「柏島」徹底ガイド!美しすぎる透明の海を遊びつくす│高知
エメラルドグリーンの美しい海に囲まれた柏島(かしわじま)。海が透明過ぎて船が宙に浮いているように見えるのが、透明度で世界的に有名な地中海のランペドゥーザ島みたいとSNSで話題になりました。沖縄の離島のようにも見えますが、実はここ、四国の端っこにある小さな島なのです。いったいどんなところなのか、柏島の魅力を探ってみましょう。
四国の端っこにある、小さな島
柏島があるのは、高知県の最西端に位置する大月町。高知市内から車で約3時間と、四国内で「東京から最も遠いエリア」といわれるのもうなずけます。その分、日本とは思えないとびきりの美しい海に出合うことができますよ。
柏島は、大月半島の先端にある周囲約4㎞の小さな島。2本の橋で結ばれているので、車でのアクセスが可能です。400人ほどの人々が暮らし、島北東部にある集落では、細い路地に家々が並ぶ、どこか懐かしい風景が見られます。
多くの観光客で賑わう7~9月は、柏島観光情報発信センターがオープン。観光パンフレットや島内マップが手に入るほか、お店や宿、ダイビングショップなどを案内してもらえます。地元の特産品やお弁当も購入できますよ。
島内には駐車禁止エリアが設定されているので、車はセンターの駐車場か宿泊先の駐車場を利用しましょう。
■柏島観光情報発信センター(かしわじまかんこうじょうほうはっしんせんたー)
住所:高知県幡多郡大月町柏島600
TEL:090-5711-0735
営業時間:7~9月の9~16時
定休日:不定休
駐車場:171台(7~9月は1台500円)
息をのむ美しさ!絶景ポイント&みどころ紹介
SNSで話題の、まるでボートが宙に浮かんでいるような景色を見たいなら、夏の晴れた日を狙って!いつでも見られるわけではありませんが、船の影が海底にくっきり映る、8~10月の風のない正午前後がおすすめです。
大月半島から島へ渡る橋の手前に広がる「柏島白浜」は、その名の通りサラサラの白砂が美しい小さなビーチ。遠浅のおだやかな海を見ながら、砂浜をゆっくり散策して癒やしの時間を楽しみましょう。もちろん夏場は海水浴もOKです。
島の北東にたたずむ赤灯台は、島のシンボル的存在。青い海と空にくっきりと映える姿が目を引きます。
島の全景を望むなら、道の駅 ふれあいパーク大月から車で約15分ほどの場所にある「大堂山展望台」へ。360度の大パノラマが楽しめる、大堂山山頂の展望スポットです。
周辺には遊歩道が整備され、散策しながら雄大な自然を満喫できますよ。島の行き帰りに立ち寄りたいスポットです。
透明度抜群!海のアクティビティに挑戦
柏島の海を体感するなら、ぜひ海のアクティビティに挑戦を!透明な船底から色とりどりの魚やサンゴを観察できる人気のグラスボートは、船に乗ったまま海の中をのぞくことができるので、泳ぎが苦手な人も安心です。
黒潮と豊後水道がぶつかる海域に面し、1000種類以上の魚たちが暮らす柏島は、世界有数のダイビングスポット。初心者向けの体験ダイビングからライセンス講習まで、ダイビングサービスも充実しています。
ほかにも、釣りやシュノーケリング、SUP、海水浴など、海での遊び方はいろいろ。浅瀬でもサンゴや熱帯魚が見られるので、気軽に海の楽園を満喫できますよ。
島の海鮮グルメ&おみやげスポットはこちら
柏島でぜひ味わいたいのが、新鮮な魚料理!人気店の「魚ごころ」は、とれたての魚を使った漁師料理が評判の店。プリプリとした鯛の切り身を温かいご飯にのせて特製ダレをかけた、「ぷりぷり身のタイ丼ぶり」1200円が味わえます。
■魚ごころ(うおごころ)
住所:高知県幡多郡大月町柏島1096-2
TEL:0880-76-0077
営業時間:11時30分~15時
定休日:不定休
「柏島ヴィレッジ レストラン」では、本マグロを贅沢に使った「柏島産 本マグロ丼」3300円(季節によって変動する場合あり)のランチがおすすめです。
■柏島ヴィレッジ レストラン(かしわじまゔぃれっじ れすとらん)
住所:高知県幡多郡大月町柏島254番地1
TEL:0880-79-0254
営業時間:11~14時(13時45分LO)
定休日:木曜(7~9月は無休、冬期は不定休)
小さな島なので飲食店の数は多くありませんが、ほかにもレトロな喫茶店や食堂など、地元で愛されるお店がいくつかあります。
おみやげを探すなら、国道321号沿いの「道の駅 ふれあいパーク大月」がおすすめです。大月町周辺で栽培した河内晩柑の果汁を贅沢に使った「ばんかんぜりー」1個250円など、地元の特産品が揃います♪帰り道にぜひ立ち寄ってみてくださいね。
■道の駅 ふれあいパーク大月(みちのえき ふれあいぱーくおおつき)
住所:高知県幡多郡大月町弘見2610
TEL:0880-73-1610
営業時間:8時30分~17時(ふるさとセンター)、8時30分~18時(ふれあい市)
定休日:無休
柏島へのアクセスは?
レンタカーなど車を使ってアクセスするのが一般的ですが、電車やバスを乗り継いで行くことも可能です。ただし、路線バスの本数が非常に少ないので注意が必要。乗り換え時刻によっては、通常より時間がかかる場合もあるので、あらかじめ時刻表の確認をしておきましょう。以下、高知龍馬空港からのアクセス方法をご紹介します。
●公共交通機関でのアクセス
高知龍馬空港からリムジンバスでJR高知駅へ→JR土讃線・土佐くろしお鉄道で宿毛駅へ→高知西南交通バス(ふれあいパーク大月行き)で24分、ふれあいパーク大月下車→高知西南交通バス(柏島行き)に乗換え30分、終点下車。
●車でのアクセス
高知龍馬空港から高知自動車道、四万十町中央ICから国道56・321号、県道43号経由
最近は観光客の増加に伴って、違法駐車などの迷惑行為が問題となっています。駐車場は、柏島観光情報発信センター(7~9月1台500円、そのほかの期間は無料)を利用すること。海水浴は遊泳可能エリアで行い、遊泳ブイの外には出ないように注意しましょう。また、橋の上からの飛び込み、島内でのBBQは厳禁。ゴミを持ち帰るなどの配慮も忘れずに。
透明度抜群の海が織りなす絶景はもちろん、ノスタルジックな風景に癒やされる柏島。わざわざ足をのばす価値のある、素敵な楽園がここにあります!
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