【小布施】旬の果物たっぷりのタルト専門店を巡る秋のおさんぽ♪

【小布施】旬の果物たっぷりのタルト専門店を巡る秋のおさんぽ♪

タルト 季節のフルーツ フィンガースイーツ スイーツ カフェ カフェ巡り
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

長野県北部にある町、小布施町。江戸時代から多くの人が行き交う交通の要所として栄え、江戸浮世絵師の葛飾北斎や俳人の小林一茶など、多くの文人墨客に愛された歴史を持つ町です。寺社仏閣や町並みなど、みどころは多数ありますが、豊かな自然も魅力のひとつ。ブランドの「小布施栗」をはじめ、リンゴやブドウなどおいしい農産物が育つ環境が整っています。今回ご紹介するのは地元で育ったフルーツや栗をたっぷり使ったタルト専門店です。秋の小布施散策を楽しみながら、おいしい旬の味覚を味わう時間を満喫しに出かけてみませんか?

Summary

ワンハンドで食べられるミニタルト専門店「Garari cafe」

古い街並みに馴染むシックな外観。大きな軒下はテラス席になっていて、2階のギャラリーには小布施町在住のアーティストの作品が展示されています
古い町並みに馴染むシックな外観。大きな軒下はテラス席になっていて、2階のギャラリーには小布施町在住のアーティストの作品が展示されています
カウンターでサクッとオーダーできる手軽さが嬉しい店内。ショーケースには、常時10種類ほどのミニタルトが並んでいます
カウンターでオーダーしたメニューはイートインも可能。ショーケースには、常時10種類ほどのミニタルトが並んでいます

「現代の北斎が佇む、アートスポットへ」をテーマに、北斎館の敷地内に2023年4月オープンした「Garari(がらり)」。なかでも多くの世代から人気を集めているのが、1階に入るミニタルト専門店「Garari cafe(がらりかふぇ)」です。

プレートで提供されるミニタルトは、そのまま手で持って「いただきます」。果物はもちろん、小麦粉やたまごも半径30km圏内にこだわります
「北信州産りんご紅茶のタルト」420円(左)、「オブセ牛乳の濃厚生チョコタルト」500円(右)

片手パクっと食べられる、手頃なサイズ感が人気の優しい甘さのタルトは、小布施町から半径30km圏内で生産された地域の素材を使うのがこだわりです。人気のメニューは、生クリームの代わりにオブセ牛乳をたっぷり使った「オブセ牛乳の濃厚生チョコタルト」や、秋冬に登場する「北信州産りんご紅茶のタルト」。ドリンクには、小布施栗のペーストが入った「小布施栗オレ」700円がおすすめです。

Garariのロゴが入ったピクニックボックスのような化粧箱。紙のカップで提供されるドリンクは、そのままテイクアウトできます
Garariのロゴが入ったピクニックボックスのような化粧箱。紙のカップで提供されるドリンクは、そのままテイクアウトできます

街歩きやおみやげなどテイクアウトの利用には、カフェオリジナルの化粧箱(有料)が用意されています。4個入りと8個入り、2種類のサイズから選べるので、みんなでシェアして、好みのタルトやキッシュを楽しみましょう。

小布施在住のアーティストが手がけるアクセサリーや雑貨も

「Garari Showcase(ガラリショーケース)」と名のついたギャラリースペース。展示作品は購入も可能です
「Garari Showcase(がらりしょーけーす)」と名のついたギャラリースペース。展示作品は購入も可能です
手元や胸元、耳元をパッと華やかに彩る天然石のアクセサリー。商品は不定期に入れ替えがあるそうなので、じっくりお気に入りを見つけてみては
手元や胸元、耳元をパッと華やかに彩る天然石のアクセサリー。商品は不定期に入れ替えがあるそうなので、お気に入りを見つけてみて

カフェの2階は、気軽に立ち寄れるギャラリーもあります。小布施町在住の7名の作家の作品を扱っていて、2024年春以降には企画展なども開催する予定があるそう。現在は、押し花を使って作られた絵や、葛飾北斎の作品をモチーフにした洋服、家具、雑貨などがみられます。

■garari café(がらり かふぇ)
住所:長野県上高井郡小布施町小布施485
TEL:026-477-2466
営業時間:カフェ10〜17時、ギャラリー10〜16時
定休日:木曜

ランチとタルトが味わえる姉妹店「KUTEN。fruit&cake」もチェック!

