千葉・柏市の野菜はこんなにおいしい‼　「道の駅しょうなん」で地元野菜の魅力を発見！

おでかけ 2023.09.26

千葉・柏市の野菜はこんなにおいしい‼　「道の駅しょうなん」で地元野菜の魅力を発見！

野菜がおいしいレストラン新鮮野菜季節のフルーツ野菜カレー食・グルメカフェ

2021年と2022年のリニューアルを経て生まれ変わった「道の駅しょうなん」。農産物直売所やレストラン、カフェのメニューを通して「しょうなんエリア」で生産される旬の野菜やフルーツ、加工食品の魅力を柏市の内外に発信し、「人・モノ・コト」をつなぐ新たな拠点＆観光スポットとして注目を集めています。

Summary

千葉の人気レストランが出店「つばさ」で地元野菜とフルーツを大満喫
本がある直売所？知産知消マルシェ
柏名産のカブがソフトクリームに！？
大屋根ひろばにキッチンカー！イベントも開催
レンタサイクルで手賀沼巡りに出発

千葉の人気レストランが出店
「つばさ」で地元野菜とフルーツを大満喫

千葉県の北西部、柏市と我孫子市の間に広がる手賀沼。その南畔、

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手賀大橋のたもとに位置するのが「道の駅しょうなん」です。
2005年に柏市と合併する以前は「沼南町（しょうなんまち）」だった一帯は自然豊かな地域で、周辺には田畑や果樹園などが広がっています。柏市の三大野菜とされるネギ、カブ、ホウレンソウをはじめ、春ダイコンや枝豆などは全国トップクラスの生産量。四季折々の野菜が地元農家さんにより生産されています。

柏産野菜のおいしさを堪能できるのがレストラン棟「つばさ」にあるイタリア料理店「VEGETALIAN SHANTY」。
「イタリアンサラダピッツァ」はモチモチ食感のピザ生地に、アンチョビドレッシングで和えた10種類もの野菜が山盛りトッピング。まさに柏の野菜を食べるためのピザです。

もうひとつの看板メニューが、水を使わずトマトやタマネギ、リンゴの水分だけで煮込んだ「VEGETABLEトマト無水カレー」。野菜のうま味が凝縮したマイルドな味わいで、カボチャやサツマイモ、ナスなど6～7種の野菜がトッピングされた贅沢なカレーです。

「VEGETALIAN SHANTY」の隣には、柏市内で新規開業や事業拡大を考える事業者のために用意されたチャレンジレストラン「しょうなんのごちそう食堂」があります。2023年秋現在はキッチンカー「味処ぎん亭」が出店をしていて、大盛り唐揚げと地元食材を使ったラーメンが人気を集めています。

「しょうなんのごちそう食堂」では、我孫子市の老舗やまつね食品の味噌と柏市産の野菜を使った「やまつね味噌のしょうなん野菜ラーメン」がおすすめ。自然な甘みのマイルドな味噌ラーメンの上に炒めた地元産の野菜、さらに名産の長ネギが山のように盛られていて、1日に必要な野菜360ｇが摂取できてしまうそう。

「VEGETALIAN SHANTY」と「しょうなんのごちそう食堂」の客席は共用のスペースです。ガラス張りの明るい空間で、窓の向こうには手賀沼の景観も。好天の日には屋外に設けられたテラス席でのランチも気持ちいいですよ。

「つばさ」内にある「ベーカリーハレビノ」は、柏市の中心部で人気を集めるパン屋さんの支店。アイデア満点の焼きたてパンを多数販売しており、なかでも生バナナをふんだんに練りこんだ名物「幸せのバナナパン」は年間3万本以上販売されるという大ヒット商品です。

パン生地に上質な洋生チョコレートを混ぜ込んで焼いた「幸せのチョコバナナパン」は、道の駅しょうなん店の限定販売。

パンのほか季節のフルーツを使ったデニッシュも人気。取材日には、柏市産ブルーベリーや甘夏みかん、マンゴーなど夏らしいフルーツのデニッシュが並んでいました。

「木村ピーナッツ道の駅しょうなん店」は、南房総・館山に本店を構える落花生の専門店で、千葉半立種という落花生を丁寧に手剥きして作る商品が自慢です。「プレミアムピーナッツソフトクリーム」は、千葉半立種ピーナッツのおいしさがぎゅっと詰まった大人気商品で、濃厚でねっとりした食感が病みつきに。

■VEGETALIAN SHANTY(べじたりあんしゃんてぃ）
住所：千葉県柏市箕輪新田59-2　道の駅しょうなん
TEL：04-7199-8868
営業時間：9～18時（17時30分LO）
定休日：無休

■しょうなんのごちそう食堂（しょうなんのごちそうしょくどう）
住所：千葉県柏市箕輪新田59-2　道の駅しょうなん
TEL：04-7196-6618
営業時間：9～18時（17時30分LO）
定休日：無休

