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吉祥やまなかのおもてなしが豪華すぎる! 編集部員が大満喫できる過ごし方のポイントをご紹介【すみずみ宿泊ルポ】

吉祥やまなかのおもてなしが豪華すぎる! 編集部員が大満喫できる過ごし方のポイントをご紹介【すみずみ宿泊ルポ】

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石川県の山中温泉にある旅館「吉祥やまなか(きっしょうやまなか)」のおもてなしが豪華すぎる! しかも2024年には北陸新幹線が延伸してアクセスがよくなった! と聞いて、編集部員が実際に泊まってきました♪ 実際に泊まってわかった「吉祥やまなか」のおすすめポイントをご紹介していきます。

Summary

「吉祥やまなか」へのアクセスは加賀温泉駅から

吉祥やまなかのエントランス
「吉祥やまなか」のエントランス

石川県には、山代温泉、山中温泉、片山津温泉、粟津温泉という4つの温泉地を有する「加賀温泉郷(かがおんせんきょう)」があります。加賀温泉郷の玄関口ともいえるのが加賀温泉駅ですが、2024年3月に北陸新幹線が延伸し、石川県内では小松駅、加賀温泉駅が開業。首都圏や関西圏から加賀温泉郷へより行きやすくなりました。

「吉祥やまなか」はそんな加賀温泉郷エリアの山中温泉にあり、アクセスは加賀温泉駅から送迎バス(要予約)で約25分。首都圏からなら北陸新幹線利用で約3時間と好アクセス。

北陸新幹線以外にも、飛行機で行く場合は小松空港から送迎バス(要予約)で約40分、車で行く場合は北陸自動車道加賀ICから約20分で行くことができます。

エントランスに入ると美しい内観が広がる
エントランスに入ると美しいロビーが

「吉祥やまなか」は北陸新幹線延伸でアクセスがよくなっただけではなく、とっておきのおすすめポイントがあります。

それは「おもてなし」。
宿泊者は宿泊料金のみ払えば、無料でたくさんのおもてなしを受けることができるんです。美しい内観や客室だけでも満足できますが、それ以上にさまざまなおもてなしメニューが充実しています。

例えば本格鉄板焼レストランでシェフが目の前で作ってくれるパンケーキ、伝統芸能「山中節の夕べ」の鑑賞、加賀にある平松牧場の搾りたて牛乳で作った「KAGAプリン」などなど。本当に追加料金を払わなくていいの?と思うくらい素敵なおもてなしがたくさん。

今回、実際に泊まってきた私が、「吉祥やまなか」に泊まるならこれは絶対にチェックすべきというポイントをまとめたので早速ご紹介します!

華浴衣の種類が多くて驚き! 自分好みのスタイルに

エントランスに入ってチェックインしたら、まず行ってほしいのが1階にある「色浴衣コーナー」。浴衣を借りられる旅館は数多くありますが、写真を見てください! 広いスペースに豊富な華浴衣、帯、湯かご、羽織、ストール、男性用の浴衣が用意されており、好きなものを自由に選べるんです。

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帯は色帯、柄帯、つくり帯まで揃い、そんな種類豊富な帯のなかから自由に選べます。

湯かごもあるので、選んだ浴衣に合わせて好きなものを合わせてみてくださいね。

華浴衣で外に出て、山中温泉の温泉街散策ももちろんOK。じっくり楽しく選んでみてください。

着物を選んだら客室に行って着替えます。客室に下駄もあるので、何も準備しなくても完璧な温泉街コーデになりました♪「温泉街を浴衣で散策したいなぁ…」、「かわいい浴衣を友達と着たいなぁ…」と思っている方にぜひおすすめです。


加賀パンケーキのアフタヌーンティーに心奪われる

14時30分から16時まで、2階の鉄板焼「青竹」で「加賀パンケーキのアフタヌーンティー」が食べられます。「吉祥やまなか」は14時からチェックインできるので、チェックイン後、浴衣を選んだら忘れずにこのおもてなしを受けるべし!

