食・グルメ
2023.11.14
【鹿児島空港周辺カフェ】「時 TOKI KIRISHIMA」が2023年8月オープン！お茶と眺望を楽しみながら、ゆったりと「時」を過ごせる素敵カフェ
このところ鹿児島ではお茶屋さん直営のカフェが次々と登場しています。鹿児島空港から車で10分ほどの場所に2023年8月にオープンした「時 TOKI KIRISHIMA（とき きりしま）」もそのひとつ。ただしコチラ、大正6年（1917）創業の老舗・今吉製茶がプロデュースというから注目度が違います。今吉製茶自慢のお茶を使ったランチやスイーツ、そして“目からウロコ”のお茶の楽しみ方まで、余すことなくご紹介します！
老舗製茶店がプロデュースする霧島茶カフェ誕生
鹿児島の空の玄関口・鹿児島空港がある霧島市溝辺町は、県内でも有数のお茶の生産地。空港周辺にも広大な茶畑が広がっていて、茶畑越しに離発着する飛行機を見かけるのもこの地域ならではの風景です。
そんな場所に2023年8月に誕生したのが「時 TOKI KIRISHIMA」。若い世代に霧島茶の良さ・おいしさを知ってほしいと、大正6年(1917)創業の「今吉製茶」が全面プロデュースしたカフェです。
店内に入りまず目にするのが、煎茶、ほうじ茶、和紅茶など、ずらりと並んだ今吉製茶の商品の数々。なかには煎茶の最適な蒸らし時間=1分を計れる砂時計などグッズもあります。
さてここでクエスチョン。店名にどうして「時」が入っているのでしょうか?
正解は……こちらでは“時”間に合わせたお茶を選ぶことを提案しているから。
朝はシャキッと目覚めるよう味がしっかりとした濃い茶。昼はアミノ酸値の高い品種をブレンドしたお茶。夜は飲んでスッキリ1日を終わらせられるようカフェイン少なめのお茶…というような具合に。朝昼晩と同じお茶を飲んでいましたが、確かにその通りですよね。
シチュエーションによって茶葉を変える……ありそうでなかった“目からウロコ”の提案だと思いませんか。
景色を愛でながらお茶ランチを堪能
店舗奥がカフェスペースです。ゆったりくつろげるテーブル席や予約もできる個室仕立ての特別席、窓際のカウンター席、そして外のテラスにもカウンター席が設けてあります。
店内は窓が大きく開放的な雰囲気。よく見ると窓枠がかなりしっかり縁取られています。これは額縁をイメージしたからだそうで、窓から見える霧島連山を絵画のように見てほしい…そんな思いが込められています。
「時間によってお茶を楽しむ」というこだわりはカフェで提供するランチにもあらわれています。社長の「食前茶・食後茶を楽しんでもらおう」という呼びかけで完成したのが「時 TOKI KIRISHIMAランチ」1760円です。メインを肉・魚から好みで選べますが、今回は魚をチョイスしました。口の中がさっぱりする冷たい食前茶を飲みながら料理を待ちます。
メインの真鯛にはお茶で作ったソースがかけられています。またほかの副菜にも工場から直送のいろんな種類の茶葉を取り入れているそうです。
なかでも気に入ったのが茶葉とエビのふりかけ。香ばしくってご飯をお替わりしたくなっちゃいます♡
ちなみにお肉は紅茶で煮込んだローストポークがメイン。紅茶で煮込むことで臭みが取れて軟らかく仕上がるそうです。〆にはふんわり花の香りがする温かい食後茶をいただきます。
お腹も心も満腹、満足♪
お茶を使ったスイーツも見逃せません！
実は現在のカフェをオープンさせる前の1年ほど、本店でスイーツのみ提供するプチカフェを実験的に営業していたんだそう。その時にお客さんからいただいた感想やアドバイスを参考にブラッシュアップしたスイーツも提供しています。
オーガニック紅茶をまぜた台湾カステラとパンナコッタのセット「きりしまカステラきょうも紅茶」、ジェラートとフルーツを添えた「きりしまカステラとくべつ抹茶」です。台湾カステラは水分を逃さない南蛮釜で焼き上げてあるからふんわり&しっとり食感、程よい甘さも好印象です。
雄大な霧島の景色を眺めながらおいしいスイーツとお茶をいただく…、優雅なカフェタイムにぴったりですよね。
Text&photo：TJカゴシマ編集部
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
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