【鎌倉】江ノ電を望む一軒家レストラン「BREEZE BIRD CAFE&BAKERY」でぜいたくランチ
江ノ電和田塚駅のすぐそばにある「BREEZE BIRD CAFE&BAKERY(ぶりーず ばーど かふぇあんどべーかりー)」は、神奈川の食材をふんだんに使った料理を楽しめるカフェレストラン。一軒家を改装した居心地のいい空間で、ランチやモーニングを楽しみましょう。
江ノ電がすぐそばを走る住宅街の一軒家レストラン
お店は江ノ電和田塚駅の藤沢方面の改札を出てすぐの場所にあります。 JR鎌倉駅からは歩いて12分ほど。人が1人通れる幅の細い路地に面しています。築約30年の民家を改装し、2021年7月にオープンしました。
地元葉山の設計事務所が手がけたという店内は、元からあった梁などを生かした温かみのある空間。漆喰の壁を塗る作業は、地元住民の手伝いもあったそうです。カウンター席もあり、1人でも気軽に利用できます。
天気がいい日は、ウッドデッキのテラス席へ。季節の花が咲く庭を眺めながら、観光地の喧騒を忘れてのんびりと過ごせます。テラスはワンちゃん連れもOKとのこと。
鎌倉、三浦、横須賀の旬の食材を楽しめるランチ
店を切り盛りするのは、シェフの片岡聖斗さん。実習船の料理人を3年間務めたのち、新富町の名イタリアン「Coulis(くーり)」で6年間腕を磨き、鎌倉のこの地に新たなレストランをオープンしたそうです。
使う食材は鎌倉・三浦の野菜や、横須賀長井漁港直送の魚介、藤沢のみやじ豚など、湘南エリアのものが中心。シェフの地元、北海道の食材を使うこともあるそうです。食材ありきでメニューを考えるため、ランチはほぼ日替わりの内容。「PASTA LUNCH」2700円、「FISH LUNCH」3200円、「MEAT LUNCH」3300円の3種類から選べます(値段は変更の場合あり)。
この日の「FISH LUNCH」のメインは、長井漁港直送のクロダイのポワレ。パリッと焼き目のついた皮とふんわりとした身がたまりません。ローストしたタマネギとカブも絶品。ソースは横須賀の鈴也ファームのカブとユズのソースと一緒にいただきます。
すべてのランチに前菜サラダ、自家製パン、デザート、ドリンクが付きます。前菜サラダには、レンバイ(鎌倉市農協連即売所)で仕入れる鎌倉野菜を中心に、約10種類の野菜を使用。根菜類の葉のナムルや、イチジクとワインで煮込んだサツマイモなど、ひと手間加えたものが添えられています。ビーツのソースも鮮やか!
大型のオーブンで毎朝焼き上げる自家製パンは2種類ほど。食パン・ふわぱん(写真左)とカンパーニュ(写真右)は定番です。
デザートは盛り付けにもこだわります。この日は、チーズケーキの上に自家製のアイスをのせ、愛媛の大三島のみかんとキャラメルのソースを添えたもの。メレンゲのトッピングがおしゃれです。
2023年12月からは新たにディナー営業がスタートしました。7~8品のフルコース1種類のみで、6800円(別途サービス料10%)。シェフの料理をさらに堪能できる内容なので、ぜひチェックしてみてくださいね。
自家製パンはおみやげにもおすすめ
入り口では自家製パンを販売しており、持ち帰りだけもOKです。小麦は「はるゆたか」を中心に北海道産のものを使用。天然酵母で低温長時間発酵させたパンは、常時14~15種類並びます。水分量が多くもっちりした「リュスティック」は、ホール780円、ハーフ400円。ランチで提供していた「ふわぱん」は580円、「カンパーニュ」は1/4カット480円で購入できます。
揚げパンにシュガーをまぶした「ねじりパン」など、どこか懐かしいパンも。夕方には売り切れることもあるそうなので、お目当てのパンがあれば早めに行くのがおすすめです。
オープンから2年半ながら、遠方から足を運ぶファンも増えている「BREEZE BIRD CAFE&BAKERY」。鎌倉の新しい風を感じる素敵なお店へ出かけてみませんか。
■BREEZE BIRD CAFE&BAKERY(ぶりーず ばーど かふぇあんどべーかりー)
住所:神奈川県鎌倉市由比ガ浜3-4-5
TEL:0467-73-8055
営業時間:11時~15時30分(14時LO)、17時30分~21時30分(20時LO)
定休日:火曜、第2・4水曜
text&photo:ウランティア(永田晶子)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
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