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新たな名物グルメが登場!天然トラフグ「福とら」が注目される福島県相馬市へ、冬のご馳走・絶景が揃う幸せ旅

新たな名物グルメが登場!天然トラフグ「福とら」が注目される福島県相馬市へ、冬のご馳走・絶景が揃う幸せ旅

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冬が旬の天然トラフグを使ったてっさ(薄造り)やてっちり(鍋)をお目当てに、ちょっと贅沢な大人旅に出かけてみませんか?フグといえば下関が有名ですが、福島県沖でも近年、天然トラフグの漁獲量が急増!「福とら」とブランド化され、新名物として注目を集めています。相馬市へは、車なら東京都内から常磐道相馬ICまで約3時間30分。電車なら東京駅から東北新幹線で仙台駅まで約1時間30分、常磐線に乗り換えて、相馬駅まで約1時間。新たな冬の味覚を求めて、フグの街へ出発!

Summary

旬は1~2月!地球環境の変化と漁師さんの努力で生まれた、相馬市の新名物「福とら」

福島県の北東部、太平洋に面した相馬市。親潮と黒潮が交わる豊かな漁場があり、福島県沖でとれるおいしい魚は「常磐もの」として知られています。ホッキやヒラメ、タコ、ズワイガニ、アンコウなど、さまざまな魚種が水揚げされるなかでも、近年漁獲量が増えているのが、高級魚・トラフグ。体長35cm以上、延縄(はえなわ)漁でとるといった所定の条件を満たすトラフグを、福島県の“福”にちなんで「福とら」とブランド化し、新名物として話題を集めています。

相馬駅から車で約15分の松川浦新漁港では、今年度は10月から2月まで、トラフグの水揚げが行われる予定です。トラフグの延縄漁は2019年から本格的に始まり、今では全国有数の漁獲量を誇るようになりました。

「『福とら』は、私たち漁師が食べても驚くほどのうまさです」と石橋正裕さん

漁獲量アップの要因は、海水温の上昇や海流の変化もあるいわれています。相馬双葉漁業協同組合 ふぐ延縄操業委員会 委員長・石橋正裕さんによると、「東日本大震災前はトラフグ漁に出ても、1匹とれるかとれないか」程度だったのだそう。震災を機に試験操業を行うなかで、トラフグの水揚げが見込めるとわかり、漁師さん自らが食べて、「相馬沖のトラフグって、こんなにおいしかったのか」と再発見。相馬沖のトラフグを全国に広めたいと、漁場の開拓や道具の改良、定量制での水域の管理を行い、2022年の水揚げ量は37tを超えるまでになりました。

風光明媚な松川浦では海苔やアサリの養殖も(画像提供:相馬市)
風光明媚な松川浦では海苔やアサリの養殖も(画像提供:相馬市)

「福とら」をお目当てに相馬市を訪れたら、松川浦新漁港近くの景色もぜひ楽しんで。松川浦は、太平洋に注ぎ込む宇多川と小泉川の河口に位置し、砂州によって入江がせきとめられた福島県唯一の潟湖(せきこ)。浦内には島々が点在し、宮城の松島に似ていることから、小松島ともよばれています。相馬市産の食が集う相馬復興市民市場(浜の駅松川浦)から全長約520mの松川浦大橋を渡って、太平洋を一望する鵜ノ尾埼灯台まで歩くのもおすすめです。

散策でお腹を空かせたら、お楽しみの「福とら」を食べに行きましょう。相馬市内で「福とら」を提供する飲食店や宿泊施設の中から、2軒をピックアップしてご紹介します。

\ 「福とら」が食べられる施設をチェック! /


熟練の技でフグを割烹料理に仕立てる、創業約40年の老舗/「割烹やました」

相馬市をはじめとした福島県産の食材を使い、季節を映した地産地消の和食に仕立てる「割烹やました」。約40年前の創業当時からフグ料理を提供してきましたが、2019年からは相馬沖でとれた天然トラフグを使っています。

「割烹やました」鈴木光二さん、鈴木朋美さん
「割烹やました」鈴木光二さん、鈴木朋美さん

2代目店主の鈴木光二さんは、「福とらの会」の会長も務めています。毒をもつフグの調理に不可欠なフグの調理師免許取得の支援や講演会などを実施し、相馬市のフグ食文化の普及に力を入れています。

