【鎌倉】長谷~坂ノ下は珠玉の古民家カフェ揃い!素敵なリノベ空間でときめくカフェタイム
あちこちに素敵なカフェがあふれている鎌倉のなかでも、長谷・坂ノ下周辺はカフェ好きの間で知られる珠玉のカフェ満載エリア! 古民家をおしゃれに改装した素敵空間と、こだわりのドリンク&フードで癒やされにいきましょう。
Summary
立ち飲みワインも楽しい「ANTICO RONDINO」
観光客で賑わう長谷通りから一本路地を曲がってすぐ、豚のイラストを描いた板壁が目印の古民家カフェ&バーが「ANTICO RONDINO」。稲村ヶ崎で40年以上の歴史をもつイタリアン「TAVERNA RONDINO」の姉妹店として2022年にオープンしたお店です。パニーノや生ハムが並ぶショーケース横を抜けて進むと、庭に面した縁側と元座敷の空間にテーブル席が配され、ゆっくりくつろげる雰囲気。
フードのおすすめはパニーノと生ハム盛り合わせ。パニーノはイタリア発祥の生ハムサンドで、生ハムはイタリア産を中心に、パンは自家製です。「パニーノのレギュラーセット」1870円に付く自家製ポテトチップにはトリュフ塩がかかっていて、こちらも後を引くおいしさ! 生ハムやチーズの盛合せはSサイズ(1~2人前)2000円~。入口付近には立ち飲みスペースもあるので、イタリア産ワイン片手に夕暮れの鎌倉を楽しむのも◎。
■ANTICO RONDINO(あんてぃこ ろんでぃーの)
住所:鎌倉市鎌倉市長谷1-15-20
TEL:0467-55-5542
営業時間:10時30分~21時(定休日前日の日曜は~20時)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、ほか不定休あり
芸大生が再生したアートな空間「蕪珈琲」
長谷通り沿いにある日蓮宗のお寺、収玄寺の境内に立つ古民家を改装したカフェが「蕪珈琲」。オーナーは現住職の長男さんですが、店に立つのはミュージシャンでもある次男さん、またはジャーナリストとして各国の在日大使館と関わる住職の奥様。季節の草花が美しいお寺の庭に立つ平屋を、東京藝術大学の藤村龍至教授の指導のもとに学生たちが作り上げたというアートな空間です。
コーヒーは「ブレンド」550円のほかシングルオリジンが10種ほど揃い、「ゲイシャ」1200円、「コピ・ルアク」3000円など希少なものも。好きなカップを選んで飲むことができます。スイーツも自家製の「レモンケーキ」や「チーズケーキ」各400円など数種類(写真のガトーショコラは土・日曜限定)あるほか、旬のフルーツをクリームとサンドした「蕪フルーツサンド」800円を楽しみにしている常連さんも多いとか。
■蕪珈琲(かぶらこーひー)
住所:鎌倉市長谷2-15-14 収玄寺境内
TEL:非公開
営業時間:13~17時
定休日:無休
人気ロースターのコーヒーを古民家で!「paso by 27 COFFEE ROASTERS」
藤沢市辻堂に本店をもつ湘南を代表するロースター「27 COFFEE ROASTERS(とぅえんてぃせぶん こーひー ろーすたー)」が2022年にオープンした古民家カフェ。坂ノ下地区の細い路地に面した築100年以上の平屋をリノベーションしていて、畳敷きの空間に2名席が3席あるほか、縁側にしつらえられたカウンター席では庭を眺めながら、のんびりとコーヒーやスイーツを味わうことができます。
スペシャルティコーヒーの焙煎・販売で知られる27 COFFEE ROASTERSの支店だけあって、コーヒーもこだわりのセレクト。毎日タイプの異なるコーヒーを3種類揃えているので、好みのものをオーダーしてみましょう。刻々と変化する香りや味わいが楽しめます。チーズケーキをはじめ、本店で作られたケーキも好評です。
■paso by 27 COFFEE ROASTERS(ぱそ ばい とぅえんてぃせぶん こーひー ろーすたーず)
住所:鎌倉市坂ノ下22-6
TEL:0467-38-5605
