食・グルメ
2023.09.29
今年のモンブランはパフェで堪能!王道から変わり種まで個性豊かなモンブランパフェ3選
日に日に秋の足音が近づいてきた今日この頃。モンブランがおいしい季節がやってきました。ケーキもいいけれど、今年はパフェでモンブランを楽しんでみませんか?今回は、SNSで美しくておいしいパフェを紹介しているmeguboooさん(@megubooo)に、東京都内で食べられる王道からちょっと変わった食材を使ったモンブランパフェまでを厳選してもらいました。
まさかの食材にびっくり!個性的なパフェが人気/雨虹
浅草駅から徒歩20分の住宅街にある「雨虹(あめにじ)」は、華やかで美しいデザートやリッチなパンで人気のカフェ。なかでも食材をぜいたくに使ったパフェを目当てに多くの人が訪れます。
そんな「雨虹」が昨年販売していたのが「モンブランパフェ」。パフェの上に飾られているのはなんと豆苗!ほかにも銀杏やプルーンなど、他店のモンブランパフェではお目にかかれないような食材で構成されています。
意外にも、栗を混ぜて濃厚に仕上げたモンブランクリームと豆苗の相性はばっちり。塩気のあるフランスの焼き菓子・クロッカンが添えられているのが特徴です。
モンブランクリームのこっくりとした味わいに、甘くなりすぎないように塩気のある無花果のアイスが合わさっています。あられをまぶして香ばしいアクセントを加えているのもポイントです。
meguboooさんのおすすめポイント
「雨虹」さんのパフェはどれも「その食材使っちゃうの?」というくらい個性的な構成になっているのが特徴的。昨年の「モンブランパフェ」も例によって豆苗などほかのお店のパフェではまず使用されないもので構成されており、それが違和感なく溶け込んでいます。お気に入りポイントは無花果、プルーン、洋梨、ピオーネなどいろんなフルーツを使用していること。甘みと酸味のバランスが取れていて栄養価も高いパフェで、ほかのお店とかぶらない個性的なデザインも気に入っています。
今年の「雨虹」のモンブランパフェはコレ!
今年の「雨虹」のモンブランパフェのテーマは「紅葉」。
渋皮煮と甘露煮にした国産和栗の最高峰「丹波栗」とイタリア栗を、松ぼっくりに見立ててパフェのトップに飾っています。赤く染まった楓と、黄色が美しい紅葉の形をしたフィアンティーヌも添え、山の紅葉を見た
旅路に思いをはせることができるようなデザインに仕上がっています。
■雨虹(あめにじ)住所:東京都台東区今戸2-12-6 2F
TEL:070-3298-1225
営業時間:10〜18時(17時LO)
定休日:月〜木曜
イタリアンレストランが手がける美しいトッピングが魅力/ai's
恵比寿駅より徒歩5分の場所にある「ai's(アイズ)」は、「日本食材×イタリアン」をテーマに、生産者にこだわって選んだ旬の食材を、最高の状態で届けてくれるイタリアンレストラン。ランチメニューのパスタやハンバーグのセット、ディナーのアラカルトとコースも人気ですが、季節によって変わるパフェも話題のお店です。
「ai's」が昨年販売していたのが、和栗拾いをテーマにした「大人の“和栗”パフェ」。グラスの上に置かれている抹茶のビスキュイには、四万十栗を使った品のあるモンブランクリームと、ころっと転がる栗のメレンゲがのせられています。
パフェの下層にはほうじ茶ティラミスと、梨と生姜のパンナコッタ、黒蜜エスプレッソジュレと、和を感じる食材をふんだんに使用。生姜特有のじんわりとした辛みとエスプレッソの苦みが、パフェの雰囲気をガラッと変えてくれます。
ビスキュイの上にも使われている四万十栗のモンブランクリームで包まれた和三盆ジェラートも、奥ゆかしくやさしい甘さで、日本の食材のおいしさを感じられるパフェに仕上がっています。
meguboooさんのおすすめポイント
「ai's」さんのパフェはどれもすべてシェフパティシエが作成していて、シェフの独創的な世界観が詰め込まれています。「大人の“和栗”パフェ」は、グラス上部で木に実っているまだ落ちてこない緑色の栗を、グラスの中で木から落ちた栗を表現していて、まるで栗拾いをしているかのような気分になれる、目でも楽しめるパフェだと思います。サクサクとしたカダイフ(小麦粉が原料の細麺状の生地)や、栗チップも合わさっているので食感の変化も楽しいです。
今年の「ai's」のモンブランパフェはコレ!
