「桂浜水族館」高知のユニーク水族館の魅力に迫る!
坂本龍馬像で知られる高知県屈指の観光名所、桂浜。そんな桂浜で昔から親しまれているのが、“ハマスイ”の愛称で知られる「桂浜水族館」です。近年、個性あふれるSNSが話題をよび、県外や海外から訪れる人が急増中!そんな“ハマスイ”の魅力をたっぷりご紹介します。
Summary
高知屈指の観光地・桂浜にあるローカル水族館
1931年の創立から90年を超える桂浜水族館。地元の水族館&博物館として子どもたちの遠足や県民の憩いの場として親しまれています。桂浜公園の一角にあり、目の前には白浜と雄大な太平洋が広がる絶好のロケーションです!
現在屋内外で200種類ほどの海川の生き物が飼育され、水辺の動物や土佐湾で捕獲された高知ならではの魚などを見ることができます。敷地内には、はりまや橋を模した「かつらやばし」や坂本龍馬の石像なども!コンパクトながらユニークな雰囲気が伝わってきます。
そんなローカル色あふれる水族館が注目されるきっかけになったのが、コロナ禍でのSNS発信。マスコットキャラクター・おとどちゃんが、時にユニークに時にシュールに、独自の飾らない言葉で、ハマスイの魅力をつぶやきます。現在、桂浜水族館の公式X(旧Twitter)のフォロワー数は25万人以上と、地方の水族館では異例の多さです!
ハマスイの人気者に会いたい!
屋外では座席の備わったプールもあり、コツメカワウソやフンボルトペンギン、アシカなど水辺の動物たちがのびのびと過ごしています。
ペンギン団地で仲良く過ごすフンボルトペンギン。一羽一羽にネームタグがつけられ “推しペンギン”を見つけるのも楽しいかも!
プールで泳ぐ姿や水面に顔を出す仕草が可愛いカリフォルニアアシカ。時間により園内を散歩する姿が見られ、絶好の撮影チャンスとしてお客さんからの人気も絶大です。2023 年に生まれた赤ちゃんもいますよ。
ダイナミックにプールに飛び込む姿と可愛らしい表情のギャップにファンが多いトド。ここではトドとアシカ、オットセイが一度に見られるので、違いを観察することもできます。
脱力感ある癒やしフェイスともふもふした姿が愛らしいカピバラは、子どもたちに大人気!
西日本の太平洋沿岸地域のみに生息するといわるアカメ。体長1メートル以上に成長する巨大魚で、日本三大怪魚のひとつに数えられます。ここでは、日本屈指の飼育数を誇り、珍しい群泳を見ることができるほか、備え付けの「ピカ目ライト」を当てると「アカメ」の名前の由来に迫ることができます!
また桂浜水族館を語る上で外せないのがスタッフの存在。SNSに投稿された姿がイケメンと話題になり、メディアなどでも紹介されたことで同館の知名度が大幅にアップしたそうです!
ほかにも同館でのエピソードに自分の姿を重ねてひとつの物語にした絵本を発表した女性スタッフなど、生き物への愛情がいっぱいの個性豊かなスタッフがハマスイを盛り上げます。わざわざスタッフに会いにくるお客さんもいるそう。
スタッフの“おもてなしの心”が訪れた人の心に残り、ファンを増やしているのではないのでしょうか?
突然始まる?園内イベント&エサやり体験をチェック!
ハマスイではショーなどの定時イベントはありませんが、随時公開トレーニングや園内お散歩などが行われます。時間は決まっておらず突然始まりますが、小さな施設なのですぐに駆けつけることができますよ♪
アシカやペンギン、ウミガメやカピバラなどへの餌やり体験もできます。食事する動物たちの可愛い姿を近くで見られるのがうれしい♪
名札がついているので、自分の推しペンギンにエサをあげましょう。
アジやサバなどの魚を食べるウミガメ。
ほかにもハロウィンやクリスマスなどの季節イベント、夜間開園なども開催されています。スタッフが鬼に扮して子どもたちの前に登場する節分イベントは、そのリアルな怖さに子どもたちが泣き逃げる人気の恒例行事です!
イベントは公式WebサイトやSNSで告知されるので、訪れる前にぜひチェックしてみてくださいね。
おみやげにほしい!ハマスイ限定グッズ
おとどちゃんのグッズはインパクト大でおみやげにも人気!ここでしか買えないオリジナル商品も豊富に揃います。いろいろなおとどちゃんの姿がプリントされたミニタオルは全4種類。売り切れて再入荷になることも多い人気商品です。
おとどちゃんがプリントされたサクサクのクッキーとパリッとした食感のゴーフレットは、職場などへのおみやげにピッタリ。パッケージのクセは強いですが、中味はおいしい焼き菓子です♪
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」をイメージしたかのようなおとどちゃんが刻印されたレザー調のキーホルダー。
ハズレ無しで、桂浜水族館限定の愛らしいカワウソのぬいぐるみがゲットできる「カワウソくじ」1回1200円もおみやげに人気。ほかに「アカメくじ」1回1200円もあります。
まだまだ進化する水族館から目が離せない!
2023年7月22日には、新エリア「アキラの部屋」がオープン。日本における爬虫類教本のパイオニア、ビバリウムガイド編集長の冨水明氏プロデュースの展示室です。
冨水氏の脳内にある楽園をイメージしたというこのエリアには、古代魚や爬虫類が展示されて、ひと味違った魅力を放っています。これからもさまざまな進化を続ける水族館から目が離せません!
桂浜水族館へは、公共交通利用ならJR高知駅からとさでん交通バス桂浜行きで約30分、バス停から徒歩約5分。車の場合は高知龍馬空港から約30分です。水族館専用の駐車場はありませんが、桂浜公園駐車場(1日400円)が利用できます。
桂浜公園内には水族館以外にも、坂本龍馬像や坂本龍馬記念館、高知グルメが楽しめる商業施設「桂浜テラス」などみどころが充実。水族館と合わせて高知観光もたっぷり楽しんでくださいね!
■桂浜水族館(かつらはますいぞくかん)
住所:高知県高知市浦戸778 桂浜公園内
TEL:088-841-2437
料金:入館大人1600円、小・中学生600円、3歳以上400円
営業時間:9〜17時
定休日:不定休
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