【千葉県】勝浦で大満足の日帰り旅! 南房総の潮風でリフレッシュ
吹き抜ける潮風が心地よく、自然豊かな避暑地として知られる千葉県・勝浦エリア。歴史ある朝市に、スパやレストランが揃う最新複合施設、自然が作りだした絶景など、勝浦の魅力を楽しみ尽くすドライブへ出かけよう!
Summary
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勝浦駅から出発!
車で約4分
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勝浦朝市/地域の温もりを感じるマーケットでおみやげ探しを
天正19年(1591)に始まり、430年以上の歴史を誇る勝浦朝市は、輪島、飛騨高山と共に日本三大朝市といわれています。
朝早くから魚介類や干物、野菜や果物など、おいしそうな旬の食材がたくさん並んでいるので、つい買いすぎてしまいそうです。
季節、時間、曜日によって楽しみ方はさまざま。
取材時は平日だったので、地元のお客さんがほとんど。ゆったりとした時間のなかで店主との会話を楽しむ様子が見られました。
休日は観光客が多く、出店も多くなるため、より活気づいた雰囲気になるそうです!
野菜や果物などはその時々の旬のものを販売しているので、時期ごとに品揃えは変わるのだとか。お店の人に名物を教えてもらったり、おすすめの食べ方を聞いたりできるのも、朝市ならではの醍醐味。
地域の温かさを感じるひと時を過ごすことができました。
■勝浦朝市(かつうらあさいち)
住所:千葉県勝浦市浜勝浦・勝浦
アクセス:JR勝浦駅から徒歩10分
TEL:0470-73-2500(勝浦市観光協会)
営業時間:6時30分~11時(目安)
定休日:水曜・元日
徒歩すぐ
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SPAiCE COFFEE HOUSE/こだわりのコーヒー片手に憩いのひと時
朝市を楽しんだ後、街を散策しているとレトロな暖簾が目を引くお店が現れました。
こちらの「SPAiCE COFFEE HOUSE(すぱいすこーひーはうす)」は、テイクアウト中心のコーヒー専門店。
築100年の古民家をセルフリノベーションした店舗は、漆喰壁などどこか和の趣が残りつつ、モダンな雰囲気も漂います。お洒落な空間で写真を撮りたくなります!
バリスタの黒沼さんいわく、コーヒー専門店でありながら、堅苦しくなく気軽に入れるカフェを目指しているのだとか。実際、この日も朝市帰りのお客さんがひっきりなしに訪れ、店員さんと顔見知りのお客さんが会話を楽しんでいました。
休日には観光客やファミリーも多く訪れ、地域の憩いの場となるそう。
おすすめは「スパイスラテ」。カフェラテにジンジャーシロップを加えたオリジナルドリンクです。奥深いコーヒーの味わいとともに複雑なスパイスがふわりと香り立つ、特別な一杯。
シロップが甘すぎないので、コーヒーの苦みもしっかり楽しめるのがうれしいですね!
実はこちらの「SPAiCE COFFEE HOUSE」、朝市に出店する自転車コーヒー屋台「SPAiCE COFFEE(すぱいすこーひー)」が出発点。屋台では注文を受けてから一杯ずつハンドドリップで提供する「ブレンドコーヒー」ホット500円、アイス600円が人気を集めています。
朝市出店から9年目を迎え、2022年に実店舗である「SPAiCE COFFEE HOUSE」を構えたのだそう。
自転車コーヒー屋台は朝市の開催日は出店しているので、朝市を巡りがてらコーヒーをいただくのもおすすめです。
■SPAiCE COFFEE HOUSE(すぱいすこーひーはうす)
住所:千葉県勝浦市勝浦111
TEL:なし
営業時間:8~20時
定休日:無休
アクセス:JR勝浦駅から徒歩7分
車で約8分
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ファミリーレストランこだま/地元熱愛の人気店で「勝浦タンタンメン」を!
「ファミリーレストランこだま」は、創業50年以上の老舗ファミリーレストラン。長年にわたり地元に愛されてきた、1日に300人以上が訪れることもある超人気店です。
こちらで味わえる勝浦タンタンメンは、海女さん・漁師さんが寒い海仕事の後に、冷えた体を温めるメニューとして定着した、ご当地グルメ。
スープに芝麻醤(チーマージャン)や練りごまを使った中国料理の担々麺とは異なり、勝浦タンタンメンは、醤油ベースのスープにラー油がたくさん使われています。
具材はみじん切りのタマネギとひき肉を入れるのが一般的ですが、ニンニク、ニラ、ネギが入ったり、スープが味噌ベースになっていたりと、お店ごとに特色を活かしたメニューを提供しているのも特徴です。
こだまの看板メニュー「タンタンメン」800円の魅力は、なんといっても絶妙な辛さのスープ。熱々のスープを一口すすると、その味わい深さに驚きます!
ピリッとラー油の辛みがありながら、コクや甘みも感じられてまさに病み付きになる味。中にはすべて飲み干す人もいるのだとか。
具材はタマネギ、ひき肉に白髪ネギとシンプル。スープや麺と相性抜群です!
豊富なメニューのラインアップも魅力で、何十年も通うリピーター客も多いそう。地元民からも観光客からも愛される、勝浦に来たら外せない名物グルメを味わいましょう!
■ファミリーレストランこだま(ふぁみりーれすとらんこだま)
住所:千葉県勝浦市鵜原831
TEL:0470-76-1063
営業時間:10時30分~14時30分LO、17時~19時30分LO
定休日:水・木曜
駐車場:13台
アクセス:JR鵜原駅から徒歩4分
車で約3分
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edén/海辺のスパ・レストランでリゾート気分を楽しもう
かつうら海中公園の敷地内に誕生した、スパやレストラン、ショップが集まる2階建ての複合施設。市内の景勝地、鵜原理想郷にちなんで「edén(えでん)」と名付けられたそう。オールオーシャンビューのロケーションで、海を眺めながらリラックスタイムを過ごせるスポットです。
建物の2階にある水着着用のスパは、一面オーシャンビューで開放的な雰囲気!