Garariから徒歩15分ほどの場所にある「KUTEN。」
「Garari café」から徒歩15分ほどの場所にある「KUTEN。」

「Garari café」から徒歩15分。2021年にオープンした「KUTEN。fruit&cake(くてん。ふるーつあんどけーき)」は、Garari cafeの姉妹店。もとは小布施町が運営するみやげ物店と蕎麦店だった建物をリノベーションしてできたカフェ&パティスリーです。店頭に並ぶ、常時8~10種類ほどの1ホールで作られるタルトのほか、こだわりの焼き菓子や、ランチメニューもあります。「Garari café」同様に、小布施町から半径30km圏内で生産された素材を使い、旬の味が楽しめるお店です。

季節の野菜がたっぷりのランチは、選べるメインに3種のデリとスープ、ドリンクがついてきます。写真は本日のキッシュランチ1500円
季節の野菜がたっぷりのランチは、選べるメインに3種のデリとスープ、ドリンクが付いてきます。写真は「本日のキッシュランチ」1500円
コーヒー生地を使って大人な味のモンブランタルト。いずれも持ち帰りOKなので、お土産やギフトにもおすすめです
コーヒー生地を使った大人の味の「モンブランタルト」1ピース700円(手前)。いずれも持ち帰りOKなので、おみやげやギフトにもおすすめです

ランチは、選べるメインに3種のデリとスープ、ドリンクが付いてきます。「いろんな味を少しずつ食べたい」という希望を満たしてくれるカラフルなプレートで、季節の野菜もたっぷり。

タルトメニューは「Garari café」のメニューと同じメニューで、りんごやチョコレートのほか、小布施栗をふんだんに使った「モンブランタルト」や、季節のフルーツをあしらった「フルーツタルト」1ピース700円が人気です。白砂糖を使用していないので、優しい甘さにホッと心が安らぎます。

ドリンクは、季節ごとに変わるフルーツティーや町内にある「マルテ珈琲焙煎所」のブレンドコーヒー、オブセ牛乳のカフェオレなど。小布施の町を味わえるよう、厳選されたメニューが揃います。

お持たせ用の紙袋や、県内のイラストレーターとコラボしたという可愛らしい化粧箱もありました
お持たせ用の紙袋や、県内のイラストレーターとコラボしたという可愛らしい化粧箱もあります(共に有料)

店頭で販売されているクッキーや栗の焼き菓子、季節のパウンドケーキは、ちょっとした手みやげに嬉しい個包装タイプ。お礼やプレゼントにも喜ばれそうです。

オシャレなリノベ空間で、くつろぎのランチ&カフェタイムを

梁や高天井が見事な奥の空間には、ゆったりくつろげるソファー席が2席あります
梁や高天井が見事な奥の空間には、ゆったりくつろげるソファー席が2席あります

店内は、古民家の雰囲気を残した心地よい空間。元の建物の形や廃材を生かし、スタッフや大学生がDIYでリノベーションし、壁の色や家具、照明なども自分たちで手掛けているそう。もともとは岩松院の僧侶たちが暮らす建物だったといい、テーブル席の奥にある床の間に、少しだけ当時の様子が伺えます。

外の景色が楽しめる大きな格子窓。秋には紅葉、春には桜など、四季折々の景色が楽しめます
外の景色が楽しめる大きな格子窓。秋には紅葉、春には桜など、四季折々の景色が楽しめます

歴史や文化、町並みなどと、ゆっくり流れる時間を味わいながら、小布施の旅の思い出のひとつに、ランチやティータイムで思い思いの時を過ごしてみてはいかがでしょう。

■KUTEN。fruit&cake(くてん。ふるーつあんどけーき)
住所:長野県上高井郡小布施町雁田604
TEL:026-214-2849
営業時間:テイクアウトは10〜17時(売り切れ次第終了)、 カフェは11〜17時(16時30分LO)
定休日:月曜

Text:間藤まりの
Photo:松本千尋

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください