【鎌倉】北鎌倉の古民家カフェレストラン「ブラッスリー航」が移転リニューアル
北鎌倉の人気店「ブラッスリー航(ぶらっすりーこう)」が2023年9月に移転リニューアルオープンしました。場所は、前店舗から歩いて3分ほどの住宅街。古民家ならではの落ち着いた空間で、鎌倉野菜たっぷりのランチを楽しみましょう。
北鎌倉の住宅街にひっそりとたたずむ隠れ家
「ブラッスリー航」は、創作レストラン「航 北鎌倉」の2号店。コース料理中心の本店に対し、地元の人がよりカジュアルに利用できる店を、と2020年にオープンしました。今回の移転先は、同じ北鎌倉の住宅街。最寄りの北鎌倉駅の臨時改札口からは歩いて6分ほどです。少しわかりにくい場所ですが、お店のインスタグラムで丁寧に案内していますので、参考にしてみてください。
オーナー自ら設計・施工を手がけ古民家を改装
料理人になる前は、建築関係の仕事をしていたというオーナーシェフの橋本航季さん。これまでオープンした店も設計から携わり、古民家を再生させてきました。今回リノベーションしたのは、20年ほど空き家になっていた築約60年の日本家屋。間取りを変えるために土壁を壊したり、増築したりして、スタッフとともに約7ヵ月かけて完成させたそうです。
増築したカウンターの窓には、部屋の仕切りに使われていた建具を再利用しています。なるべく元からあったものを生かすのが、橋本さんのこだわり。和テイストの小物や古道具がマッチしたおしゃれな空間になっています。
鎌倉野菜が主役のランチを召し上がれ
11~14時に注文できるランチは4種類あり、1800円~。メイン料理に鎌倉野菜の葉っぱのサラダ 蜂蜜ヴィネグレットと日替わりのココット料理、ドリンク、スイーツが付くボリューム満点の内容です。この日のココット料理はラザニア。一部のドリンクとスイーツは、追加料金でグレードアップできます。
ぜひ味わいたいのが、シュー生地の中にアボカド、タマネギ、オリーブのピュレが入ったアボカドピュレのエクレア。オーナーと店長が考案したオリジナルメニューです。付け合わせの野菜のグリルは、アンチョビとマヨネーズのソースにディップして味わいましょう。
レンバイ(鎌倉市農協連即売所)から仕入れる鎌倉野菜も、お店のこだわりのひとつです。新鮮な野菜本来の甘さを感じられるように、味付けは最低限にして提供。この日のサラダには、ハンサムレタスやグリーンリーフ、紫からし菜などが使われていました。
スイーツがおいしいのもこの店の魅力です。ぜひ、ランチのデザートは盛り合わせにしてみて。写真上のレモンチーズケーキは、クリームチーズと卵黄を使ったチーズケーキに、レモンカードをのせたさわやかな逸品。14時以降のカフェタイムには、500円でオーダー可能です。
17時30分以降のディナー営業は不定休ですが、三崎直送の魚介や肉料理などのアラカルトを用意。事前に問い合わせしてから出かけましょう。
10代の頃のアルバイト経験をベースに、料理はほぼ独学だという橋本さんは「毎日が修業」と語ります。「とにかくお客さんに喜んでもらいたい」という信念から、笑顔の接客を大事にしているのだそう。
2024年2月には、隣にケーキ店をオープン予定というから、北鎌倉散策の楽しみがまたひとつ増えそうです。
■ブラッスリー航(ぶらっすりーこう)
住所:神奈川県鎌倉市山ノ内703-3
TEL:0467-53-7617
営業時間:11~16時(15時30分LO)、17時30分~21時(20時LO※夜は要問合せ)。火曜は11~16時(15時30分LO)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
text&photo:ウランティア(永田晶子)
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