【シンガポール】おみやげはここで! デザインセンスが光る、雑貨女子必訪ショップ4選
中国やマレー、プラナカンなど、さまざまな文化をミックスしたデザインが特徴的なシンガポール雑貨。地元のクリエーターたちによるユニークでハイセンスなグッズは、ありそうでなかった唯一無二のデザインです。今回は特にセンスが光る4店舗をピックアップします。
Summary
ネコ好きにはたまらない!「キャット・ソクラテス・ツー」
「キャット・ソクラテス・ツー」はカトン地区、ダコタ駅からタクシーで7分の場所にあります。クーン・セン・ロードのカラフルなショップハウスの見学と合わせて、ぜひ訪れてほしいショップです。
店内には看板ネコのズーズーがいるだけでなく、ネコモチーフのオリジナルデザイン雑貨がとにかくたくさん!その上、本やペットグッズまで揃う豊富なラインナップです。
こちらはお店オリジナルのナイロンエコバッグ。小さく畳むと、バッグの右下についているネコ型のポケットに収まるようになっています。描かれているのは、「キャットソクラテス」の歴代ネコたち。背景のカラフルな色の模様は、ここジョー・チャット・ロード店と、もう1店舗のティオン・バル店があるエリアの区画の形をモチーフにしているそうです。
もうひとつ注目すべきなのは、プラナカン特有の柄をモチーフにしたオリジナルの雑貨たち。ボックスティッシュのカバーは畳めば軽量でかさばらないので、おみやげにとても人気だとか。
ほかにも、テーブルマットやプレート、ピンバッチなど、さまざまな種類があります。 補足ですが、ネコが逃げないように入口の扉は注意して開けましょう。そして、お昼寝していたら起こさないようにそっとしておいてくださいね。
■Cat SocratesⅡ(キャット・ソクラテス・ツー)
住所:448 Joo Chiat Road
TEL:6348-0863
営業時間:11〜20時(月曜は〜18時、日曜・祝日は〜19時)
定休日:無休 ※ティオン・バルにも店舗あり
アクセス:ダコタ駅からタクシーで7分
レトロでキッチュなデザイン雑貨「ホウェンアイワズフォー」
「ホウェンアイワズフォー」は、シンガポールを拠点とするデザインスタジオ兼レーベル。シティにあるショップではローカルの文化を取り入れたオリジナルの雑貨や、ライフスタイルグッズを揃えています。
英語で「私が4歳のころ」という意味の店名の由来は、4歳という年齢が、身の回りにあるものや人や場所に対して第一印象を持ち始める時期だから。シンガポールの赤ちゃん言葉をデザインしたノートや、小学校で使われていたノートをモチーフにしたバッグなどは、ローカルの子たちが見たら思わず「懐かしい!」と声に出してしまうでしょう。国は違いますが、私たちが見てもどこかほっこりした気持ちになります。
シンガポールの学校で使われていた作文帳をモチーフにしたショルダーバッグ。使い込まれたノートのように加工されています。
店内に並ぶレトロでキッチュなデザインは、おみやげにぴったり。特にシンガポールの名物が描かれたコースターは、まとめ買いしたくなるかわいさです。たくさん種類があるので迷いそう……。
シンガポールのお菓子や缶詰、洗剤などあらゆる日用品を形どったピアス。片耳デザインなので、左右それぞれ違うものを選んで、好きな組み合わせで着けられます。 シンガポールのローカル文化をより深く知るきっかけにもなるので、おみやげ探しはもちろん、ふらりと立ち寄るだけでもおすすめです!
