おでかけ
2023.11.24
フォトグラファー厳選！“夜こそ美しい”冬の絶景4選｜幻想的な雪景色を堪能しよう
日中のみならず、夜になることで艶やかさを増す冬景色。そんな、夜にこそ訪れたい冬の絶景を、SNSで活躍するフォトグラファー「長谷川 ルウ 」さん（@lll_photo_）に紹介してもらいました。寒い時期にしか楽しめない特別な夜景を、美しい写真とともにお届けします！
Summary
京都府左京区に位置する「貴船神社（きふねじんじゃ）」。貴船山のふもとにある神社で、本宮、奥宮、結社の三社詣で参拝します。本宮につながる階段に灯篭がずらっと並ぶ風景は圧巻です。
夜になれば暗闇の中に灯篭が浮かび上がり、艶やかさが一層増します。
「貴船神社」は、京都の緑と水に囲まれ、四季折々の豊かな表情を見せる神社。
本宮の社殿前の石垣には、貴船山の湧き水である御神水があふれていて、霊泉に入れると浮かび上がる「水占みくじ」も有名です。奥宮の本殿の真下には日本三大龍穴の一つがあり、それは誰も見ることが許されていないのだとか。まさに神聖な山の力を肌で感じられるスポットです。
「貴船神社」に訪れたらぜひ見てほしい灯篭の景色ですが、冬は雪が積もった日にのみライトアップをするため、ライトアップの実施有無については公式サイトを確認してくださいね。
■貴船神社（きふねじんじゃ）
住所：京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
TEL：075-741-2016
営業時間：本宮 開門 6〜20時（※12月1日〜4月30日は〜18時）、授与所受付 9〜17時
定休日：無休
【岐阜】ライトアップで幻想的な雰囲気を味わう「白川郷」
岐阜県の北部にある「白川郷」は、合掌造りが今でも多く残る集落として、世界遺産にも登録されている名所です。
冬には茅葺き屋根にこんもりと雪が積もり、まるで昔話の世界にワープしたかのような気分に。
1・2月には完全予約制のライトアップイベントが行われ、普段は見ることができない夜の「白川郷」や、展望台からの夜景も堪能できます。
「白川郷」では、2月になると雪が約170cmほど積もることも。そんな冬の厳しさを乗り越えるために村ではお互いが助け合う「結の心」を大切にしています。この茅葺き屋根の吹き替えも、村をあげて協力して行っているのだそう。
この冬景色を眺めながら、昔から受け継がれている伝統や心に思いを馳せてみてもよいかもしれません。
■第38回（2024年）ライトアップイベント
期間：2024年1月14日（日）・21（日）・28日（日）、2月4日（日）・12日（月・祝）・18日（日）
TEL：05769-6-1013（白川郷観光協会 ※9〜17時まで）
時間：17時30分～19時30分
予約：完全予約制
※2024年の「展望台チケット」（展望台に上がれるチケット）の予約は終了しています
※ライトアップ中の村内を散策するためには「指定駐車場予約」が必要です（※タクシーの場合も必須）。予約は2023年12月1日（金）から開始（※先着順）。詳細は公式サイトをご確認ください。
■白川郷（しらかわごう）
住所：岐阜県大野郡白川村
TEL：05769-6-1013（白川郷観光協会 ※9〜17時まで）
営業時間：散策自由（駐車場は8〜17時）
定休日：散策自由
料金：散策自由
【長野】諏訪湖の夜景×雲海を見渡す冬の奇跡「高ボッチ高原」
長野県塩尻市の東部、標高1665mに位置する「高ボッチ高原（たかぼっちこうげん）」。パノラマビューの山頂からは、北アルプスの山々や諏訪湖、南アルプス、富士山が一望できます。高原では四季折々の自然を体感でき、秋から冬にかけては雪化粧をした富士山を真正面に捉えることができますよ。
夜には諏訪湖を囲む夜景や満天の星が浮かび上がり、非日常的な美しさの虜になるはずです。
「高ボッチ高原」では周りにさえぎるものがないため、富士山をひとり占めしているような気分になれそう。特に、日の入り・日の出の時間は赤く染まった富士山に感動するはずです。
10月中旬〜12月までは雲海が楽しめるのも魅力。地形や気温など雲海が発生しやすい条件が揃っているため、高い確率で雲海を見ることができるとのこと。
そんな奇跡の光景を求めて、毎年多くの人が足を運ぶ「高ボッチ高原」。
今季は、2023年12月1日（金）から2024年4月下旬まで冬季閉鎖を予定しているため、今年訪れるのが難しい人は来年の冬にチャレンジしみてくださいね。（※路面凍結等による事故発生防止のため、冬用タイヤの着用をお願いします）
■高ボッチ高原（たかぼっちこうげん）
住所：長野県塩尻市大字片丘
TEL：0263-88-8722（塩尻市観光協会塩尻駅前観光案内所）
営業時間：散策自由
定休日：散策自由
【京都】名スポットでノスタルジックな冬の夜を「蹴上インクライン」
京都府京都市左京区にある「蹴上（けあげ）インクライン」は、桜並木の観光スポットとして親しまれていますが、冬景色もおすすめです。
まっすぐに延びた旧線路と、並木、真っ白に積もった雪が情緒ある冬の風景を作り出しています。京都市内で雪が積もる確率は高くないので、雪が降ったらぜひ訪れたいスポットですね。
「蹴上インクライン」はもともと船を運航するために敷設された傾斜鉄道の跡地。その全長は582mと、建設当時は傾斜鉄道跡としては世界最長でした。現在は誰でも出入りが可能な場所のため、SNS映えする写真を撮影する観光客や、散歩をする人などが自由に足を運んでいます。
■蹴上インクライン（けあげいんくらいん）
住所：京都府京都市左京区南禅寺福地町
TEL：075-672-7709（京都市上下水道局 総務部 総務課）
営業時間：散策自由
定休日：散策自由
冬の夜に見たい絶景をご紹介しました。なかなか見ることができないからこそ美しさが増す自然の景色を堪能しに、ぜひ訪れてみてくださいね。
【監修者プロフィール】
長谷川 ルウ
Instagram：@lll_photo_
日本の美しい瞬間を撮影し、SNSで発信している。吸い込まれるような迫力のある写真が人気をよび、フォロワーは9.7万人。2020年には東京カメラ部10選U22に選出。翌年にはAdobe Lightroom アンバサダーを務めている。
Photo：長谷川 ルウ／貴布禰総本宮 貴船神社／塩尻市産業振興事業部 観光課
Text：土井彩寧（vivace）
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