シェフが目の前で焼いてくれるパンケーキ
シェフが目の前で焼いてくれるパンケーキ

メニューとしては、プレーンと、日替わりで加賀棒茶もしくは酒粕のパンケーキの計2枚がいただけます。能登大納言小豆、五郎島金時芋ホイップ、バター、メイプルシロップ、金箔はちみつを好きなようにトッピングできるんです。ドリンクもコーヒーや紅茶、加賀棒茶などオーダー可能です。

シェフが目の前で焼いてくれるという素敵な時間を、チェックイン後すぐに受けられるのがうれしい! 日替わりの酒粕のパンケーキは小さなお子さんでも食べられるので、家族連れでも安心です。

食べてみると、できたてのパンケーキはふわっふわで、優しい風味。シェフが目の前で焼いてくれている姿を見ているからか、よりおいしく感じます。トッピングも五郎島金時芋ホイップや能登の大納言小豆など石川県を代表する食材なので、石川に来たという実感が強くなりよいですね。

これもおもてなしの一つなので、追加料金はもちろん不要。これだけでも食べに行きたいくらいなのに、おもてなしの一つなのは本当に驚きです。

山中温泉をお散歩したら「HAPPY HOUR」でお酒時間

パンケーキを満喫したら、山中温泉の散策へ! 山中温泉には景勝地として知られる「鶴仙渓(かくせんけい)」や、「アイスストリート」といってアイスを食べられるお店がたくさんあり、散策が楽しい温泉地です。

山中温泉の散策を楽しんだら、おもてなしの一つである「HAPPY HOUR」の時間です。16時から18時までは1階のロビーラウンジでドリンクと加賀甘味をいただけますよ。

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ドリンクはカクテルやノンアルコールカクテル、クリアアサヒなどから選べますが、今回はカシスオレンジをチョイス。散策の疲れをとる以外にも、夕食までのちょっとした時間や湯上りにもおすすめな「HAPPY HOUR」。素敵な夕方時間を過ごせること間違いなし♪


夕食前に貸切風呂を堪能、部屋も快適空間

岩作りの露天風呂「竹雀」(写真提供:吉祥やまなか)
岩作りの露天風呂「竹雀」(写真提供:吉祥やまなか)

夕食まで時間がある場合、おもてなしの一つである貸切風呂に入ることも可能。檜、岩、石作りの3種類の貸切風呂があり、滞在中1種を選んで、50分間、先着予約順で1回入ることができるんです。

檜作りの露天風呂「一笑」(写真提供:吉祥やまなか)
檜作りの露天風呂「一笑」(写真提供:吉祥やまなか)
石作りの内風呂「友琴」(写真提供:吉祥やまなか)
石作りの内風呂「友琴」(写真提供:吉祥やまなか)

利用できる時間は13時から23時、6時から10時30分(最終は9時40分)で、開始時間は選んだ貸切風呂によって異なるので、詳しくは予約時に確認してみてください。人気があるため、貸切風呂に入りたい方はチェックインしたらすぐに予約するのがおすすめ。※湯処にはタオルやアメニティ類が完備されているので手ぶらで湯めぐりOKです。

もちろん、女湯、男湯の大浴場(男女入れ替え制)もありますし、サウナもあるので貸切風呂の予約がとれなくても、十分湯めぐりは満喫できますよ!

「かがり吉祥亭」の温泉大浴場(白鳥の湯)(写真提供:吉祥やまなか)
「かがり吉祥亭」の温泉大浴場(百間の湯)(写真提供:吉祥やまなか)

さらに「吉祥やまなか」に宿泊した場合、グループ旅館の「かがり吉祥亭」が車で約5分の場所にあるので、そちらを利用することが可能。シャトルバスがあるので気兼ねなく行けます。これもおもてなしの一つなので「かがり吉祥亭」の温泉大浴場に行っても追加料金は不要です!

