CHASHITSU Time

大阪・靭公園│「CHASHITSU time 」で正しくなくていい茶室体験。本格的な茶器と茶葉でお茶を入れて気軽に味わう

大阪府 カフェ 日本茶 和スイーツ・和菓子 大阪のカフェ るるぶ&more.編集部
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大阪・靭公園(うつぼこうえん)のすぐそばに、2023年10月にリニューアルオープンした「CHASHITSU time(ちゃしつ たいむ)」。本格的な茶道具を使える一方で、お作法は気にせず自由にお茶を入れる体験ができると早速話題です。気軽に日本茶の魅力に触れられる、“茶室”をご紹介します。

Summary

「CHASHITSU time」は、自分のためにお茶を入れる正しくなくていい茶室。利用方法は?

CHASHITSU Time

「CHASHITSU time」は、正しくなくていい茶室をコンセプトに、自分で日本茶を入れて楽しむ時間を提供するカフェ。“日本茶×コーヒー”などの創作ドリンクが好評を博した前身のカフェを、装い新たにリニューアルしました。

CHASHITSU Time

店内には、スタイリッシュなテーブル席やカウンターがあり、お湯の沸く茶釜がずらりと並びます。さらに、器や茶筅など本格的な茶道具を使って、抹茶や玄米茶、特上ほうじなど個性豊かな茶葉を選び、自由に入れることができます。

CHASHITSU Time

日本茶といえば、お作法や所作が難しいイメージがつきもの。でも、「CHASHITSU time」では、正しく入れる必要はありません。茶葉ごとに付いてくる、入れ方の手順を参考にしながらも、ちょっと長めに蒸らして深い味わいにしてみたり、抹茶を泡立てない時の味を試してみたりと、気ままに自分好みの味を探ることもできるんです。

CHASHITSU Time

気になる料金は時間制。利用する時間によって、選べる茶葉やお菓子の有無が異なります。30分500円と手ごろに一服できるコースから、120分かけて茶葉2種類とお菓子をじっくり堪能できて2000円という価値あるコースまで、全4コース。気分に合わせてチョイスしてください。

・「いっぷく(30分コース)」500円
選べるお茶:抹茶または玄米茶
お菓子:別料金

・「ととのえる(60分コース)」1000円
選べるお茶:抹茶・玄米茶・特上ほうじ・ほうじカフェジュレッティー・透明麦茶から1種類
お菓子:当日選択

・「ひとやすみ(90分コース)」 1500円
選べるお茶:抹茶・玄米茶・特上ほうじ・ほうじカフェジュレッティー・透明麦茶・抹茶ラテ・ほうじラテから1種類
お菓子:当日選択

・「じっくり(120分コース)」 2000円
選べるお茶:抹茶・玄米茶・特上ほうじ・ほうじカフェジュレッティー・透明麦茶・抹茶ラテ・ほうじラテから2種類(2茶葉目は抹茶・特上ほうじ・玄米茶のいずれか)
お菓子:当日選択

スタッフさんもおすすめ!一度味わってほしい人気の茶葉2選

CHASHITSU Time

まず味わって欲しいのが、サクッと30分で楽しめる「いっぷく」コースから堪能できる「玄米茶」。茶葉は、お茶の産地として知られる京都・和束町(わづかちょう)産で、玄米の香ばしさを煎茶のさわやかな味わいが引き立てます。ホットはもちろん、氷で急冷していただくこともできますよ。

CHASHITSU Time
CHASHITSU Time

入れ方は、茶葉を入れた急須に茶釜からお湯を注いで1分待ち、器に3回に分けて注ぐとできあがりです。柄杓(ひしゃく)で茶釜からお湯をすくったり、急須で最後の1滴まで丁寧に注いだりする作業に、思わず集中してしまうのも楽しい!
さらにお湯を注いで3煎ほどお茶を楽しむことができます。お湯の量や蒸らす時間などで、香りや苦み、渋みなどの味わいが変わるので、ぜひ試してみてください。

CHASHITSU Time

なお、抹茶、玄米茶、特上ほうじの3種のお茶では、器を選ぶこともできます。伝統の茶道らしい柄から、今どきのポップな色柄まで揃うので、器を見ているだけでもおもしろいですよ。

