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【埼玉・飯能】発酵のテーマパーク「OH!!! ~発酵、健康、食の魔法!!!~」でキムチ作り体験や発酵グルメを楽しもう!

【埼玉・飯能】発酵のテーマパーク「OH!!! ~発酵、健康、食の魔法!!!~」でキムチ作り体験や発酵グルメを楽しもう!

食・グルメ 発酵 カフェ 複合施設 埼玉県 るるぶ&more.編集部
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埼玉県飯能市に位置する「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~(おー はっこう、けんこう、しょくのまほう)」は、発酵をコンセプトにした複合型観光施設。敷地内には発酵食品を取り揃えたセレクトショップ、糀や乳酸菌入りのフード、スイーツ、ドリンクが味わえるカフェ、薪を使った創作発酵料理のレストラン、発酵に関連するワークショップも開催しています。日本の食文化に欠かせない、発酵食品の魅力とパワーを体験しに訪れてみました。

Summary

名勝・天覧山の麓に広がる緑豊かな複合型観光施設

飯能市の中央公園通り沿いに位置する。駐車場は4カ所、計56台
飯能市の中央公園通り沿いに位置する。駐車場は4カ所、計56台
左の建物が発酵食品のショップ「八幡屋」、右はデリカフェ「Piene Café」
左の建物が発酵食品のショップ「八幡屋」、右はカフェ「Piene Café」

「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」は、2020年に埼玉県飯能市のシンボルである天覧山の麓に誕生しました。飯能駅から徒歩約15分、バスを利用する場合は飯能駅から西武飯能日高行きで約5分、バス停「OH!!!・天覧山下」下車、徒歩約3分の距離です。

目に見えない微生物である乳酸菌や麹菌の働き=発酵によって作られる発酵食品。その歴史は古く、味噌やしょうゆ、みりん、鰹節、漬物、納豆など身近な食品ばかりで、日本の食文化の象徴ともいえます。腸内環境を整え、免疫力アップに効果的な発酵パワーを「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」では買って、食べて、作って、さまざまな角度から体験できます。

豊かな自然に囲まれた敷地内。天覧山の登山口もあるので、ハイキングもできる
豊かな自然に囲まれた敷地内。天覧山の登山口もあるので、ハイキングもできる

紅葉の名所としても知られる能仁寺の敷地内に位置する「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」。中央公園通りに面して発酵食品のセレクトショップ「八幡屋(やわたや)」とカフェ「Piene Café(ぴーね かふぇ)」が、緑の散策路を進むと、薪火と発酵のレストラン「Femy_(ふぇみー)」が、その隣には発酵食品作りのワークショップを開催する「パリシャキ研究所(ぱりしゃきけんきゅじょ)」があります。

オリジナルのキムチが作れる!「パリシャキ研究所」でワークショップに参加

キムチの歴史や「ご飯がススムキムチ」の開発秘話などの解説を受ける
キムチの歴史や「ご飯がススムキムチ」の開発秘話などの解説を受ける

発酵の力を体験できる「パリシャキ研究所」ではキムチ、フルーツビネガー、My発酵ぬか床づくりのワークショップを開催しています。今回は一番人気の「オリジナル“ご飯がススムキムチ”づくり」(所要1時間、参加料1500円)に参加しました。スーパーマーケットでよく見かけるキムチ「ご飯がススムキムチ」に使われているヤンニョム(キムチの素)に、さまざまな調味料を混ぜて自分好みのキムチを作ります。
※ワークショップは2023年10月現在、10名以上の予約のみ受付

キムチの素となるヤンニョム。細切り大根も入っているので食感も楽しめる
キムチの素となるヤンニョム。細切り大根も入っているので食感も楽しめる
OH!!! ~発酵、健康、食の魔法!!!~
調味料は唐辛子、ハチミツ、りんご、梨、糀甘酒、きび砂糖、ゴマ油、かつお節、ショウガ、ニンニク、赤ワインビネガー、魚粉、スルメイカ、納豆昆布など

まずは、キムチ作りのベースとなるヤンニョムの味をチェック。ヤンニョムは唐辛子やニンニク、ショウガ、オキアミの塩辛などを合わせたもので、韓国料理には欠かせない調味料です。ご飯がススムキムチのヤンニョムは、カツオのうま味とリンゴの甘みが特徴で、日本人好みの味付けとなっています。

このヤンニョムに調味料を加えていくのですが、調味料は23種類も用意されていて、何を加えたらいいのか悩むところ。ここで講師の菅野詩歩さんからまずはキムチの味を決める、そして辛味を強調したい場合は唐辛子、コクと甘みを出したいなら糀甘酒やきび砂糖、うま味を追加したいときは魚粉がおすすめとアドバイスが。変な味になったらどうしよう…。など不安はありますが、ここは研究所!自由研究のごとく、不安を好奇心に変えていろいろ試してみるのがベストだそうです。ただし、ニンニクとオキアミの塩辛は、入れすぎると後戻りできない味になるので注意が必要。

辛さとコクがあるキムチが好きなので、粉末唐辛子、辛味を引き出すゴマ油、オキアミの塩辛、コショウ、しょうゆでコクを出すようにしました。味見をしながら好みのヤンニョムに近づけていき、最後にスルメイカと納豆昆布を入れてうま味を足します。よく混ぜ合わせたら、塩漬け白菜に加えて手で揉み込むように混ぜていきます。

