【静岡】「aardvark tea A stand」で、お茶の新たな魅力に出合う
JR静岡駅から北に向かって車で約6分。「静岡浅間神社」の門前町・浅間通り商店街にある「aardvark tea A stand(あーどばーく てぃー えー すたんど)」は、さまざまな素材を使ったブレンドティーが楽しめるお店。オリジナリティあふれるメニューを通して、今まで体験したことのないお茶の魅力に出合いましょう。
歴史ある商店街にある、新感覚のティースタンド
静岡市葵区にある「aardvark tea A stand(あーどばーく てぃー えー すたんど)」は、浅間通り商店街にあるティースタンド。白が基調となったスタイリッシュな店構えです。
季節によって異なる限定メニューのポップは、店長の辻さんによる手書き。かわいい看板に引き寄せられるかのように、店内へとお邪魔します。
2022年にオープンしたaardvark tea A standは、静岡発のクラフトティーブランド「aardvark TEA」の1号店。提供しているメニューには、静岡県産の茶葉を使用しています。
店名の「aadrvark」は、英語辞典を開いた際に一番最初に出てくる動物「ツチブタ」に由来します。「ツチブタ」はブタの仲間というわけではなく、ツチブタ目に属する動物で、同じ分類がされる仲間はほかにいません。
aardvark tea A standも「ツチブタ」のように、誰にとっても一番最初に思い浮べてもらえるブランドであり、唯一無二の存在となれるようにとの思いが込められています。
店内で一際目を引くのは、カラフルなパッケージのブレンドティーの数々。クラフト日本茶「毎日のお茶」シリーズをはじめとする、人気のラインアップが並んでいます。
手前の瓶は、豊かな香りが楽しめるテスター。香りからお茶の味を想像したり、飲んでいるシーンを思い浮かべたり。煎茶×バナナ、和紅茶×赤紫蘇など、思いもよらぬ素材の組み合わせに胸が高鳴ります。
「aardvark tea」オリジナル商品の急須ボトルは、日本茶を気軽に楽しめるアイテム。急須の代わりやマイボトルとして、大活躍すること間違いなしです。
お茶の新たな魅力に出合う、とっておきのティータイム
aardvark tea A standで楽しめる定番メニューは、季節ごとにフレーバーが異なるソーダと、ホットドリンクが2種類ずつ。さらに、シーズンごとに限定メニューも登場します。
まずは定番メニューのなかから、ソーダの秋限定フレーバーをいただきます。
カウンターの上に並んでいる自家製のシロップやフレッシュなハーブを使い、目の前で作りあげられていく「秋の煎茶ソーダ」。マスカットと金木犀のシロップをベースに、レモンとセージが香るさわやかな煎茶ソーダです。
一口いただいてみると、華やかな味わいが口いっぱいに広がり、後味にはしっかりとした煎茶の風味が残ります。賑やかに展開していく、味や香りが楽しい!
秋限定のメニュー「栗とあずきのほうじ茶ミルクティー」は、栗とあずき、スパイスの一種であるクローブをブレンドした自家製シロップに、ほうじ茶の風味がやさしい一杯。香り豊かな自家製のマロンクリームと、エスニック料理に欠かせない、こぶみかんの葉が乗っています。
飲み進めていくと、クリームが徐々に溶けてミルクティーのような味わいに。こぶみかんの葉は、沈めることでより深い香りが楽しめますよ。
日替わりで提供される2種類のお茶から好きなものをセレクトできる、給茶サービスも実施しています。こちらは「aardvark TEA」のオリジナル急須ボトルを購入した人のみ、利用ができます。
お店で煎れてもらった1杯目だけでなく、2回、3回とお湯やお水を継ぎ足して楽しめるのもうれしいポイントです。
自分だけのお茶をつくる、オリジナルブレンドづくり体験
平日の夜と、土・日曜、祝日の午前または夜に行われるオリジナルティーづくり体験「MY BLEND TEA(マイブレンドティー)」(参加費1人2500円/1回につき2人まで)もお見逃しなく。
完全事前予約制で、所要時間は1人約30分〜1時間ほど。まったりとお茶を飲みながら、自分だけのブレンドティーを作ることができます。
まずは静岡県産の烏龍茶、ほうじ茶、紅茶、煎茶の4種類からベースとなるお茶をセレクト。
続いて果実やハーブ、スパイスなど12種類のなかから、好みのものを選びます。
リラックス効果、冷え性など、求める効能は人それぞれ。選ぶのに悩んでしまっても、大丈夫。メディカルハーブコーディネーターの資格を持つ店長の辻さんが、丁寧に向き合ってくれますよ。
それぞれの素材を配合してもらったあとは、お楽しみの試飲タイム。完成前の最終調整で、好みの味や香りを細やかに掘り下げて調整を行い、ついに完成です!
できあがった15〜20gの茶葉は、ボトルに入れてお持ち帰り。作ったお茶にはナンバーが振られるので、次に訪れた際に再び同じ茶葉を購入することもできます。
自身がブレンドしたお茶がaardvark tea A standの歴史に残り続けることに、感動です。
静岡の茶農家の茶葉と、さまざまな素材を掛け合わせる「aardvark tea A stand」。今まで知らなかったお茶の魅力と、その可能性に圧倒されます。どんな驚きが待っているのか、皆さんもぜひ、実際に体験してみてくださいね。
Text:横畠花歩
Photo:森島吉直(しずおかオンライン)
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