ハリウッドスターやVIPに愛された伝説の味が10年ぶりに復活!「レストラン西洋銀座」で自分にご褒美
銀座のレストランでちょっとリッチなフレンチコースを――。きっと誰もが一度は憧れるシチュエーションを、敷居が高すぎず、かといってカジュアルにもなりすぎないリラックスした雰囲気のなか楽しめる「レストラン西洋銀座」が、2023年9月にオープン。頑張る自分へのご褒美や記念日、プチセレブな女子会にもぴったりです。かつてのVIPたちが愛した料理とレトロな雰囲気をたっぷり堪能しましょう!
「ホテル西洋銀座」の料理人たちが再集結したフレンチレストラン
「レストラン西洋銀座」では、昭和62年(1987)に誕生し10年前に惜しまれながら閉店した “日本初のスモールラグジュアリーホテル”「ホテル西洋 銀座」の料理と、おもてなしの精神を堪能することができます。
「ホテル西洋 銀座」といえば、2002年にはFIFAサッカーW杯のVIPオフィシャルホテルに任命されたほか、「企業トップが選ぶベストホテルランキング」総合1位にも選ばれた名門ホテル。特にレストランの料理は、ハリウッドスターや政財界のVIPたちに愛されたことで有名です。
今回、閉店から10年の時を経て当時の料理人やスタッフたちが再集結。伝説の味を受け継ぐ「レストラン西洋銀座」が、再び銀座にオープンしました!
最大の魅力はホテル時代の面影を残した、上品かつ、どこかレトロな雰囲気。銀座の一等地にある高級フレンチとは思えぬ安心感があり、席につくと不思議としっくり落ち着きます。
真っ白なテーブルクロスや床に敷かれたオーダーメイドの絨毯、当時の色味に近いものを10種類以上のサンプルから選んだエントランスの大理石など…当時を知る人は懐かしく、かつてのホテルを知らない人には、逆に新しさを感じるかもしれませんね。
コース料理の皿やカトラリーの多くは「いつかまた店を再開できる日を夢見て」大切に保管されていたものだそう。ホテル創業時から使い続けてきた「クリストフル」の銀器や、季節ごとに柄が異なるオーダーメイドのショープレートが料理を彩っています。
ホテルの伝説メニューが登場する「ホテル西洋コース」
コース料理は全部で3つ。1番のオススメは、長年愛されてきたホテル時代のメインダイニング「レペトワ」の料理を楽しめる「ホテル西洋(Héritage)コース」です。
コースは アミューズ、3つの前菜、2つのメイン(魚料理、肉料理)と2つのデザート、ミニャルディーズ(食後の焼き菓子)、 飲み物(コーヒーか紅茶)から構成され、ランチ、ディナーともにいただけます。
同コースのスペシャリテの一つ「温かい自家製スモークサーモン、ライムの香り」は驚くほどに肉厚。冷やした煙でスモーク(冷燻)しているから生の状態で仕上がり、口の中でホロホロとほどけるような食感です。表面はカリッとしているので、食感の違いを楽しめます。
同じコースの前菜「海の幸の宝石箱」はホテル時代にウエディングメニューとして人気だった幻のメニュー。
甲殻類の出汁で作ったジュレとカリフラワーのクリームに、キャビアやウニ、イクラやカニなどをぜいたくに盛り付けた、見た目にも美しいひと皿。
旬の食材が魅力の、月替わりランチ&ディナーコースもオススメ
「Menu Croissance(成長、発展)~旬の食材を使用した月替わりのコース~」では、顔が見える日本各地の生産者から旬の食材を積極的に取り入れることにこだわり、シンプルかつ素材の持ち味を生かしたフレンチを堪能できます。
前菜の「北海道産ボタンエビとキャビアのガトー仕立て ペッシュヴィーニュのクーリー」は、ボタンエビで桃とクリームチーズを包み、上にはキャビアがのったなんとも豪華な一皿。赤桃を使ったソースが華やかで、ボタンエビのプリプリ食感とクリームチーズが織りなす濃厚なコクにうっとり。
メインは「北海道より直送の蝦夷鹿のロースト 富士山麓北山農園のこだわり野菜を添えて」。ローストされてスモーキーに香る蝦夷鹿に、フォンドボーと赤ワインのソースをかけていただきます。しっかり黒胡椒が利いているのでジビエが苦手な人でも食べやすい!
付け合せの野菜は、富士山麓にある「北山農園」のもの。マニアックともいえるほど熱心な農園オーナーの手により、皿に盛り付ける際にカットせずとも丁度いいサイズ感になるよう、種からこだわって育てられた野菜だそう…!野菜の甘さと歯ごたえにも魅了されます。
デザートは「山本牧場 “WildMilk” のソルベと季節のマリアージュ」。北海道の牧場のミルクでつくられたソルベの中には、フレッシュなイチジクがイン。上にかけられた赤ワイン&イチジクを煮たゼリーと見事にマリアージュしています。
これらの料理を手がけるのは、1993年に「ホテル西洋 銀座」に入社した加藤寛シェフ。その後、東京・恵比寿にある「シャトーレストラン・ジョエルロブション」などを経て2008年に再び「ホテル西洋 銀座」に復職したものの、2013年にホテルが閉館に。「いつかホテルの味が再開することをずっと願ってきた」と語ってくれました。
魚と肉のWメインが楽しめるランチ限定の「Menu Jubilation~魚と肉のWメインが楽しめるランチ~」8800円(サービス10%別)もあるので、初めての来店にはこちらもオススメ。
洗練されたレトロモダンな空間で味わう、作り手たちの10年分の想いが込められた絶品フレンチ。たまにはちょっと背伸びをして、銀座で特別な時間を過ごしてみてはいかが?
■ レストラン西洋銀座(れすとらんせいようぎんざ)
住所:東京都中央区銀座6-8-3銀座尾張町TOWER 9階
TEL:03-6280-6570
営業時間:ランチ11時30分~15時(最終入店13時30分)、ディナー17時30分~22時(最終入店19時30分)
定休日:月曜、第2日曜
アクセス:東京メトロ銀座線銀座駅A1、A2番口より徒歩約2分
photo&text:Riyua Joe(mogShore)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。