【鹿児島】「茶寮ささの」で北薩摩のお茶を楽しむ♪
鹿児島県内には「お茶処」と称する場所が複数ありますが、こちらもそのひとつ。薩摩川内市東郷町、街の喧噪とは無縁の牧歌的な風景が広がる場所にあるのが「茶寮ささの」。自社農園・工場で一貫してお茶作りを行う「笹野製茶」が営むカフェです。1杯ずつ丁寧に入れてくれる自慢のお茶や日替わりのスイーツを、和洋折衷のモダンな店内でのんびり楽しみましょう。
Summary
大通りから1本奥にはいった場所にある、まさに隠れ家カフェ
鹿児島中央駅からだと車で約1時間、南九州西回り自動車道薩摩川内都ICからだと約25分。どちらを起点にしても、店舗に近づくにつれ左右に田畑が広がる狭めの田舎道を進みます。この道で大丈夫?と不安を抱えつつも車を走らせていると……ありました♪
まるで高級料亭みたいなたたずまい。ここが今、鹿児島のカフェ好きの間で話題の「茶寮ささの」です。オープンは2019年5月1日、そう!令和の幕開けと同時にスタートしました。
外観の見た目と店内の雰囲気のギャップもステキ
重厚な白壁の引戸をあけて中に入ると、外観からは想像しにくい和洋折衷の内装にちょっとびっくり。「うちには紅茶もあるし抹茶もある。それぞれを楽しむ人が違和感なく寛げる空間にしたかった」というオーナー笹野さんの思いを形にしたのがこの店内です。
入ってすぐは笹野製茶の商品が並ぶ物販スペース。正面の壁にはレンガが積まれているなど欧風テイストですが、奥のカフェスペースは竹やクスノキ、スギなどを使用し随所に和の雰囲気を漂わせています。
カフェスペースには、テーブル席と茶室でもある和室があります。茶室にはイスとテーブルを用意。お作法がわからない、正座が苦手…という人にも気軽に茶道に親しんでもらいたいとの思いから立礼式を採用したそうです。
とはいえ、ちゃんと炉は切ってあるしにじり口(茶室に入る小さな入口)も設けてある本格的な茶室です。希望すればにじり口から茶室へ入室も可能とのこと。
クラシックが静かに流れる店内では、お茶やお花のワークショップ、地元洋菓子店とのコラボイベントなども定期的に行われています。地元の人たちの集いの場としても活用されているんですね。
お茶と和菓子のマリアージュ♡どの組み合わせにしようかな
現在13品種のお茶を作っている笹野製茶。鹿児島県内にはいくつものお茶の生産地がありますが、地域ごとに味の特徴は全く違うそうです。こちらのお茶の特徴はまろやかなうま味。
笹野さん曰く「強いて言えば、うま味が強い出汁系の味かな」とのこと。
カフェではそんな笹野製茶の「煎茶」、「桑茶」、「紅茶」、「ほうじ茶」単品各660円のほか、「抹茶ラテ」、「ロイヤルミルクティー」単品各880円などを含めた11種類を楽しめます。
お茶と一緒にぜひとも味わいたいのが、和菓子職人でもあるスタッフが作るスイーツです。
笹野製茶のお茶の粉末や地元産のフルーツを使った和洋菓子3種類を楽しめます。
11種類のお茶から一つ選び、スイーツとのセットでオーダーするシステムです。
飲んで食べて、お茶のおいしさを存分に堪能しましょう。
お茶だって「ジャケ買い」しちゃうよね
おいしくいただいたお茶の味、自宅でも再現したいですよね。こちらではカフェで提供しているお茶のほか、笹野製茶の商品の販売もしていますよ。工場の建物をモチーフに作ってもらったというロゴやイラストが都会的でおしゃれ♪ ついジャケ買いしたくなります。
洗練されたデザインのパッケージだから友人・知人へのプレゼントにも最適。「センスいいね」って思われること請け合いです。もちろん、お茶の味もGoodですから!
Text&Photo:TJカゴシマ編集部
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