京都で楽しむ芸術の秋!京都のアートスポット4選

京都で楽しむ芸術の秋!京都のアートスポット4選

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有名な観光スポットが集まる京都。実は、芸術の秋を楽しむのにぴったりな美術館やギャラリーなどのアートスポットもたくさんあるんです!そこで今回は、アート巡りを趣味とする、インテリアデザイナーのkoyamami(@__kya.m___)さんに、京都のおすすめアートスポットを教えてもらいました!koyamamiさんによる美しい写真もお見逃しなく♪

Summary

築100年以上の蔵をリノベーションした現代アートギャラリー/ARTRO

築100年を超え長年にわたり倉庫として使われていた蔵が、2022年4月に現代アートギャラリー「ARTRO(あるとろ)」として生まれ変わりました。
コンセプトは「現代アート×菓子」。
アートに触れる機会が少ない人でも気軽に立ち寄れるように、入り口にカフェが併設されています。
“アートの体験をより身近なものに”という想いを込め、展示作品からインスピレーションを得たお菓子やドリンクを、会期中のみ販売。

「カフェラテ」620円や「さわらひき×ARTRO ドリップバッグコーヒー 7個入り」1750円は、展示作品にかかわらず常に提供されています。

koyamamiさん’おすすめポイント
観るだけでなく、食べることでもアートを楽しめるのが新鮮。お菓子やドリンクは作品が展示されている期間中だけ販売されているので、訪れる時期によって違うものが楽しめるワクワク感があります!
2階はアートギャラリーになっており、時期によってさまざまな展示会が楽しめます。
カフェとギャラリーが融合した、“アート好きな人が気軽に交われる場所”は、まるで小さな美術館のような存在です。

koyamamiさん’おすすめポイント
普段アートに触れる機会が少ない人でも、カフェに入る感覚で気軽に立ち寄れるのがうれしいポイント♪
撮影:服部健太郎
今までにない視点からアートを楽しめる「ARTRO」。ぜひ、新感覚の“現代アート×菓子”を体験してみてください。

■ARTRO(あるとろ)
住所:京都府京都市中京区高倉通錦小路上る貝屋町556
TEL:075-585-4554
営業時間:11〜18時
定休日: 月〜火曜(会期中のみ開廊)
料金: 無料



レトロな雰囲気に現代的なデザインがプラスされてリニューアル/京都市京セラ美術館

寺社仏閣がたくさんある京都ですが、なかでも有名な「平安神宮」の大鳥居のすぐ横に「京都市京セラ美術館」があります。入り口にかけての緩やかなスロープに施された「ガラス・リボン」のデザインの曲線が美しく、目を引きます。

2020年にリニューアルされ、新館「東山キューブ」が誕生。大型作品が多い現代美術を展示できるように、天井高約5メートル、約1,000平米の広々とした空間に。
夕暮れ時からライトアップされる、正面の姿も幻想的です。レンガタイル造りの建物のシルエットが引き立ち、まるで海外にいるような気分に。

koyamamiさん’おすすめポイント
ライトアップされた美術館は、圧巻の美しさ。夜に散歩がてら、建物の外観を鑑賞するのもおすすめですよ!
建物に入り進んでいくと、「中央ホール」という広い空間が。
もともと「旧大陳列室」という大展示室だった場所が、パブリックスペースであるロビーとして使われています。
写真スポットとして人気なのが、ホール内にある螺旋階段。バルコニーに上がって階段を見下ろすと、渦のように美しい曲線が見られます。

koyamamiさん’おすすめポイント
美術館のハブとなる「中央ホール」は、天窓から差し込むやわらかな光が白壁に反射し心地よい空間に。定期的に訪れている、お気に入りのスポットです♪
撮影:来田猛
Photo来田猛
創建当時の和洋が融合されたレトロな雰囲気に、現代的なデザインが加わった「京都市京セラ美術館」は、何度でも訪れたくなるアートスポット。京都旅行の際には、ぜひ足を運んでみてください。

■京都市京セラ美術館(きょうとしきょうせらびじゅつかん)
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4334
営業時間:10~18時(最終入場は展覧会ごとに異なる)
定休日:月曜(祝日の場合は開館)
料金:コレクションルーム観覧料 一般 730円(京都市内在住者は520円)、小・中・高校生など 300円(京都市内在住者は無料)、小学生未満 無料
※企画展・別館は展覧会ごとに料金が異なる