今年の「ai's」のモンブランパフェのテーマは、「食欲の秋」。
栗をメインに、キャラメリゼされた無花果、ぶどう、柿、梨、りんごと秋のフルーツもふんだんに使用。「ai's」のパフェの特徴でもある下層は、芋と栗、南京できれいな3層に仕上げています。
主役のモンブランクリームは、フランス産とイタリア産のマロンクリームを組み合わせてより濃厚な味わいに。ジャパニーズイタリアンらしく和の要素も感じさせる、ほうじ茶ジェラートも隠れています。濃厚さのなかにフルーツの酸味や食感が調和し、秋の訪れを感じさせる楽しいモンブランパフェです。
■ai's(あいず)住所:東京都渋谷区広尾1-1-38 スクエアサイドビル 1F
TEL:03-6712-6201
営業時間:ランチタイム 11時30分~15時30分(14時30分LO)
ディナータイム 17時30分~22時(21時LO)
※火〜水曜はパフェの提供なし
定休日:月曜
4度のリニューアルを経て生まれた王道/和栗や
広大な自社農園で栽培から手がけた栗を使用し、生栗、栗菓子、栗おこわ、焼き栗からモンブランまで、和栗の商品を幅広く販売している和栗専門店「和栗や(わぐりや)」。千駄木駅から徒歩5分ほどの場所に位置する谷中本店では、こだわりの和栗を使ったモンブランパフェが味わえます。
「和栗や」で通年楽しめる「モンブランパフェ(洋)」は、ダイスカットした甘露煮がたっぷりのった「モンブランパフェ(和)」と並んで「和栗や」の創業以来愛され続けている定番メニュー。
茨城県にある自社農園と、周辺地域で栽培されている栗のみを厳選して作るモンブランペーストと、搾りたて生乳を50%以上使用した無添加の和栗ソフトクリームをぜいたくに使用したパフェです。2023年の5月に4度目のリニューアルが行われ、ますますおいしさがアップしました。
なお、「モンブランパフェ」の洋と和の違いは見た目と和栗のアレンジ方法。洋は和栗をペースト状にして洋風に仕上げていますが、和は和栗ペーストをさらにそぼろ状にして和を感じる見た目にしているのだとか。
meguboooさんのおすすめポイント
「和栗や」さんのモンブランパフェ(洋)は、他店で提供される通常の洋栗のモンブランとは違って、栗本来の上品な甘みと味わいを楽しむことができるパフェです。深みがある渋皮のクリームと一緒に食べると栗特有の香りが増し、口いっぱいに栗のおいしさが広がります。栗本来のおいしさが味わえるモンブランクリームと渋皮のクリームが大のお気に入り。モンブランクリームの、舌に絡みつくほど繊細ななめらかさと、「和栗や」のモンブランパフェでしか味わえない風味の良さも気に入っています。
トップには、厳選された和栗のみを使用した絞りたてのモンブランクリームがたっぷり。モンブランペーストとソフトクリームとの相性もばっちりです。モンブランクリームの上からかけられたやわらかい純生クリームも、和栗のやさしい甘さを引き立ててくれます。パフェの中にも栗の甘露煮と自家製の栗みつ寒天が入っていてまさに栗づくし!
和栗の上品な味わいとほくほく感、渋皮の香りを心ゆくまで楽しめる、秋にぴったりなモンブランパフェです。
■和栗や(わぐりや)住所:東京都台東区谷中3-9-14
TEL:非公開
営業時間:11〜18時(イートイン 17時LO)
定休日:不定休
今回は、栗をふんだんに使用した王道から一風変わった食材を使ったものまで、個性豊かなモンブランパフェをご紹介しました
。今年は秋の定番モンブランをパフェという形で豪華に堪能してみては?
【監修者プロフィール】
megubooo
Instagram:@megubooo
パフェをこよなく愛するインフルエンサー。都内を中心に年間400軒以上食べ歩き、思わず食べたくなるような美しいパフェの写真を中心にSNSにアップしている。パフェだけでなく、グルメやスイーツにも精通しており、スイーツアドバイザーとしてメニュー開発やコラボレーション、パフェイベントも手がけるなど活動は多岐にわたる。
Photo:megubooo/雨虹/ai's/和栗や
Text:増田朱音(vivace)
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