水着は1000円でレンタルできるので、手ぶらでも安心して利用できます。 海を眺めながら天然温泉や屋外プールで癒やされましょう。
屋外プールは、入り江を一望するインフィニティプール。ここから穏やかな海を見渡すと、まるで水平線と一体になったような気分に!
屋外プールの脇にはビューテラスが広がり、デッキチェアでくつろぎながらおしゃべりを楽しむのもおすすめです。
建物の1階にあるのは、地元で水揚げされた魚介を使った地中海レストラン。パエーリャやタパスなどの単品メニューのほか、ドリンクメニューも豊富に揃います。
「エデン ニューイングランドIPA」1200円は、勝浦のクラフトビール醸造所「THRILLER BEACH BREWERY(すりらー びーち ぶるわりー)」で造られたオリジナルのクラフトビール。2種類のホップを使用しており、フルーティで爽やかな味わいが特徴です。
「クランベリー ジュース」700円は果実入りでかわいらしいビジュアル。思わず写真を撮りたくなります!
食事も楽しむなら「パエーリャ・デルマーレ(シーフード)」4800円(2人前)をチョイスして。魚介のだしがしっかり感じられるパエーリャで、米は千葉県の品種「ふさこがね」を使用しており、地元食材へのこだわりが感じられます。もちろんクラフトビールとの相性も抜群です!
大きな窓の外には海のパノラマが! 店内でゆったりと食事とお茶を楽しむのはもちろん、テラス席には足湯があるので、天気のいい日は足湯に浸かり、海を眺めながらの食事もオススメですよ。
施設の入り口には厳選された商品を販売するショップコーナーも。地域の特産品やレストランオリジナル商品、Tシャツやマグカップなどのオリジナルグッズが並びます。
「自家製グラノーラ」900円、「edèn オリジナル シトラスドレッシング」800円は、いずれもレストランで提供するサラダにトッピングしている商品。自宅でもレストランの味を楽しめるので、ぜひゲットして!
■edén(えでん)
住所:千葉県勝浦市吉尾272 かつうら海中公園内
TEL:0470-64-6370(レストラン)、0470-64-6377(スパ)
営業時間:スパ10~19時、最終受付17時(夏季営業期間(7~9月、GW)は~21時、最終受付19時)、
レストラン11~17時LO(夏季営業期間は~20時LO)、ショップ10~19時(夏季営業期間は~21時)
※スパは予約不可、レストランは予約可
定休日:無休
料金:入場無料(スパは大人2時間3000円~)
アクセス:JR鵜原駅から徒歩15分
徒歩すぐ
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かつうら海中公園 海中展望塔/海中と海上から勝浦の自然美を満喫
勝浦の沖合い60mに立つ高さ24.4m、水深8mの海中展望塔。季節を問わず海中の様子を見ることができる施設です。
海の上に架かる橋を渡って、展望塔を目指しましょう! 展望塔へ続く橋からは、太平洋のさまざまな表情が楽しめます。入り組んだ海岸線の白い岩肌も間近に見え、ダイナミックな絶景に圧倒されました!
展望塔の階段を下へ下へと降りていくと、いつの間にか海中へ! 海中の展望室には24の海中窓があり、季節ごとにたくさんの魚や海の生物を観察できます。
普段見ることのできない海底の世界に、思わずテンションが上がります。
海上の展望室も見逃せないポイント。そこには水平線を望む360°の大パノラマが広がり、鵜原理想郷など、勝浦の海岸美を楽しめます。海中と海上の両方から、南房総の自然を満喫しましょう!
■かつうら海中公園 海中展望塔(かつうらかいちゅうこうえん かいちゅうてんぼうとう)
住所:千葉県勝浦市吉尾174
TEL:0470-76-2955
営業時間:9~17時(最終入場は16時30分)
定休日:無休(荒天時閉館あり)
料金:入場980円
アクセス:JR鵜原駅から徒歩15分
車で約5分
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鵜原理想郷/静かな入り江の彼方に青い海が広がる
「鵜原理想郷(うばらりそうきょう)」は、太平洋の荒波によって浸食された、ギザギザとしたリアス式海岸が続く景勝地。複雑な自然造形は与謝野晶子をはじめとする多くの文人墨客に愛されました。
鵜原理想郷には、いくつかの景勝ポイントがありますが、今回、ぜひ行きたかったのが「手弱女平(たおやめだいら)」。勝浦の海をバックに、鐘付きの白いデザインベンチが立っていて、絶好のフォトスポットになっているんです。
紺碧の海に突き出た岬からは、ギザギザとした神秘的な地形が見渡せます。
手弱女平までは、駐車場からはおよそ徒歩20分。自然の中をくぐり抜ける遊歩道を通っていくので、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
吹き抜ける潮風の中で、雄大な自然美を楽しみましょう!
■鵜原理想郷(うばらりそうきょう)
住所:千葉県勝浦市鵜原
TEL:0470-73-2500(勝浦市観光協会)
営業時間・定休日:散策自由
アクセス:JR鵜原駅から徒歩7分
車で約3分
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GOAL
鵜原駅
地元の朝市を巡ったり、海絶景を見たりと、日帰りでも十分に旅行気分を味わえる勝浦。都心から気軽に行ける距離なので、週末にふらっと旅してみてはいかが?
Text:るるぶ編集部(中村美咲)
Photo:西村光司
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