■ベーカリーハレビノ道の駅しょうなん店（べーかりーはれびのみちのえきしょうなんてん）
住所：千葉県柏市箕輪新田59-2　道の駅しょうなん
TEL：04-7191-5250
営業時間：9～18時（17時30分LO）
定休日：無休

■木村ピーナッツ道の駅しょうなん店（きむらぴーなっつみちのえきしょうなんてん）
住所：千葉県柏市箕輪新田59-2　道の駅しょうなん
TEL：04-7199-3268
営業時間：9～18時（17時30分LO）
定休日：無休

本がある直売所？知産知消マルシェ

次に向かうのは、敷地の中央でひときわ目を引く三角屋根の建物「てんと」。グッドデザイン賞を受賞したおしゃれな建築物で、独特の外観は農業用ハウスをモチーフにしているとのこと。

「てんと」の中心となる「知産知消マルシェ」は、柏市の「産物を知り、消費方法を知る」をコンセプトにした農産物直売所。地元生産者さんが作った朝どれ野菜や果実、生花、手作りスイーツなどが集まり、開店と同時に多くのお客さんが訪れます。

直売所のなかを進んでいくと、右手奥の壁側に「青山ブックセンター道の駅しょうなん支店」のコーナーがあります。地域の食文化を知って、より深く楽しんでもらいたいと、「身体・食・発酵・自然」をテーマに青山ブックセンター本店の店長さんに選書してもらった各ジャンルの本が並びます。

「知産知消マルシェ」の中には、「柏市ふるさと産品認定品」に認定された食品や地元の方による手作りスイーツも並んでいます。レトルトカレーやパスタ、調味料、焼菓子など幅広い品揃えで、おみやげ探しにぴったり！　千葉大学の柏の葉キャンパスで学生と先生で作った「フルーツジャム」は7種類あり1瓶648円。「かしわしふぉん」はプレーンほかメープルやカボチャなど毎日7種前後が揃っています。

■知産知消マルシェ（ちさんちしょうまるしぇ）
住所：千葉県柏市箕輪新田59-2　道の駅しょうなん
TEL：04-7190-1132
営業時間：9～18時
定休日：無休

柏名産のカブがソフトクリームに！？

「知産知消マルシェ」の隣には「ちゃのごカフェ」があります。“ちゃのご”とは旧沼南町の方言で「ちょっとしたごはん」という意味で、軽食やスイーツを食べながらちょっと一息入れるのに最適な空間となっています。
イチオシは「かぶソフトクリーム」。柏市の特産品カブを練りこんだクリーミーなソフトクリームに、ドライにしたカブの葉パウダーを振りかけています。ナシやトマト、ブルーベリー、甘酒など季節のソフトクリームも登場するので要チェックです。

「ちゃのごカフェ」のもう一つの名物が、季節の野菜をたっぷりはさんだ「しょうなん野菜バーガー」。市内焙煎所の豆を使ったコーヒーや、千葉県産の和紅茶と一緒に味わってください。

■ちゃのごカフェ
住所：千葉県柏市箕輪新田59-2　道の駅しょうなん
TEL：04-7190-1131（道の駅しょうなん）
営業時間：9～18時（17時30分LO）
定休日：無休

大屋根ひろばにキッチンカー！
イベントも開催

「てんと」の三角屋根の下、大屋根ひろばでは週末を中心に日替わりで1～5台ほどのキッチンカーが登場します。軽食から多国籍グルメ、スイーツなどジャンルはさまざま。取材時に出店していたのは、フォルクスワーゲンのバスを改装したキッチンカー「VW CAFE DOVE BLUE（ふぉるくすわーげんかふぇどーぶぶるー」で、月に2回のペースで出店しているとのこと。

本格エスプレッソマシンで淹れた「カフェラテ」が人気です。石焼きでじっくり焼いた紅はるかを冷やして提供する「冷やし焼き芋」はねっとり食感が◎

「てんと」の入口近くには「手賀沼まちづくりセンター」のカウンターがあります。手賀沼周辺で活動する人々の相談窓口と、手賀沼の観光資源や体験プログラムなど地域情報の発信基地を兼ねており、「道の駅しょうなん」で開催するイベント情報も入手できます。

レンタサイクルで手賀沼巡りに出発

「道の駅しょうなん」ではレンタサイクルの貸し出しを行っています。手賀沼の周囲には通称「手賀沼サイクリングロード」が整備されており、手賀大橋を渡って沼の南北を行き来することもできます。レンタル料1台500円（小学生以下300円）～、スポーツタイプや電動自転車もあります。使用時間は9時～16時30分（10～3月は～15時30分）。悪天候時は中止。「道の駅しょうなん」でパンやハンバーガーなどをテイクアウトして、サイクリングに出かけてみてはいかがでしょうか？

■道の駅しょうなん（みちのえきしょうなん）
住所：千葉県柏市箕輪新田59-2
TEL：04-7190-1131
営業時間：9〜18時（施設により異なる）
定休日：無休

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Text：岩田衣織
Photo：村岡栄治

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