東京から車で70分! 紅葉の名所「養老渓谷」で過ごす、秋満喫1泊2日プラン【千葉県観光】
千葉県市原市と大多喜町を流れる養老川の周辺に広がる養老渓谷は、千葉県内でも指折りの紅葉の名所。例年の見ごろは11月下旬から12月上旬で、関東で最も遅い紅葉が見られるスポットとしても知られています。東京から養老渓谷へは車で70分ほど、鉄道利用ならJR五井駅から小湊鐵道で養老渓谷駅へアクセスでき、養老渓谷駅からは本数は少ないですがバスが運行しているほか、レンタサイクルで回るのもおすすめです。ドライブやハイキングを楽しみながら、少し遅い紅葉を見に、養老渓谷へ出かけてみませんか? ※2023年12月2日現在、台風13号の被害により渓谷沿いの2つの遊歩道が通行禁止(一部開通区間あり)になっているほか、小湊鐵道も一部不通となっており、代行バスが運行しています。おでかけの際は、事前に確認のうえお出かけください。
【1日目】9:30 品川駅を出発
車で1時間10分
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まずは、観光案内所で情報収集
ちなみに、養老渓谷駅から粟又の滝までは約7kmで、車道を歩くと1時間40分ほど。自転車なら40分ほどかかります。今回はドライブコースをご紹介しますが、ハイキングやサイクリングにもちょうどいい距離なので、時間や体力と相談しながら移動手段を決めましょう。
※以下2つの遊歩道が2023年12月2日現在通行止めです。(一部開通区間あり)
・滝めぐり遊歩道
└ 県道から粟又の滝に下りる道は開通、粟又の滝から100mのみ歩行可能
・中瀬遊歩道
└ 川の家側入口~弘文洞跡まで約300m歩行可能
└ 観音橋側入口~中瀬キャンプ場付近まで歩行可能
■養老渓谷駅前観光案内所(ようろうけいこくえきまえかんこうあんないじょ)
住所:市原市朝生原175-1
TEL:0436-96-0055
営業時間:9~17時
定休日:火曜(1・2・6月は火~木曜)
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅からすぐ
駐車場:25台
車で5分
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昼食は地元で穫れた秋の味覚・自然薯を使ったむぎとろ定食を
紅葉観賞前に、地元の山の幸を使った料理が人気の「食堂 大新」で腹ごしらえを。
名物「鯉こく定食」や「鯉あらい定食」などが人気ですが、秋には地元の山から掘り出した自然薯を使った「むぎとろ定食」が特におすすめ。山掘りならではの風味と粘りが絶品です。地元養老渓谷の食材の味を存分に味わってお腹を満たしたら、紅葉観賞のスポットへ出発!
■食堂 大新(しょくどう だいしん)
住所:市原市戸面318-1
TEL:0436-96-0862
営業時間:11~15時
定休日:不定休
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅から車で5分
駐車場:20台
車で1分
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筒森もみじ谷で紅葉観賞
最初に訪れたい紅葉スポットが筒森もみじ谷です。
つい最近までは紅葉地元住民のみぞ知る紅葉の聖地でしたが、養老渓谷の紅葉がメジャーになるにつれて口コミで広がり、知名度が増してきました。とはいえ、観光スポットとして開発された場所でなく、国道からの道幅も狭いので注意が必要です。場所も分かりにくいためため、観光案内所で入手した地図などでしっかりと場所を確認してから訪れましょう。
■筒森もみじ谷(つつもりもみじだに)
住所:大多喜町筒森
TEL:0470-80-1146(大多喜町観光協会)
営業時間・定休日:散策自由
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅から車で15分
駐車場:30台
車で10分
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禅宗の古刹、水月寺でお参り
至徳元年(1384)に建立された禅宗の古刹、水月寺。境内には立派な鐘突き堂などがあります。
3月下旬から4月下旬に咲くツツジの名所として知られますが、境内にはイチョウやモミジなどもあるので紅葉シーズンも風情たっぷり。秋の気配を感じながらお参りしましょう
■水月寺(すいげつじ)
住所:大多喜町小沢又578
TEL:0470-80-1146(大多喜町観光協会)
営業時間・定休日:拝観自由
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅から車で10分
駐車場:小沢又駐車場利用(1回500円)
車で2分
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房総一を誇る名瀑、粟又の滝で紅葉見物
房総随一の名瀑布として名高いのが粟又の滝です。落差は30m、全長100mにわたって緩やかな岩肌を流れ落ち、養老渓谷のシンボル的な存在として親しまれています。
広い滝つぼに、末広がりに流れ落ちる姿が幻想的。紅葉シーズンには周辺一帯が赤や黄色に染まり、その美しさも格別です。
また、県道沿いには粟又の滝展望台があり、木々の向こうに流れる滝を遠望することができます。
※2023年11月22日現在、粟又の滝まで下りれるようになり、滝めぐり遊歩道は粟又の滝から100mのみ歩行可能
■粟又の滝(あわまたのたき)
住所:大多喜町粟又
TEL:0470-80-1146(大多喜町観光協会)
営業時間・定休日:散策自由
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅から車で10分