自家製ポン酢で味わう「てっさ」1人前3300円(写真は4人前)、皮の食感が楽しめる「湯引き」も
自家製ポン酢で味わう「てっさ」1人前3300円(写真は4人前)、皮の食感が楽しめる「湯引き」も

天然トラフグの会席コースのほか、手軽に味わえるようにと、てっさや唐揚げ、湯引きは、単品でも注文できます。職人技で透き通るような美しい薄造りに仕立てたてっさは、もっちりとした弾力と、噛むほどに凝縮されるうま味、上品な香りが楽しめる逸品。ランチに訪れるなら、てっさやご飯、味噌汁、小鉢などがセットで、トラフグの唐揚げやお鍋も楽しめる「福(とら)御膳」6600円(時価)もおすすめです。

店内はテーブル席や個室、大広間などの約50席で、カフェとしても営業
店内はテーブル席や個室、大広間などの約50席で、カフェとしても営業

■割烹やました(かっぽうやました)
住所:福島県相馬市中村大手先42
TEL:0244-36-0327
営業時間:9時30分~20時30分LO (ランチタイムは11~15時)
定休日:不定休

\  秋冬が旬!新しいご褒美グルメ「福とら」詳細はこちら  /


温泉に浸かって、上げ膳据え膳でフグ会席を。お手頃価格で泊まれる温泉旅館/「飛天」

せっかく訪れたなら、のんびりと温泉に浸かって一泊するのはいかが?「飛天」はホテルの快適さと温泉宿らしい風情をあわせもつ、和風リゾート旅館です。

客室は10畳以上の和室20室、ツイン3室、特別室2室の計25室。松川浦を望む高台に立ち、窓から見える四季折々の潟湖の景色に癒やされます。夕日や朝日に輝く松川浦の絶景もお楽しみに。

地下約1200mから湧く相馬松川浦温泉は、神経痛や筋肉痛などに効能があるといわれる弱アルカリ性単純泉。男女別に、ジェットバス付きの広々とした大浴場、野趣あふれる岩造りの露天風呂、サウナがあり、日帰り入浴もOK!

モーニングコーヒーがいただける、木のぬくもりあふれるメインロビー
モーニングコーヒーがいただける、木のぬくもりあふれるメインロビー

宿泊プラン「福とら・真フグの宴コース」なら、夕食に平均3kgを超える「福とら」を使った贅沢な会席料理をいただけます。「福とら」のてっさ、てっちり、真フグの唐揚げだけでなく、前菜やお造り3点盛、季節の煮魚、あさりごはんも登場するコースで、福島の海の幸を堪能して。

「飛天」 代表取締役・菅野貴拓さん

代表を務める菅野貴拓さんは「希少性の高いトラフグは値が張るイメージがありますが、まずは皆さんに『福とら』のおいしさを知ってもらいたい」と、低価格帯の「福とら」会席コース付きの宿泊プランを企画したのだそう。「福とら」を贅沢に食べられて1泊2万円以下というのはかなりリーズナブルですよね。

■飛天(ひてん)
住所:福島県相馬市和田中迫104-3
TEL:0244-38-7000
チェックイン:15時~
チェックアウト:~10時
料金:「福とら・真フグの宴コース」宿泊プラン1泊2食付き1万8700円(2名1室利用)、1万7600円(3名以上1室利用)
日帰り入浴:受付時間10~17時、定休日第1・3月曜(祝日の場合は翌日)、入浴料800円

\  飲食店もホテルも!まだある「福とら」提供店↓  /


美しい松川浦や温泉に癒やされる相馬市で、「福とら」料理を堪能して大満足。水揚げ漁港があるからこそ、鮮度抜群なうえ、輸送費が抑えられリーズナブルだし、気軽なランチから本格会席まで選択肢もたくさんあります。「福とら」のブランド化で、提供する飲食店や宿は絶賛拡大中。フグといえば「西の下関、東の相馬」とよばれる日も近いかも!福島に幸福を呼び込み、口福ももたらす「福とら」を食べに、今こそ相馬市におでかけしてみませんか。

サンセットビューが美しい松川浦(画像提供:相馬市)
日本百景にも選定される松川浦(画像提供:相馬市)

\ 「福とら」を食べに相馬市へ行こう! /


Text:伊藤あゆ
Photo:村岡栄治、飛天、相馬市

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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