横浜・元町「ミセスパブロフベーカリー」で お菓子屋さんが“本気で”作るクロワッサンに舌鼓【2024年2月27日更新】
外はカリッと、中はふんわりとした食感で、バターの芳醇な香りが口の中いっぱいに広がるクロワッサン。ベーカリーに並ぶ商品の中でも、特に目がないというクロワッサンラバーも多いのではないでしょうか。そんなクロワッサンを専門に扱う「ミセスパブロフベーカリー」が2023年7月、横浜の元町・中華街駅から徒歩すぐの場所にオープンしました。「お菓子屋さんが“本気で”作るクロワッサン」をコンセプトに、23種類もの心ときめくクロワッサンを販売しています。
生パウンドケーキの人気店が手がける新業態店舗
みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩2分。中華街の喧騒とは無縁のエリアに、一見パリの街並みかと見間違うような洋風な建物が見えてきました。この建物には系列店の「パティスリーパブロフ」があり、その隣に姉妹店として生まれたのが今回ご紹介する「ミセスパブロフベーカリー」です。
「ミセスパブロフベーカリー」のコンセプトは「お菓子屋さんが本気で作るクロワッサン」。フランスでクロワッサンは、バターとミルクを使っているためパンとして分類されず、あくまでパティシエが作りお菓子屋さんで販売されるものなのだそう。
そこで、「パティスリーパブロフ」が本気でクロワッサンの専門店を作ったら…というのがオープンの経緯。「パティスリーパブロフ」は、2012年にオープンした生パウンドケーキの人気店で「パリの日常の風景の中でふと見つけた弾むような心のときめき」をコンセプトに、目にも美しい生パウンドケーキをいくつも生み出してきました。「パティスリーパブロフ」のパティシエが、以前パリで活躍していたことからパリのクロワッサンをイメージし、試行錯誤を重ねた23種ものクロワッサンを開発したのだそう。
ジュエリーショップのようなラグジュアリーな店内
こぢんまりとしたミニマルな造りの店内は、焼き上がったクロワッサンがジュエリーのようにずらりと並ぶおしゃれな空間。
店内に並ぶクロワッサンは毎日工房で焼き上げており、朝一番オープンのタイミングが最も種類豊富。パリジェンヌ気分で優雅にクロワッサンを選ぶなら、オープンと同時に訪れるのがおすすめです。
プレーン、惣菜系、スイーツ系と計23種のバラエティ豊かなクロワッサン
「ミセスパブロフベーカリー」のクロワッサンは、大きく分けてプレーン、惣菜系、スイーツ系の3種。どのクロワッサンもフランス産発酵バターを100%使用しているのがこだわりで、国産のバターと比べ味わいがさっぱりとしているのが特徴です。それぞれのおすすめクロワッサンをご紹介します。
やはりまず味わっていただきたいのが、定番の「トラディショナルクロワッサン」。「ミセスパブロフベーカリー」では12層の生地で焼き上げ、外はカリッと、中はしっとりふんわりな食感を実現。すっきりとしたバターの風味もしっかり感じられ、いくらでも食べられそうな口当たりの軽さが絶品です。
見た目でインパクトがあるのがキューブ型のクロワッサン。全部で3種あり、それぞれ抹茶餡、白餡、ガナッシュクリームが入っており、プレーンながらスイーツライクなクロワッサンです。
抹茶餡と白餡のキューブ型クロワッサンは、餡×クロワッサンという、これまでにない組み合わせで新感覚。クロワッサンらしからぬインパクトのある見た目や味の組み合わせなど、商品の随所に「パティスリーパブロフ」らしいお菓子屋さんのエッセンスを感じることができます。
8種類ある惣菜系はフレンチのような見た目の美しさはもちろん、しっかり手作りされて味も抜群。特に人気はアスパラとブロッコリー、ソーセージを大胆にサンドした「粗挽きソーセージとアスパラガス、ブロッコリー チェダーチーズを添えて」。チェダーチーズの塩気がアクセントになっていて、食べごたえも抜群です。
惣菜系でもうひとつ外せないのが、卵とベーコンの組み合わせが絶品の「平飼い卵の自家製エッグフィリングサンド ベーコンを添えて」。黄身の配分を少し多めにしたエッグフィリングはお店で丁寧に毎日仕込んでいます。ベーコンの塩気と濃厚なエッグフィリング、クロワッサン生地が三位一体となる完璧なマリアージュ。モーニングタイムにいただきたいひと品です。
要冷蔵のためケースの中に並ぶスイーツ系クロワッサンは、とにかくその美しい見た目にまずため息が漏れてしまいます。種類は季節で変わる商品も含めて7種。
色とりどりのチョコレートソースがたっぷりかかったクロワッサンは、中にしっかりクリームが入っていて、食後のデザートにぴったり!要冷蔵なので、持ち運びに時間がかかる場合は食べ歩きなどでその場で食べるのがおすすめですよ。
購入したクロワッサンを自宅で食べる際は、オーブンかトースターでリベイクするのがおすすめ。プレーンのクロワッサンなら約1分、惣菜系なら約2分温めましょう。温め後にすぐ食べるのではなく、30秒〜1分ほど置くことで、温めの際に溶け出したバターで軟らかくなった生地が冷まされるため、パリパリ食感が戻ります。ちょっと特別なブランチや手みやげなどにぜひ利用してみてください。
■ミセスパブロフベーカリー
住所:神奈川県横浜市中区山下町100
TEL:なし
営業時間:10〜17時(無くなり次第終了)
定休日:月・火曜(祝日の場合は営業、翌水曜日振替定休)
Text&Photo:Maui Hara
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
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