また「吉祥やまなか」にはかけ流し温泉の露天風呂付き客室もあるので、気になった方は予約時にそちらも確認してみてくださいね。

今回泊まった渓流側の客室「楽」(写真提供:吉祥やまなか)
今回泊まった渓流側の客室「楽」(写真提供:吉祥やまなか)

そして今回泊まったのは渓流側の客室。内装がきれいというのは言うまでもないのですが、ここにもおもてなしを発見! 優しい灯りと癒やしの香りに包まれるアロマポット、浴衣のほかに部屋用のナイトウェア、加湿機能付き空気清浄機も用意されていました。

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渓流側にある「楽」「寛」「粋」「華」「雅」の客室には、コーヒーミルと伝統工芸「山中塗」のカップも用意されています。コーヒーミルで挽きたてのコーヒーを山中塗の器でいただけるのはうれしいですよね


1日目にして浴衣、パンケーキ、貸切風呂、グループ旅館への湯めぐりときて、さらに客室にもおもてなしを感じられ、至福な時間を満喫。そして旅館といえば非日常な夕食!「吉祥やまなか」はそんな期待にこたえる豪華な夕食が提供されます。

豪華すぎる吉祥の夕食をいただきます

加賀料理「べにはな」は武家屋敷造りの空間(写真提供:吉祥やまなか)
加賀料理「べにはな」は武家屋敷造りの空間(写真提供:吉祥やまなか)

「吉祥やまなか」のレストランは、加賀パンケーキのアフタヌーンティーで紹介した鉄板焼「青竹」、加賀料理「べにはな」、加賀料亭「千尋」と3つあります。加賀料亭「千尋」は露天風呂付き客室に宿泊したゲスト専用の料亭で、今回夕食をいただくのは加賀料理「べにはな」。

「加賀の台所」とよばれるオープンキッチンがあり、加賀の台所では「割烹」をコンセプトに、料理人が天婦羅を揚げる姿など活気に満ちた様子を見ることができますよ。

今回は「のどぐろ・和牛会席 姿ズワイ蟹一杯付き」プランを頂きました。メニューは季節や時期によって変わりますが、この日のお品書きはこちら!(取材時のメニューです)

○食前酒
天狗舞梅酒

○八寸
加賀・能登山海の幸5種盛り合わせ

○造里
日本海の幸5種盛り合わせ

○台の物
姿ズワイ蟹
黒毛和牛みぞれ鍋

○焼物
姿のどぐろ 珠洲の塩焼き

○揚物
海老と加賀野菜の天婦羅

○食事
ズワイ蟹ご飯
赤出汁 香の物

○デザート
季節の果実含む3種盛り合わせ

※季節により料理内容が異なる場合があります。

日本海の幸や旬の地物をふんだんにいただけます!

特筆したいのが「黒毛和牛みぞれ鍋」。ポン酢は酸味が苦手だったのですが、このポン酢はまろやかで黒毛和牛に合う!

そして天婦羅はなんと、塩が5種類もあります。どの塩をかけるか考えるだけでもワクワク。

しかも驚きはまだ続きます。追加料金950円で天婦羅のおかわりが自由に! そんなことある?と衝撃を受けました。写真の用紙に追加したい天婦羅の点数を記入してスタッフの方に渡すだけ。

加賀の台所(写真提供:吉祥やまなか)
加賀の台所(写真提供:吉祥やまなか)

オーダーした天婦羅は加賀の台所(オープンキッチン)で作る揚げたてのもの。好きな天婦羅を好きなだけ食べられるなんて、本当に素晴らしいです。種類は季節によっても変わりますが、気になる方は公式サイトを確認してみてくださいね。

日本海沿いにある石川県といえば、ノドグロなど新鮮な魚をイメージする方が多いのではないでしょうか。「姿のどぐろ 珠洲の塩焼き」はイメージ通りの脂がのった新鮮なノドグロをいただきます。高級魚なので地元の方でも食べる機会が多くはないとのこと。そんなノドグロが食べられるなんて、最高!