駐車場:粟又駐車場利用(1回500円)
徒歩5分
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山里のジェラテリア 山猫で休憩
粟又の滝への降り口まで戻ってきたら、降り口のすぐ近くにある、自然派ジェラートとソフトクリームの専門店でひと休みを。
ジェラートには、君津市産のイチゴや千倉産の甘夏など、千葉県産の新鮮な野菜や果物、牛乳などを厳選して使用。「千葉搾乳みるく」や「香取市産糀甘酒みるく」などの基本フレーバーのほか、季節のフレーバーを合わせると10種類ほどから選べます。窓の外に広がる渓谷美を眺めながら、こだわりジェラートを楽しみましょう。
■山里のジェラテリア 山猫(やまざとのじぇらてりあ やまねこ)
住所:大多喜町粟又5-1
TEL:なし
営業時間:11~16時(土曜は~17時、日曜は10~17時)
定休日:週2回不定休
※紅葉シーズンの2023年11月21日~12月10日は10~17時営業(12月5日は休業)
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅から車で10分
駐車場:15台
車で2分
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夕食は房総の恵みを存分に。秘湯の宿 滝見苑に宿泊
宿泊は、渓谷を見下ろす一軒宿、秘湯の宿 滝見苑がおすすめです。
粟又の滝のすぐ上にあるので、客室や露天風呂から滝音が聞こえ、5階と6階の客室からは粟又の滝の流れを眺めることも。客室の窓からは赤や黄に染まった渓谷を眺められ、風情たっぷりです。
夕食には、房総の四季の恵みを存分に。松茸釜飯や鮎の塩焼きなど山の幸、川の幸はもちろんですが、勝浦まで車で20分ほどの距離なので近海でとれた海の幸も豊富です。旬のもの、地のものにこだわり、素材の味を生かした料理の数々を堪能できます。
■秘湯の宿 滝見苑(ひとうのやど たきみえん)
住所:大多喜町粟又5
TEL:0470-85-0101
チェックイン:15時/ チェックアウト:10時
料金:1泊2食付1万8400円~
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅から車で10分
駐車場:70台
【2日目】秋色に染まる山々を眺めながらハイキング
大福山ハイキングでもみじ観賞
2日目のスタートは大福山の山頂目指してハイキング!
標高292m、市原市の最高峰・大福山からは、紅葉シーズンには養老渓谷の山々に連なる紅葉を望むことができます。大福山駐車場から山頂までは舗装された林道をゆっくり登って50分ほど。山頂にある大福山展望台は2023年11月現在立ち入り禁止となっているのでご注意。歩きやすい道ですが、スニーカーやトレッキングシューズなど、山歩きに適した靴でハイキングを楽しみましょう。
※梅ヶ瀬渓谷~大福山山頂へ向かうルートは2023年12月2日現在、通行止めです。
■大福山(だいふくざん)
住所:市原市大久保
TEL:0436-96-0055(養老渓谷駅前観光案内所)
営業時間・定休日:散策自由
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅から車で10分
駐車場:梅ヶ瀬茶屋駐車場40台(1日500円)、梅ヶ瀬サンクチュアリ駐車場(大福山山頂手前)40台(無料)
駐車場まで50分/車で25分
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山の駅 養老渓谷 喜楽里で昼食&おみやげ探し
ランチとおみやげ探しにおすすめなのがこちら。そばを中心に提供する食事処のほか、ハンバーガーのキッチンカーが常設しています。頭から尻尾まで食べられる、炭火で焼いたアユの塩焼きや、臭みのないジビエ肉の串焼きも人気です。
養老渓谷や大多喜町、房総エリアのおみやげも豊富に揃っています。地元で採れた季節の野菜もあるので、おみやげにどうぞ。
■山の駅 養老渓谷 喜楽里(やまのえき ようろうけいこく きらり)
住所:大多喜町小田代148-24
TEL:0470-85-0005
営業時間:10~17時(10~3月は~16時)
定休日:無休(12月29日~1月3日休)
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅から車で6分
駐車場:32台(二輪車用スペースあり)
車で10分
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滝見苑けんこう村 ごりやくの湯でリフレッシュ
昼食を済ませたら、ハイキングの疲れをとりに日帰り温泉「滝見苑けんこう村 ごりやくの湯」へ。山を見渡す眺望を堪能しながら、露天風呂にゆっくり浸りましょう。
■滝見苑けんこう村 ごりやくの湯(たきみえんけんこうむら ごりやくのゆ)
住所:大多喜町粟又176
TEL:0470-85-0056
営業時間:10~18時(最終受付17時)
料金:大人1200円、小学生800円、幼児(3歳以上)600円
定休日:水曜(祝日の場合は前日、もしくは翌日が休館)※食事処は水・木曜定休
アクセス:小湊鐵道養老渓谷駅から車で13分
駐車場:80台
車で1時間10分
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16:40 品川駅着
いかがだったでしょうか? 東京からもアクセスしやすい紅葉の名所、養老渓谷の旅プランをご紹介しました。関東では最も遅くまで紅葉を楽しめるので、ほかの紅葉シーズンが終わった後に楽しめるのもうれしいポイントですね。今年の紅葉観賞は、ぜひ養老渓谷におでかけください。
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