■wheniwasfour(ホウェンアイワズフォー)
住所:231 Bain Street, Bras Basah Complex #04-41
TEL:なし
営業時間:12~19時(土曜は12時30分〜18時30分)
定休日:日曜
アクセス:ブラス・バサー駅から徒歩7分
宝探し気分で雑貨をハント!「ヒュッゲ」
ヒュッゲとはデンマーク語で“居心地がいい空間”や“楽しい時間”を指す言葉。オーナーのトニーさんとケリーさん夫妻は、このコンセプトをシンガポールに広めたいと思い「ヒュッゲ」という名のお店を開いたそうです。
店内にはシンガポールのクリエーターや作家がデザインした雑貨をはじめ、アジアやアメリカ、ヨーロッパなどから集めたかわいいものがたくさん!決して大きなお店ではありませんが、小さな雑貨や洋服、アクセサリー、アートなどが所狭しと並んでいて、まるで宝探しをしているような気分になります。
ホーカーセンターやシンガポールのストリートフード、名所などがポップに描かれた雑貨は、シンガポールのデザインチーム「The little dröm store」によるもの。メラミンのプレートは持ち運んでも割れにくいので、おみやげにぴったりです。
こちらはアーティストでもあるケリーさんがデザインした、オリジナルのコースター。カトン地区のクーン・セン・ロードにあるショップハウスやタイル模様が、やわらかな色使いと繊細なタッチで描かれています。
「ヒュッゲ」は日曜日を除いて大抵11~12時には店が開き、18~19時には閉まります。ただ、ときには13時まで開かなかったり、逆に15~17時に早じまいしたりと、かなり変則的。訪れる前に電話確認をするのがおすすめです。
営業時間について書かれた張り紙には、こんなメッセージも。
Never get so busy making a living that you forget to make a life
(生計を立てることに忙殺され、生活することを忘れてはならない)
日々忘れかけている大切なことに気づかせてくれる、素敵なお店です。
■HYGGE(ヒュッゲ)
住所:672 North Bridge Road
TEL:8163‐1893
営業時間:12~18時 ※日によって変動あり
定休日:日曜
アクセス:ブギス駅から徒歩4分
隠れ家的な立地も魅力「ストゥーディオ・ヨノ/アアアア・ハウス/トリガー・ハッピー」
最後は2023年夏にオープンしたばかりのアート&デザインストアをご紹介します。場所はおしゃれエリアとして名高いティオン・バル。セレクトショップ「ナナ&バード」の店内を通り抜けた奥にある“隠れ家的”なスペースに、3つのブランド(店舗)が集まっています。
オランダ出身のファウンダー・カイヤさんが主宰する「ストゥーディオ・ヨノ」は、シンガポール国内の他店で取り扱っていないようなヨーロッパの雑貨やアートを中心に、北欧や日本など世界中からクリエイティブなものを集めています。
こちらは上海とシンガポールを拠点とする「TANCHEN Studio」によるR/R(リバーシブル/リボン)コレクション。スツールの端切れをリサイクルしたナイロンリボンを使用して織られたコースターで、他にテーブルマット(S$38)もあります。このように、他では見つからないシンガポールデザイナーの雑貨と出合える可能性大!
「トリガー・ハッピー」はシンガポールデザイナーのエラさんによる、ビーズを使ったアクセサリーブランド。ひとつひとつ手作業で作られていて、すべて1点ものです。カラフルで個性的なデザインは、身につければもちろん、眺めているだけでも楽しい気分にさせてくれます。
「アアアア・ハウス」はシンガポールデザイナー・ライアンさんによる“実験の場”。プロダクトやパッケージデザイン、グラフィックデザイン、イラストレーション、またアジアのアーティストの作品をキュレーションしたりと、クリエイティブにまつわる様々なサービスを提供しています。ここには「アアアア・ハウス」がコラボした雑貨のほか、各国デザイナーのプロダクトが展示販売されています。
■Studio Yono(ストゥーディオ・ヨノ)/Aaah House(アアアア・ハウス)/Trigger Happy(トリガー・ハッピー)
住所:1M Yong Siak Street
TEL:6401-6610(アアアア・ハウス) ※ほかは非公開
営業時間:11~17時(土・日曜は10~19時)
定休日:月曜
アクセス:ティオン・バル駅から徒歩10分
どのお店も、ひとつひとつの雑貨に対するこだわりとストーリーを大事にしているのが印象的。ぜひゆっくりと手に取りながら、思い出の一品を見つけてみてください。
Text:河辺さや香
Photo:赤崎えいか
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