食・グルメ
2023.11.06
ほろほろほどける新食感。京都「AMUCA」の手作りドーナッツにキュン！
今回は、同志社大学今出川キャンパスの近くで10年以上にわたり営業を続けるカフェ「AMUCA（あみゅか）」を訪ねました。旅先でも、地元の人に愛されているお店は気になるものですよね。大学を卒業して京都を離れてもリピートするほど学生さんたちを魅了するお店で、一個ずつ手で成形して作るサクサクほわほわのドーナツをいただいてきました。
Summary
NEOレトロ喫茶「AMUCA」でゆったりカフェ時間
同志社大学今出川キャンパスと新町キャンパスの間に位置する「AMUCA」。オーナー夫妻が2010年に店をオープンして以来、10年以上に渡りご近所の方や学生さんたちに愛されるお店です。植物で縁取られた煉瓦壁とアーチ型の二つ並んだ窓が特徴のかわいらしい外観。
黒板の手書きのメニューが、店の雰囲気を物語っています。「AMUCA」ではフードとカフェメニューの両方を提供していますが、お昼は学生さんや先生たちで賑わうので、ゆったりと過ごしたいならランチタイムを外して訪れるのが吉。
中に入ると、店内にも緑がいっぱい。アーチ型の大きな窓から入る自然光が気持ちよく、清々しい気持ちになれます。椅子もテーブルも一脚ずつ違い、アンティークや作家もの。
「AMUCA」の前も喫茶店を営業されていたそうで、壁のタイルやキッチンの飾り棚など、いたるところにレトロ喫茶の片鱗を感じられます。
器用な旦那さんが、足場板でDIYしたという棚に飾られた花瓶やステンドグラスもかわいく、ご夫婦の好きなモノに囲まれた居心地のよい空間になっています。
ほろほろっとほどける他にない食感が魅力のドーナツ
夫婦で役割が決まっていて、ドーナツは奥さんの担当。京都のカフェ好きなら誰もが知る「サラサ」のご出身です。旦那さんと出会い、結婚して、2人で念願のお店をオープンさせるにあたり看板メニューとして生み出されたのが「AMUCAのドーナツ」なのです。
「スコーンドーナツ」と称されることもある「AMUCAのドーナツ」は、国内産の全粒粉と薄力粉、発酵バターといった上質な素材を使って毎日手作りされています。型抜きするのではなくて、ひとつずつ手で丸めて成形することにより、他にない食感が生まれます。
ちぎろうとして驚いたのが、そのやわらかさ。ほとんど力を入れなくてもほろっとひと口サイズに。それだけでも今まで食べたことのあるドーナツとはまるで違うのですが、食べてまたびっくり。歯触りはサクサクしているのに、噛むとしっとり感もあり、油っぽさのないサラッとした後味。全種類購入して帰る人がいるのも納得です。
学生街価格がうれしい、ドーナツ付きのミニパフェセット
お店イートインするならばミニパフェ付きのセットにプラス100円でドーナツをつけるのがお得。ドーナツはショーケースの中から好きなものを選べます。今回チョイスしたのは人気の「クルミと塩キャラメル」。さくほろっとした生地とほんのりとした甘さに塩キャラメルの塩気がアクセントになって味のバランスが絶妙。
セットのドリンクはチャイをチョイス。こちらご主人が、茶葉にカルダモンやクローブのホールを潰して、オリジナルにブレンドしているとのこと。スパイスの香りが立つ、上品な味わいが美味です。
レトロなグラスに入ったミニパフェ。サイズは小さいもののチョコブラウニーや焼き菓子などが入って食べ応えがあります。
全種類制覇したくなる！の手作りドーナツ
「AMUCAのドーナツ」はテイクアウトもOK。毎日だいたい5～6種類のドーナツが並び、そのうちプレーンとシナモンは定番。この日は塩と一緒に空炒りしたくるみとオレンジを合わせた「AMUCAのドーナツ くるみとオレンジ」がラインナップ。
出るとすぐに売り切れるのはドライフルーツやナッツをシュガーグレースでコーティングしたドーナツ。見た目のかわいさが目を引きます。
他にも夏になるとよく登場の頻度があがる「シュガーレモン」や「ごまココナッツ」、シュガーグレイズにゆずピールと爽やかなキャラウェイシードのスパイスをトッピングした「ゆずとキャラウェイシード」などバラエティ豊か。その日によって登場するドーナツの種類は違うので、行ってみてのお楽しみです。
あまりにもおいしそうなので、全種類をお持ち帰り。数時間後に開けてみても、包み紙が油でベトベトしていなくて、「AMUCA」のドーナツの油切れの良さを確認。そして、揚げてから幾分時間が経っているはずなのに、できたてほやほやのような味にほっこり。お持ち帰りにもおすすめです。
■AMUCA（あみゅか）
住所：京都府京都市上京区上立売町27
TEL：075-432-8193
営業時間： 11～18時
定休日：日・月曜、祝日
アクセス：地下鉄今出川駅から徒歩3分
Photo： 千 恋し
Text：京都ライター事務所 小西尋子
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