焼魚だけでなく、「日本海の幸5種盛り合わせ」も豪華。黒毛和牛みぞれ鍋、のどぐろ、日本海で獲れた新鮮なお刺身はボリュームも満点です。

そして忘れてはいけない「姿ズワイ蟹」はこちら! これだけ豪華なメニューなのに、さらにズワイガニも食べられるなんて、豪華すぎてお腹がいっぱいになるという贅沢すぎる悩みしかありません。この状態で提供されるので、写真を撮らずにはいられませんね。

そしてこの加賀料理「べにはな」内に、北陸を中心に厳選した地酒が一堂に会する地酒処「SAKE BAR べに蔵」が設置されています。日本酒サーバーで開封後の風味を逃がさずに日本酒本来の味を楽しめて、さらに伝統工芸「九谷焼」、「山中塗」、「能登錫」、「能登島ガラス」の酒器もあって、まさに「北陸の酒」を飲んでいるといった実感がわくはず。

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食事の前に日本酒サーバーを利用するか確認されるので、お酒好きな方はぜひ飲み比べしてみてくださいね。

私が体験した「のどぐろ・和牛会席 姿ズワイ蟹一杯付き」プランは2024年3月31日まででしたが、毎年素敵なプランがいろいろ登場するので、ホームページを確認してみてくださいね!

伝統芸能「山中節の夕べ」は情緒あふれる時間に

夕食を食べた後はひと休み。しかし、夕食を食べて満足しきってしまったらだめですよ! なぜなら20時45分から忘れてはいけないおもてなしがあるからです。それは伝統芸能「山中節」を鑑賞できる「山中節の夕べ」。

1階ロビーラウンジで、約15分間、日本三大民謡のひとつと数えられる「山中節」を楽しめます。

山中温泉で唄われている山中節は、日本海を往来した加賀の北前船の船頭さんが習い覚えた北海道の松前追分(民謡)や江差追分(民謡)をお湯につかって口ずさみ、それを聞いた浴衣べ(浴衣娘)が山中なまりで真似したのが「山中節」の始まりと言われています。そんな山中節を、山中芸妓衆による唄や舞(踊り)で楽しめます。

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唄と舞、どちらを楽しめるかは日替わりで、今回は「舞」でした。毎日開催しているので、いつ泊まっても見ることができるのと、山中温泉で唄われてきた山中節を気軽に鑑賞できるのがいいですね。


お休み前のスイーツまで!「KAGAプリン」

「山中節の夕べ」も見られてこれで以上かと思っていたら、なんとまだおもてなしが! 1階ロビーラウンジにて20時から22時の間限定で「KAGAプリン」をいただけるんです。お休み前にデザートがあるなんて、至れり尽くせりです。

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プリンは「吉祥やまなか」と同じく加賀市にある「平松牧場」の搾りたて牛乳で作っています。平松牧場の牛乳は、搾りたての生乳を隣接するミルク工房で低温殺菌処理。遺伝子組み換えをしていない飼料で育てた乳牛から生産された生乳を使用しているので、自然のままのおいしさを味わえる牛乳です。

平松牧場の搾りたて牛乳で作っているなめらかなプリンは、お休み前にぴったり。こちらも忘れずに食べてみてくださいね!

朝食はシェフが目の前で焼き上げるオムレツに感動

2日目の朝食は、加賀パンケーキのアフタヌーンティーで紹介した鉄板焼「青竹」で洋食をいただきます。和食の場合は加賀料理「べにはな」で食べられます(露天風呂付客室に宿泊の場合は専用料亭「千尋」にて朝食、山側客室に宿泊する場合は洋食ではなく和食に。※2025年現在は客室「楽」タイプも和食になります)。

鉄板焼「青竹」の内観
鉄板焼「青竹」の内観

この日のお品書きはこちら!

○ジュース
野菜ジュースまたはトマトジュースまたはオレンジジュースまたは牛乳

○サラダ
ひよこ豆と湯葉チップの旬菜サラダ
金時芋ドレッシング

○スープ
能登豚のオニオンスープ

○パン
ミルクパン

○卵料理
チーズオムレツ
トマトバジルソースまたは赤ワインデミグラスソース
温野菜 ボイルソーセージ マッシュポテト

○デザート
鉄板フレンチトースト&ヨーグルト
フレッシュフルーツソース
コーヒーまたは紅茶または加賀棒茶

※天候、仕入れ状況によって一部料理内容が異なる場合があります。
※こちらのメニューは2024年4月1日まで。

朝から豪華なメニューです!