限定のラベルをパックに貼っていく
限定のラベルをパックに貼っていく

混ぜ終わったらパックに詰めて、ラベルを貼れば完成!販売している「ご飯がススムキムチ」とは異なるワークショップ限定のラベルはレア感あり。季節によってラベルのデザインは変わるようで、10月は紅葉がプリントされていました。ラベルの食品表示部分を見てみると、原材料名に“体験の思い出”、“その場の勢いなど…”とユニークな情報が書かれていておもわず笑みがこぼれます。

フォトスポットもあるので完成したオリジナルのご飯がススムキムチを撮影してみよう
フォトスポットもあるので完成したオリジナルのご飯がススムキムチを撮影してみよう

完成したキムチは「パリシャキ研究所」内に設置されている撮影ボックスで、本物の商品のように撮影できます。帰宅後は冷蔵庫に保管して、ひと晩寝かすのがポイント。味がなじんでおいしさがアップします。

カフェ「Piene Café」でランチ&スイーツ休憩

ランチ・スイーツ休憩をするならカフェ「Piene Café」へ。発酵食品に欠かせない糀を使ったカレーや、「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」を運営するピックルスコーポレーションがぬか漬けから発見した、植物由来のピーネ乳酸菌入りヨーグルトなどを提供しています。

「自家製ヨーグルトの発酵カレー」サラダ、ドリンク付き1300円(テイクアウト単品900円)
「自家製ヨーグルトの発酵カレー」サラダ、ドリンク付き1300円(テイクアウト単品900円)

人気の「自家製ヨーグルトの発酵カレー」は、お皿いっぱいにカレーが入ったボリューミーなビジュアル。ほどよい甘さと酸味、スパイスの香りもよく、まろやかな味わいで、ピーネ乳酸菌の自家製ヨーグルトに漬け込んだチキンが驚くほどに軟らか!こちらはテイクアウトもOKなので、敷地内にある緑に囲まれた小さな広場でいただくのもいいですね。ドリンクに選んだ米糀ジンジャーエールもショウガの風味と特製シロップの甘さが絶妙でおすすめです。

こちらは看板スイーツの「糀を使ったさくさくクッキーのシュークリーム(ダブルクリーム)」300円。軽やかでやさしい甘さが特徴の糀を使った特製生クリームと、濃厚なバニラビーンズ入りのカスタード、発酵バターを使ったサクサク食感のシュー生地との組み合わせは、いうまでもなく最高です。
※「Piene Café」は2024年内に業態変更予定

「糀でつくる手作りジンジャーエールの素」1300円
「糀でつくる手作りジンジャーエールの素」1300円

「Piene Café」はパンや焼き菓子などオリジナル商品も多数販売しています。米糀ジンジャーエールが気に入ったので、ジンジャーエールの素をおみやげに買って帰りました。ショウガ糀にきび砂糖とスパイスを加えるだけで簡単に作れます。炭酸水やお湯、紅茶で割ったり、アレンジはいろいろ。

セレクトショップ「八幡屋」とレストラン「Femy_」もチェック

およそ500種類の発酵食品が並ぶ
およそ500種類の商品が並ぶ

発酵食品のセレクトショップ「八幡屋」にも注目です。国産食材、無添加にこだわる八幡屋オリジナルのキムチや漬物をはじめ、全国各地から選りすぐりの発酵食品が集結。このほか、飯能市を中心に採れたての地場野菜などを取り揃えた「飯能マルシェ」も併設しています。

八幡屋自慢のお漬物食べ比べ 熟成玄米セット500円。味変でお茶漬けにもできる
「八幡屋自慢のお漬物食べ比べ 熟成玄米セット」500円。味変でお茶漬けにもできる

「八幡屋」では飲食コーナーやテラス席も設けていて、オリジナルの漬物を食べ比べできる「八幡屋自慢のお漬物食べ比べ 熟成玄米セット」をいただくことができます。ほかにも糀甘酒を使った「糀ソフトクリーム」300円、「ご飯がススム入りの和牛キムチコロッケ」180円などのグルメも充実。

巨大な薪火窯を備えた「Femy_」の店内。飯能市の森林から伐採した間伐材を使用する
巨大な薪窯を備えた「Femy_」の店内。飯能市の森林から伐採した間伐材を使用する
薪窯焼きのメイン料理(日替わり)にお造りやサラダなど付いたランチの「健酵彩菜コース」3250円
薪窯焼きのメイン料理(日替わり)にお造りやサラダなどが付いたランチの「健酵彩菜コース」3250円 ※写真はイメージです

「Femy_」は薪窯で焼き上げた料理と発酵食品を堪能できるレストラン。自家製塩糀に漬け込んだ大山鶏、八丁味噌で仕上げた和風ビーフシチュー、薪窯焼きの黒毛和牛ステーキなど、日本古来の発酵・熟成と最先端の調理法を融合した料理をランチ、ディナーでゆっくりいただけます。

発酵食品の魅力とパワーを体験できる「OH!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」。せっかく訪れたからには能仁寺を参拝したり、標高197mの天覧山でハイキングを楽しむのもいいですね。今度の休日は飯能市までぜひ足を運んでみてください♪


Text:木村秋子(editorial team Flone)
Photo:木村秋子、株式会社OH

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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