食・グルメ
2023.11.16
京都最大級のお菓子のミュージアム「atelier京ばあむ」がオープン！ここでしか買えない限定商品やカフェメニューを紹介します
2023年11月11日（土）、京都・十条通に京都生まれのバームクーヘン「京ばあむ」のお菓子のミュージアム「atelier京ばあむ（あとりえ きょうばあむ）」がオープンしました。限定商品を取り揃えたショップに、工場見学、カフェレストランと見どころたっぷり。そんなニュースポットの情報を早速レポートします！
Summary
京都最大級のお菓子のミュージアム「atelier京ばあむ」がオープン！
近鉄十条駅から歩いて10分ほどのところに、「atelier京ばあむ」がオープンしました。ここは「つぶあん入り生八つ橋おたべ」や、「京ばあむ」でおなじみの株式会社美十（びじゅう）が手がける京都最大級を誇るお菓子の館。「京ばあむ」は、京都産の抹茶や豆乳をふんだんに使ったバームクーヘンで、京都を代表する人気みやげのひとつです。
「atelier京ばあむ」は「京ばあむ」専用工場の敷地内にあり、1階はショップ、2階は工場見学ライブラリ、3階はカフェレストランとなっています。1階のショップは、バームクーヘンをイメージした丸がたくさんあしらわれた空間。ここだけの限定商品も多数取り揃えられていて、ショッピングを楽しめます。
階段や通路、壁、床などの内装は、いたるところに京都や「京ばあむ」を感じるデザインが施されていて、見どころ満載です。壁紙は、「京ばあむ」に使用している抹茶が練り込まれた和紙と聞き、びっくり！
階段や通路、壁、床などの内装は、いたるところに京都や「京ばあむ」を感じるデザインが施されていて、見どころ満載です。壁紙は、「京ばあむ」に使用している抹茶が練り込まれた和紙と聞き、びっくり！
1階の女性トイレも、バームクーヘンをイメージした扇形になっているのが特徴的です。随所に散りばめられた遊び心あふれるデザインにも注目しながら、館内をじっくり見てまわりましょう。
1階にはパティシエたちがお菓子づくりをする工房「京ばあむLab.」も併設。洋菓子、和菓子を問わず、素材のよさを活かしたお菓子を開発する拠点となるそうで、ここからどんな新しい商品が生まれるのか楽しみです。
「京ばあむ」の秘密に迫る！工場見学ライブラリフロア
2階の工場見学とライブラリフロアでひときわ目を引くトチの木は、全長8mを超える大きさで、1階から上へと突き抜けていて迫力満点。その周囲をぐるりと囲むように、「京ばあむ」のおいしさの秘密や、できるまでの様子を紹介した展示パネルが並んでいます。
2階には「京ばあむ」の工場が設置されていて、製造の様子を見学することができます。工場見学通路は、「京ばあむ」の4分の1カットを表現したアール状の天井に。製造工程は手作業にこだわり、一つひとつ丁寧に作られているところも「京ばあむ」の自慢。「ばあむマイスター」という「京ばあむ」作りのプロフェッショナルに認定されたつくり手もいます。
工場見学通路で注目してほしいのが、こちらの扉。中を開けると……。
扉の奥には、焼き上がったバームクーヘンをじっくりと熟成させる「エイジング室」があるんです！中に入ると、おいしそうな香りがふわりと漂っています。
2階で「京ばあむ」について、たっぷり学んだあとは3階のカフェレストランへ。抹茶をイメージした鮮やかな緑の階段も、とっても素敵！「京ばあむ」の中に入っているような感覚を楽しみながら、上の階へ向かいましょう。
「京ばあむ」を使ったスイーツが食べられるカフェレストラン
カフェレストランでは、「京ばあむ」を使ったスイーツプレートやサンドイッチなどの軽食がいただけます。
座席はテーブル席が中心。壁面は「京ばあむ」デザインで、ここにも「京ばあむ」が散りばめられています。
屋外テラスもあり、天気のいい日はベンチに腰掛けてのんびり過ごすのもおすすめ。ドリンクやサンドイッチを片手に、ランチタイムを楽しむのもいいですね！
お店を訪れたら、ぜひ食べてみてほしいのが「京ばあむ」を使ったスイーツメニュー。「京ばあむプレート」770円は、当日の朝に焼き上げた「京ばあむ」に生クリームを添えています。「京ばあむ」の最後の工程である抹茶フォンダンがかかっていないこのバームクーヘンが食べられるのは、「atelier京ばあむ」だけ！
こちらの「リッチプレート」1430円は、ミニサイズの「京ばあむ」に抹茶ジェラートやバニラクリームをトッピングしたひと品。フランボワーズのコンフィチュールがアクセントになっており、見た目も華やかなスイーツです。
「京ばあむ」と同じ卵を使った「たまごサンド」660円は、美十が手がける高級食パン店「別格」のパンを使用。マヨネーズと塩だけのシンプルな味つけの卵に、辛子マヨネーズを塗った、もっちり、ふわっとした食感のパンでサンドしています。
カフェレストランのスイーツをプロデュースしたのは、2023年3月に2年に一度フランスで開催されるパティシエの世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」日本予選A部門（シェア・デザートとあめ細工のピエスモンテ）で優勝し、日本代表に選出されたシェフパティシエ・的場勇志さんです。
的場さんが制作した芸術的なあめ細工は1階ショップで展示されているので、ぜひチェックしてくださいね！
ここでしか買えない限定商品をチェック
工場見学や食事をたっぷり堪能したあとは、お土産を探しにショップへ立ち寄ってみましょう。なかでも今回は「atelier京ばあむ」でのみ買える限定商品をご紹介します。
まず紹介する「京ばあむ ほうじ茶味」1512円は、やさしいほうじ茶の香りが楽しめるバームクーヘン。
「盆地すふれ」1188円は、京都産の宇治抹茶、北海道産の小麦粉に十勝産の小豆、日本名水百選「瓜割の水」を使用したスフレ。京都の地形から着想を得たことから「盆地すふれ」と名付けられたスイーツで、表面には碁盤と「京」の文字が刻印されています。
抹茶をとことん味わいたい人に、ぴったりなのが「宇治抹茶テリーヌ」2700円です。1836年創業「森半」の宇治抹茶を使用しており、濃厚で上品な抹茶の味を堪能できるひと品。抹茶好きに、ぜひおすすめしたいイチオシの商品です。
「トチの木パイ」1枚378円、5枚入1890円は、「atelier京ばあむ」のシンボルである「トチの木」をイメージして作られたパイ。サクッと食感に、香ばしいバターの香りが広がり、お茶請けにもぴったりです。
「京ばあむ」や京都らしさが感じられる「atelier京ばあむ」。ワクワクと楽しくなる仕掛けが随所に散りばめられた空間は、写真映えするスポットもたくさんあり、小さな子どもから年配の方まで年代問わず楽しめます。ここだけの限定商品や、カフェメニューも多数あるので旅行者だけでなく地元の方も要チェックです。新たに誕生した京都の観光スポットの魅力を体感しに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう！
■atelier京ばあむ（あとりえ きょうばあむ）
住所：京都府京都市南区西九条高畠町1
営業時間：Shop（1F）・工場見学（2F） 10～18時、カフェ（3F） 11～18時（17時30分LO）
TEL：075-585-3795
定休日：無休
※カフェ（3F）のみ、2023年12月1日（金）～2024年2月29日（木）は火曜日定休となります。
Text＆Photo：中田優里奈（ウエストプラン）
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
この記事を書いた人
