【台湾現地レポ】話題の台湾カステラを本場で!淡水の「源味本鋪」
ここ数年、日本でも注目が集まっている台湾カステラ。都内にも何軒かお店がオープンしていますが、やっぱり本場のものを食べてみたい!そんな方におすすめなのが、観光エリア・淡水の台湾カステラ専門店「源味本鋪(ユェンウェイベンプー)」。台湾カステラブームの以前から、添加物なしで安心、ふわふわでおいしいカステラを提供している信頼できるお店です。
淡水観光のついでに立ち寄れる、便利なロケーション
台湾カステラは、台湾では焼き立てケーキという意味の「現烤蛋糕(シェンカオダンガオ)」や、昔ながらのケーキを意味する「古早味蛋糕(グーザオウェイダンガオ)」などとよばれています。コロナ禍前に韓国や東南アジアの観光客の間でブームになる以前は、懐かしい味のケーキとして庶民に親しまれてきました。大人も子どもも喜ぶ優しい味と、お財布にも優しい値段が人気です。
「源味本鋪」では、オリジナルの原味(ユェンウェイ)NT$120、チーズ味の黃金起司(ファンジンチースー)NT$160、チョコ味の爆醬巧克力(バオジャンチョコリー)NT$160があります。コロナ前には一日平均1200個を売っていたというから、その人気のすごさが分かります!
営業時間は20時までですが、日によっては売り切れ次第早めに閉店することもあるのでご注意を。イートインはなしで、テイクアウトのみ。
迫力満点!焼き立てを狙って買おう
型に流し込んだあと、オーブンで約70分ほどかけてじっくり焼きあげるカステラ。ポイントは、日本のカステラと違って「蒸し焼き」なのだそうで、それこそがしっとり感の秘訣!オーナーのSamさんによると、オーブンにもそれぞれ個性があるそうで、微調整が大事なのだそう。
焼きあがったカステラは、このように店頭でダイナミックにひっくり返されます。以前、製薬工場を経営していたSamさんは、「製薬は化学だけど、ケーキ作りは芸術だ」と言い、作り手によって出来栄えが全然違うからこそ、ケーキ作りは面白い!のだそう。
焼き立てのカステラは、ド迫力の大きさ。これを10等分、約600グラムに切ったものが、ひとつ分になります。焼きあがるには約70分かかるので、焼き立てに遭遇できたらラッキー!これを見たら買わずにはいられません!
焼き立ては厚さ15センチ!?3つのフレーバーをご紹介
チーズ味は、生地の中にチーズが二層、表面にも粉チーズがかかっています。甘さの中にチーズの塩気がしっかり利いていて、やみつきになりそう。生地はオリジナルと同じなので、迷ったらチーズ味を選べば、オリジナルとチーズの両方を楽しめちゃう?!
チョコ味は生地にココアパウダーが、中にチョコチップの層があり、チョコレート好きにはたまりません。台湾カステラは熱々はもちろん、冷めてくると口当たりも変わるので、その変化も楽しんでみてください。無添加なので、一日で食べきってしまうのがベストですが、冷蔵保存なら3日はもつそう。
オーナーのSamさんが、「ケーキを売って、お客さんの『幸せ~!』をもらっている」と言う言葉通り、食べれば幸せな気持ちになれる台湾カステラ。淡水観光の際には本場の味をぜひ試してみてください!
■源味本鋪(ユェンウェイベンプー)
住所:新北市淡水區中正路230-1號
TEL:02-2620-0856
営業時間:10~20時 (土・日曜は9時~)
定休日:無休
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Text/Photo:栗原怜里(台北ナビ)
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