがでしたか。圧倒的な没入感と、身体全体で楽しめるアート作品に、感覚が研ぎ澄まされ、自分の中で日ごろのあれこれがリセットされる気持ちになりました。
ぜひ皆さんも、パワーアップした「チームラボプラネッツ」に遊びに行ってみてくださいね。

Photo:村岡栄治 (一部「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」豊洲 東京©チームラボ)
Text:のじょ

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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