“循環”がテーマの古物アートギャラリー/kokyu kyoto

「kokyu kyoto(こきゅう きょうと)」は、“循環”をテーマにした古物アートギャラリー。
作家やアーティストによる展示会のほか、古物のコレクションを展示・販売しています。
1940年頃に建てられた古民家をリノベーション。当時の雰囲気を残しつつ改修されているので、建物の歴史を感じられる古風な空間になっています。年季の入った壁や柱をそのまま使用している部分があるのも魅力的です。

koyamamiさん’おすすめポイント
既存の京町家を生かしつつも天井や床は新たに作られており、新旧のコントラストが美しく、より作品が際立って見えます。
1階の主役は“もの”。作家やアーティストのアート作品が展示されている期間のみ、一般開放しています。
ここでは、佇まいや背景にある物語を重視した作品を展示・販売。その作品が、いつ、どこで、誰に、どのように使われていたものなのか、ストーリーを想像しながら鑑賞すると、より深くアートの世界に浸れるかもしれません。

koyamamiさん’おすすめポイント
1階には、展示会が開催されている期間のみ開かれるコーヒースタンドも併設されています。コーヒー片手にゆったりとした時間を過ごせますよ。
2階には、“ひと”が主役のリラクゼーションサロンを併設。落ち着いた空間で、ヘッドスパを中心としたアロマトリートメントが受けられるので、日頃の疲れを癒やせること間違いなし。
撮影:
その佇まいや背景から、“もの”が持つ価値について見つめ直すことができるアートギャラリー「kokyu kyoto」。
“もの”や“ひと”が齢を重ねていくことのなかにある“美しさ”を、ぜひ感じてみては。

■kokyu kyoto(こきゅう きょうと)
住所:京都府京都市中京区布袋屋町509-2
TEL:075-256-1005 ※基本電話対応不可のためInstagramのDMより予約・問い合わせを
営業時間:13時30分〜、15時30分〜、18時30分〜 3枠のみ 各30分間 ※予約制
定休日: 火・水曜
料金: 無料

■kokyu spa(こきゅう すぱ)
住所:京都府京都市中京区布袋屋町509-2
TEL:075-256-1005 ※基本電話対応不可のためkokyu spa予約サイトより予約・問い合わせを
営業時間:10時〜、13時〜、16時〜 1日3枠のみ 計6名予約可能 ※予約制
定休日: 火・水曜
料金: 「【ご新規様限定】呼吸スパ(120分)カウンセリング、フッドマッサージ、ヘッドマッサージ、ドライ」15000円、「【2回目以降のお客様】呼吸スパ(120分)カウンセリング、肩のマッサージ、フッドマッサージ、ハンドマッサージ、ヘッドマッサージ、ドライ」15000円

アートの展示があるデザインホテル/THE REIGN HOTEL KYOTO

「THE REIGN HOTEL KYOTO(ざ れいん ほてる きょうと)」は、もともとアートギャラリーだった場所に建てられたデザインホテル。

“治世”という意味合いを持つ「REIGN」という名前には、「令和」という新しい時代に「新しい世代のクリエイティブ感覚を誘発するホテルを実現したい」という思いが込められているのだとか。
ロビーやレストラン&カフェのインテリアやデザインは、プロダクトや空間デザインを多く手がけるデザイナーの柳原照弘氏が監修。

北欧スタイルが中心のインテリアで作り上げたロビーは、ついのんびりと過ごしてしまうような居心地のよい空間になっています。

koyamamiさん’おすすめポイント
京都にいながらも、まるで外国にいるような気分にさせてくれます。シンプルだけど上質な、心地よいひとときが過ごせますよ。
パブリックスペースには、いたるところに現代アーティストである八木夕菜氏のアート作品が展示されています。

koyamamiさん’おすすめポイント
京都を拠点に活動している八木夕菜氏が撮り下ろした、まるで絵画のような写真作品がとても素敵です。
カフェ&レストランは宿泊者以外も利用できます。また、パブリックスペースであるロビーは、アートの観覧だけでも利用可能だそう。

「THE REIGN HOTEL KYOTO」は、質の高いアート&クリエイティブを体験できるホテル。ぜひ、新感覚の京都滞在を楽しんでみてください。

■THE REIGN HOTEL KYOTO(ざ れいん ほてる きょうと)
住所:京都府京都市南区東九条柳下町67-1
TEL:075-606-1971
チェックイン:15時
チェックアウト:11時
定休日:無休


芸術の秋に訪れたい、京都のアートスポットをご紹介しました!定番の観光だけでなく、アート巡りがメインの京都旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
【監修者プロフィール】
koyamami
Instagram:@__kya.m___
インテリアデザイナー。全国の美術館や建築、アート巡りを通してさまざまな視点でモノを見て、そのインプットを日々の仕事へ変換している。センスあふれる写真とアートスポットの発信が人気を集め、フォロワー数は約2.5万人。(2023年10月現在)
Photo:koyamami・来田猛
Text:神村紗彩・河合華子(vivace)

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