CHASHITSU Time

60分以上のんびりと過ごすコースなら、「透明麦茶」をぜひ。麦茶で多く使われる六条麦ではなく、二条大麦を使用しており、お茶の色は黄金色。口に含むとふくよかな麦の香りと豊富なでんぷん質による穀物本来の甘みが一気に広がります

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二条大麦は、その香り高さからビールやウイスキーの原料になることが多く、市場ではなかなか手に入らないのだそう。「CHASHITSU time」では、兵庫・猪名川町産の二条大麦で麦茶を入れることができます。

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まずは、麦と茶釜のお湯を急須に入れたら、スタッフさんに火を付けてもらい約15分煮出します。急須のなかで踊る麦を見ているとあっという間!こちらも急冷してアイスでも味わえますよ。
さらに完成した麦茶と一緒に器に麦を入れておくと、少しずつ味が濃くなっていくなど、味の変化も楽しめます。お茶にする前の麦や、煮出した後の麦を食べてみるのもおすすめだそう。
なお、「麦茶」は煮出すため、カウンター席のみでの提供です。

CHASHITSU Time

60分以上のコースならお菓子も選べます。1番人気は「ほうじ茶と粒あんのガトーショコラ」(単品は350円、ホイップクリーム+100円)。ほうじ茶葉を入れて焼き上げた生地の中には粒餡(あん)が入り、外はほうじ茶のアイシングで、しっとり濃厚な味わいに。

名物和スイーツ・おはぎバーガーやテイクアウトもおすすめ

CHASHITSU Time
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(手前から)「おはぎバーガー 胡麻づくし」300円、「季節のおはぎバーガー」各300円〜350円

選べるスイーツはほかにも。「おはぎバーガー」は前身のカフェ創業時からの名物。蜜漬けして蒸した高級もち米・羽二重糯(はぶたえもち)を形を整えて軽く焼き、小豆や季節の食材を使った餡をサンド。モチモチ食感と、素材を生かすやさしい甘みが絶妙です。
金・白・黒3種類のゴマをトッピングした「胡麻づくし」が定番で、ほかは季節のフレーバーが次々に登場。常時3種ほどがあり、テイクアウトもOKです。

CHASHITSU Time
「ほうじラテ」と「抹茶ラテ」(ICE)各500円

お茶とミルクの相性が抜群のラテなど、ドリンクは4種がテイクアウトできます。天気のよい日には、お茶やスイーツを片手に、向かいの靱公園でピクニック気分を満喫するのもおすすめですよ。

「CHASHITSU time」へは地下鉄・本町駅から徒歩5分。予約は必要?

CHASHITSU Time

「CHASHITSU time」があるのは、大阪メトロ本町駅の28番出口から徒歩5分と好立地。

CHASHITSU Time

モダンな店内からは、大きなガラス張りの扉越しに、緑豊かな靱公園の景色が眺められ、ロケーションもグッド。四季を感じながら、お茶タイムが満喫できますよ。

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お菓子や茶器には限りがあるので、予約して訪れるのがおすすめです。予約は、前日17時30分までは公式WEBサイトから、それ以降は当日店舗で受け付けています。

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「透明麦茶」を味わいたいなら、カウンター席を予約してください。席が空いていれば、もちろん飛び込みでも利用できます。

CHASHITSU Time

「CHASHITSU time」で、のんびり心を落ち着けて気軽に日本茶体験をすれば、心も身体もほっと整いそうです。
今後も、コースの内容や提供メニューのアップデートや、茶葉販売などの予定もあるそう。本格的な日本茶の魅力を手軽に楽しめる、ワクワクのお茶体験をぜひ!

■CHASHITSU time(ちゃしつ たいむ)
住所:大阪府大阪市西区靭本町1-16-14
TEL:080-9605-8833
営業時間:11~18時(17時LO)
定休日:第2火曜(祝日の場合は営業)
アクセス:大阪メトロ本町駅28番出口から徒歩5分、または大阪メトロ肥後橋駅7番出口から徒歩10分

Text:林檎林
Photo:沖本明

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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