気分は明治時代のモダンガール。東京・乃木坂「喫茶館 Bleu Montagne」で優雅なティータイムを
乃木坂にある「喫茶館 Bleu Montagne(きっさかん ぶるぅ もんたーにゅ)」は明治時代の洋館をモチーフに造られた喫茶店。和と洋の骨董品やアンティーク家具が彩る空間で、こだわりのドリンクやスイーツをいただきながら優雅なひとときが過ごせます。
時代を超えて受け継がれる和洋の美しいものに囲まれた空間
2023年9月、乃木坂駅から徒歩1分の場所にオープンした「喫茶館 Bleu Montagne」。店名はフランス語で“青い山”を意味する言葉で、本社やお店の住所でもある南青山に由来するそう。
カフェをはじめ、日本にさまざまな西洋の文化や芸術が導入された明治時代(1900年頃)の洋館をイメージした空間には、日本の骨董品や西洋のアンティーク家具・食器類などが並びます。
入口では、ドイツの最高級ぬいぐるみブランドであるシュタイフ社のアンティークのテディベアがお出迎え。
5席あるカウンター席では目の前でドリンクが作られる様子を眺めたり、スタッフさんとのおしゃべりを楽しんだりすることができます。
ゆったりと配置されたテーブル席では、友人やパートナーと過ごすのはもちろん、ひとりで読書を楽しむもよし、作業に没頭するもよし。
レトロ感を演出する盆栽も、洋風のインテリアと不思議にマッチしています。
もしかしたら、明治時代の洋館も、こんな風に和と洋のものが混在していたのかも…なんて想像するのも楽しいひとときです。
ブルーのステンドグラスが美しいこちらのスペースは、パーテーションで区切れば、半個室としても利用することも可能。
シーンに合わせてさまざまな使い方ができそうです。
和のスパイス、山椒が香るカフェ・オーレ×あんみつの組み合わせにうっとり
ドリンクやフードは、昔ながらの喫茶店メニューをベースにしながらも、こちらでしか味わえないものばかり。
今回オーダーしたのは、スペシャリテでもある「山椒・カフェ・オーレ」。
ネルドリップで濃く抽出したコーヒーと自家製の山椒シロップを混ぜ合わせ、牛乳を注いで2層に仕上げます。
さらにパウダーとひきたての山椒も加わり、シロップのほのかな甘さと、コーヒーの苦みの中に山椒の華やかな香りがふわっと広がる一杯に。
「あんみつ」は、粒餡(あん)や黒蜜をはじめ、白玉団子や求肥、寒天もすべて手作り。
こっくりと濃厚な黒蜜が、豆本来のおいしさを生かした上品な甘さの粒餡やもっちりとした白玉、梅酢でわずかに酸味を加えた求肥、ぷるんとした寒天に絡んで、たまらないおいしさ。
トッピングのあられや、ほんのり甘酸っぱいクコの実が、食感や味わいにアクセントを加えています。
オリジナルブレンドのハーブティーやチーズケーキも
オリジナルブレンドの「ハーブティー」もおすすめです。
写真の「ビューティースパイシー」は、ローズヒップ、ハイビスカス、ローズダマスク、エゾ松、カルダモン、黒胡椒、シナモンシロップのブレンド。
華やかなピンク色はローズヒップやハイビスカスによるもの。
ローズダマスクの華やかさ、エゾ松のウッディな香り、カルダモンやシナモンなどのスパイシーさが絶妙にマッチしています。
身体の芯から温まるので、これからの季節にもぴったり。
ハーブティーと相性抜群の「チーズケーキ」は濃厚でコクのある味わい。とろりとなめらかなフロマージュ・ブランと、サクサクとした香ばしいクランブルがアクセントになっています。
今回ご紹介した以外にも、一杯ずつ丁寧に入れる「コーヒー」900円~や「紅茶」900円~などのドリンクのほか、「ポークカレー」1600円や「ナポリタン」1500円といったフードメニューも。
六本木からも近いので、美術館巡りやショッピングの合間に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■喫茶館 Bleu Montagne(きっさかん ぶるぅ もんたーにゅ)
住所:東京都港区南青山1-26-16リリエンハイム1F
TEL:03-6804-3713
営業時間:11~19時
定休日:木曜
アクセス:乃木坂駅より徒歩1分
Text&Photo:近藤ひかり(エフェクト)
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