特に見逃せないのはシェフが目の前で作るチーズオムレツ。

シェフが形を整えていきます。

オムレツができたら仕上げにチーズを削ってまんべんなくかけるシェフ。はやく食べたいと心が躍る瞬間です。

シェフが作り終わったらすぐにチーズオムレツが目の前に! できたてをすぐにいただけるのはうれしいですね。

鉄板で焼き上げるデザートのフレンチトーストも、贅沢すぎる朝のひと時を演出してくれます。なかなか朝からシェフの作りたて朝食を食べられる機会はないので、非日常な気分を味わえました♪

まだある! 吉祥やまなかの楽しみ方

石川県の郷土料理「べろべろ」が食べられるおもてなしも
石川県の郷土料理「べろべろ」が食べられるおもてなしも

朝食までの流れを紹介しましたが、実はまだ紹介していないおもてなしや、おすすめのポイントがあるのでどんどん紹介していきます。まだおもてなしがあるのか!と感嘆する人が続出してしまいます!(笑)。

私は起きた後、すぐに朝食をいただきましたが、はやく起きて朝風呂に入る方に朗報。なんと朝の6時30分から9時の間、1階ロビーラウンジで石川県の郷土料理「べろべろ」がいただけるんです! 古くから親しまれてきた生姜風味の寒天料理で、朝食を食べる前の湯上りにおすすめ。

伝統工芸「九谷焼」でコーヒーを(写真提供:吉祥やまなか)
伝統工芸「九谷焼」でコーヒーを(写真提供:吉祥やまなか)

ほかにも、1階のロビーでは7時から22時まで伝統工芸「九谷焼」でコーヒーが味わえます。コーヒー以外にも紅茶、加賀棒茶、ソフトドリンク各種無料。これもおもてなしの一つなので、好きなドリンクを飲みながら旅の予定を考えたり、湯上りに休みがてらドリンクを飲んだり、好きなタイミングで好きなだけ利用できますよ。

そして1階のロビーラウンジの近くに実は足湯があるんです。13時から翌11時まで利用できて、四季彩と渓流を眺めながら入れます。

夜になると景色はあまり見えませんが、趣のある空間に。もちろん足をふくタオルも完備されているので、好きな時に入ってくださいね。

また、館内のいたるところに伝統工芸品があるので、ホテル滞在中も加賀の奥座敷ということを十分に感じることができます。写真は和紙を使った加賀水引のランプシェードで、華浴衣コーナーから出られる中庭に飾ってありました。

さまざまなおもてなしで大満足の「吉祥やまなか」。最後にエントランスのすぐそばにショップがあるので、ここでおみやげを買って帰るのもあり。8時から21時まで営業しています。

店内には九谷焼の豆皿など、石川らしい商品がずらりと並んでいます。

お酒コーナーも発見! 旅館の中のショップとは思えないほど、いろいろな商品があり、充実しています。

ホテルから徒歩で行ける、周辺のおすすめ観光スポット3選

山中温泉街の観光スポットを厳選してご紹介します。かわいい浴衣を着てそぞろ歩きしてみませんか?

宿から徒歩約2分「鶴仙渓」

こおろぎ橋周辺
こおろぎ橋周辺(写真提供:山中温泉観光協会)

温泉街に沿って流れる大聖寺川が造る渓谷で、上流の「こおろぎ橋」から下流の「黒谷橋」までの約1.3kmの名称。川沿いの遊歩道を歩けば、水面に映える新緑や、紅葉など四季折々の景観のほか、国指定名勝「道明が淵」やS字に曲がりくねった「あやとりはし」などみどころ満載♪ 4~11月には川床で加賀棒茶やスイーツを味わいながらの休憩もできますよ。

宿から徒歩約12分「山中座」

ホール内部
ホール内部(写真提供:山中座)

山中温泉 総湯・菊の湯に隣接する施設。漆で磨き上げたケヤキ柱や蒔絵の格天井など、山中漆器の技を集めた館内は必見。毎週土・日・祝日には、山中伝統の芸能伝統芸能「山中節」の唄と踊りが鑑賞できます。