営業時間:9~17時
定休日:火曜
大正期の民家で極上パンスイーツ「café recette鎌倉」
東京・世田谷で天然酵母と素材にこだわったパンを作り続ける「recett」がプロデュースする、パンスイーツ専門のカフェです。建物は江戸期の古民家の木材を再利用して大正時代に建てられた民家がベースになっていて、設計は鎌倉発のデザイン会社ATTAが手掛けたもの。梁や柱など古材の温かみとモダンな雰囲気が調和した落ち着いた空間です。
おすすめはrecett自慢の最高級食パン「@butter」を使った「究極のフレンチトースト」。平飼い卵と牛乳で作るアパレイユに一晩浸し、じっくり焼き上げるもので、まるでプリンのような滑らかさ。表面にはキャラメリゼをかけローストしたアーモンドとピスタチオがトッピングされています。ランチならベーコンや目玉焼きがのった「究極のお食事系フレンチトースト」1900円もあります。
■café recette鎌倉(かふぇ るせっと かまくら)
住所:鎌倉市坂ノ下22-5
TEL:0467-38-5700
営業時間:9時30分~17時(土・日曜、祝日は8時30分~)
定休日:火曜(祝日の場合は変更あり)
海へと続く路地に立つカフェ「なみまち ベーグル」
海へと続く坂ノ下地区の細い路地にて、築100年を超す古民家をリノベーションして営業する「なみまちベーグル」。地元の人々からも観光客からも愛される小さなベーグル屋さん&カフェです。オープン時間の朝9時30分から、焼きあがった順に次々とベーグルが店頭に並び、定番から季節替わりのベーグルまでその数約30種類。テイクアウトのほか、店内やウッドデッキのテラスでコーヒーなどと一緒に味わうことができます。
こちらのベーグルは、幻の小麦とよばれる北海道産小麦「はるゆたか」を100%使用するほか、ホシノ天然酵母、完全天日塩のシママース、ハチミツだけで作る身体に優しいベーグル。バターや牛乳、卵などは不使用です。時間をかけて低温で発酵させた生地を一晩寝かせてから焼いていて、もっちりなのにフワフワという絶妙な食感!11時からは生ハムやチーズ、スモークサーモンなどをはさんだベーグルサンドのランチ(スープ、ドリンク付き)も登場します。
■なみまち ベーグル
住所:鎌倉市坂ノ下19-12
TEL:080-4578-7373
営業時間:9時30分~16時
定休日:無休
縁側で昭和の気分を楽しむ「てぬぐいカフェ 一花屋」
江ノ電長谷駅から歩いて5分ほど、昔懐かしい木製の門が目を引く「てぬぐいカフェ 一花屋」。もともと茶室だったという築90年ほどの古民家を改装していて、小さなお庭に面した縁側にはちゃぶ台の客席。テーブル席も含め15席ほどの店内には昔懐かしい箪笥や和小物が配され、昭和の空気を感じることができます。陶器や和雑貨の販売コーナーもあり、店名にある手ぬぐい(1100円~)は100種類以上という品揃えです。
てぬぐいカフェ一花屋ではコーヒーやチャイ、ケーキなどカフェメニューのほか、お昼どきにはランチメニューも登場します。食材にこだわり、野菜は鎌倉野菜をはじめ地元農家から仕入れる無農薬・無化学肥料、お米は奥湯布院産の無農薬米。牛乳や水も厳選したものを使っています。ランチおすすめの「季節の野菜と酒粕カレー」はトマトベースのマイルドな味わいで、ツブツブ状の酒粕入り。サラダ付きで、ドリンクかデザートを選択できます。
■てぬぐいカフェ 一花屋(てぬぐいかふぇ いちげや)
住所:鎌倉市坂ノ下18-5
TEL:0467-24-9232
営業時間:10時30分~17時
定休日:火・水曜(祝日の場合は翌日)
鎌倉の長谷エリアといえば、鎌倉大仏がある高徳院や花の寺として名高い長谷寺などが有名ですが、おしゃれな古民家カフェでのんびり過ごす時間も鎌倉らしさ満点です。
Text&Photo:岩田衣織
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