食・グルメ
2023.11.13
【静岡・富士】レトロ感満載の古民家カフェ「カフェ1518」で、ローカル線を眺めながらくつろぎタイム
静岡県富士市中里にある「カフェ1518（いちごいちえ）」は、築60年を越える家屋をリノベーションした古民家カフェ。レトロなスイーツに映え必至のモーニングメニュー、縁側から見えるローカル線・岳南（がくなん）鉄道の景色まで、のんびりと過ぎるカフェ時間を堪能しましょう。
築60年の古民家で過ごす、まったりカフェタイム
富士市中里にある「カフェ1518」は、住宅街のなかにある隠れ家的な古民家カフェ。富士市内を繋ぐローカル線・岳南鉄道の須津（すど）駅 から、歩いて約5分の場所に位置しています。
お店の目印は「イチゴ」 の看板。「カフェ1518」という店名は、一期一会、素敵な出会いが生まれる場所になるようにとの願いを込めて付けらたそう。
玄関の土間で靴を脱ぎ、間接照明の明かりが優しく照らす店内へとお邪魔します。
カフェ1518がオープンしたのは、2021年7月のこと。築60年を越える古民家に一目惚れしたという店主が、半年間かけて自らリノベーションしたそう。
漆喰が塗られた壁は面ごとに櫛やブラシなど異なる道具を使用しており、その質感の違いを見つけるのも楽しい！
店内にはカウンター席が2つと、テーブル席が20席ほどあり、座る席によって見える景色が変わってきます。
すりガラス越しの柔らかな光に包まれる縁側席、畳や欄間（らんま）など古民家の雰囲気を味わえる席など、どこに掛けても落ち着いた時間を過ごせること間違いなしです。
床の間には大きな蓄音機が置かれており、店内は心地よい音楽で満たされています。現代では珍しい書院欄間や障子にも注目してみて。
地元産の卵を使用。贅沢気分を味わえるモーニング
定休日の火曜日を除き、毎朝8時からオープンしているカフェ1518。11時までの間に提供されるモーニング限定で、フォーや小倉トーストなどのメニューを味わうことができます。
今回は、地元産の卵を使った「ふわふわたまごかけご飯」をいただきます。プラス100円で、トリュフ醤油か燻製醤油を選ぶことができますよ。
こんもりと盛られたメレンゲに、濃い色をした黄身。きめ細やかな白身はしっかりと泡立てられ、最後の一口までふわふわの食感を味わうことができます。
セレクトしたトリュフ醤油は、リッチな味わい。鼻に抜けるトリュフの香りが、贅沢な気持ちにさせてくれます。セットで付くお味噌汁とお漬物も味わいながら、あっという間にペロリ！
お腹に余裕のあるかたは、食後のデザートも要チェック。
昔ながらのレトロなプリンは、卵と牛乳、砂糖がベースのシンプルなレシピ。甘さは控えめ、バニラが香るプリンは少し固めの食感で、どこか懐かしい味わいが広がります。
スイーツメニューはプリンのほかにあんみつなどもあり、目移りしてしまいました。
11時以降に提供されるランチタイムでは、ハンバーグやガレットが人気。訪れる時間帯によって、さまざまなメニューが楽しめるのは嬉しいポイントです。
ローカル線を見ながら楽しむ、レトロ感満載のクリームソーダ
カフェ1518の昭和レトロな「クリームソーダ」は、まるで絵本から飛び出したかのようなビジュアル。メロンといちご、2種類の味があります。
陽に透けたライトグリーンに、大きなバニラアイスが浮かびます。白いアイスに真っ赤なさくらんぼが、グラスの柄とマッチしてかわいい！
ゆったりとしたカフェタイムには、本格的な味わいが楽しめるドリップコーヒーもおすすめ。手作りのスイーツとの相性も抜群で、穏やかなカフェタイムに欠かせない一杯です。
ふと見上げた目線の先には、コトコト走る岳南鉄道のオレンジ色の車体が。すべての駅から富士山を見ることができる ローカル線でゆったりと行く、鉄道の旅を計画するのも楽しそう！
スイーツやごはんを目的にしても、ただゆったりと古民家で過ごすことを目的にしても。その空間にいるだけで懐かしい気持ちにさせてくれる「カフェ1518」で、癒やしの時間を味わってみてはいかがでしょうか？
Text：横畠花歩
Photo：森島吉直（しずおかオンライン）
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