■山中座(やまなかざ)
住所:石川県加賀市山中温泉薬師町ム1
TEL:0761-78-5523
営業時間:8時30分~22時
定休日:無休
料金:舞鑑賞700円(土・日曜、祝日の15時30分~16時10分)

宿から徒歩約12分「山中温泉 総湯・菊の湯」

菊の湯(女湯)内部
菊の湯(女湯)内部(写真提供:加賀市役所観光商工課)

開湯1300年の歴史を誇る山中温泉のシンボル的存在の共同浴場。温泉街の中心にあり、全国的にも珍しい男女別棟で立っているが特徴。浴槽の深さが1mと深いので、立ち湯も楽しめます。菊の湯の男湯前にある「ゆで処」では、源泉を使った温泉たまご手作り体験もできますよ。

■山中温泉 総湯・菊の湯(やまなかおんせん そうゆ きくのゆ)
住所:石川県加賀市山中温泉湯の出町レ1
TEL:0761-78-4026
営業時間:6時45分~22時
定休日:第2・4火曜(祝日の場合は翌日)
料金:大人490円、小学生130円、幼児(3歳~小学生未満)50円、3歳未満無料

リアルなおすすめタイムスケジュール


おもてなしをフルで体験!山中温泉の温泉街も楽しむおすすめ滞在プランです。ぜひ参考にしてみてくださいね!

【1日目】
13:25 加賀温泉駅に到着。事前に予約していた無料送迎バスで宿へ
14:00 チェックイン。さっそく「色浴衣コーナー」でかわいい浴衣をゲット
14:30 鉄板焼「青竹」で加賀パンケーキのアフタヌーンティーを堪能
16:00 浴衣に着替えて温泉街を散策。グループ旅館の「かがり吉祥亭」のお風呂に立ち寄り
17:30 ロビーラウンジの「HAPPY HOUR」を体験。カクテルや加賀棒茶でちょっと休憩
19:30 加賀料理「べにはな」で豪華すぎる夕食に舌鼓
20:45 「山中節の夕べ」で山中節を観賞。鑑賞後には「KAGAプリン」をいただきます
21:00 渓流を望む温泉大浴場で、1300年の歴史を持つ山中温泉を満喫
22:00 ロビーラウンジでドリンクをテイクアウトし、客室へ
23:00 アロマの香りに包まれながら就寝

【2日目】
6:00 起床。事前に予約していた貸切風呂で朝風呂体験
7:00 ロビーラウンジで郷土料理「べろべろ」をいただく
7:30 和食、または洋食の朝食でパワーチャージ
9:00 チェックアウトまでの時間、客室でのんびりするもよし、足湯や大浴場で温泉を堪能してもよし。気ままに過ごしてみる
11:00 チェックアウト。荷物を預けて、鶴仙渓へ。片道30分の遊歩道を散策
13:00 温泉街でランチ&スイーツめぐり
16:00 宿に戻り、荷物をピックアップ。送迎バスで加賀温泉駅へ。北陸新幹線で帰路につく

いかがでしたか?おもてなしの多さに驚きっぱなしの滞在時間。「吉祥やまなか」は「加賀パンケーキのアフタヌーンティー」や「HAPPY HOUR」、伝統芸能など提供時間が決まっているおもてなしがあるので、それに合わせて旅の計画を立てられるのもうれしいポイントです。1日館内にいても十分満喫できるので、「吉祥やまなか」で過ごすことを旅のメインにしても良さそう。

北陸新幹線延伸でアクセスもよくなった、「吉祥やまなか」。ぜひ一度宿泊してみてくださいね♪

■吉祥やまなか(きっしょうやまなか)
住所:石川県加賀市山中温泉東町一丁目ホ14-3
TEL:0761-78-5656
チェックイン14時~、チェックアウト~11時
料金:1泊2食付き2万9650円~(2名1室利用時、1名あたり)


Text:るるぶ情報版(国内)編集部(土屋香奈)
Photo:田尻陽子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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