東京の夜にランタンが舞う!プロジェクションマッピングで彩られた大みそかイベントで「あしたの東京」について考える
2023年の大みそか、新宿の東京都庁 都民広場でカウントダウンイベント「HAPPY NEW YEAR TOKYO」が開催されました。「HAPPY NEW YEAR TOKYO」は参加型のイベントで、約1万2000人の申し込みがあったそう!そんな注目のイベントに、インフルエンサーのYURIEさんが参加。当日のイベントは、東京の魅力を再発見し、「あしたの東京」に思いを馳せるきっかけとなりました。
Summary
ランタンに記す「あしたの東京」へのメッセージ
2023年12月31日の17時過ぎ。「HAPPY NEW YEAR TOKYO」の会場である東京都庁 都民広場に人が集まり始め、それと同時に、場内の賑わいも増していきました。会場に集まってきたのは、家族連れや複数人のグループ、カップルなどさまざま。さらには観光客と思われる海外の方も目立ち、その場にいるだけで、非日常感やワクワク感を感じられます。
受付を済ませた後、会場スタッフから手渡されたのは、鮮やかなオレンジ色のランタン。このランタンは、LEDを付けた風船に和紙を被せたもので、重り付きの紐を緩めると、ふわふわと宙に漂います。このランタンにメッセージを記入するのが、「HAPPY NEW YEAR TOKYO」のメインイベントの一つ。参加者それぞれが「あしたの東京」をテーマに、未来の東京や新年への願い・メッセージを記入します。YURIEさんも真剣な表情で、ランタンに願いを書き込みました。
YURIEさんがランタンに書き込んだメッセージは、「かっこよくて愛のある平和な東京に」。さらに、空いたスペースに「COOL TOKYO」「LOVE TOKYO」「PEACEFUL TOKYO」の文字も書き加え、東京に対する、YURIEさんのありったけの想いが詰め込まれたランタンが完成です!
華やかなプロジェクションマッピングで東京の魅力を感じる
「HAPPY NEW YEAR TOKYO」での大きなみどころが、プロジェクションマッピング。この日のために制作された、特別なプロジェクションマッピングが都民広場で披露されました。スクリーンとなったのは、都民広場に面した東京都議会議事堂。緩やかな半円を描く幅120mにも及ぶ巨大な壁面いっぱいに、プロジェクションマッピングが投影されました。投影が始まると、視界がダイナミックな映像で埋め尽くされ、まるでプロジェクションマッピングの世界に身を投じたような感覚に!
プロジェクションマッピングが投影されたのは、オープニング、ステージパフォーマンス、カウントダウン、クロージングの計4回。オープニングは、ドラマチックな音楽と鍵盤を模した映像とともにスタート。さらにはビル群が織りなす夜景や島しょ地域の美しい自然、食や文化など、東京のみどころや魅力を伝える映像も。東京の豊かな魅力に気づいたり、改めて実感できたりする作品となっていました。圧倒的な音楽と映像に包まれ、YURIEさんも思わず息を飲んだよう。瞳をキラキラと輝かせながら、プロジェクションマッピングの世界に浸っていました。
サンリオキャラクターやピコ太郎さんも登場!ステージパフォーマンス
「HAPPY NEW YEAR TOKYO」では、スペシャルなゲストによる楽しいステージパフォーマンスも。トップバッターとして登場したのは、シンガーソングライターのピコ太郎さん!きらびやかな衣装に身を包んだピコ太郎さんが現れ、代表作品である「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」を披露すると、会場内は笑顔に包まれます。さらに、今回のステージでピコ太郎さんは、通常バージョンの「PPAP」に加え、この日限定となる「PPAP スペシャルバージョン」も披露してくれました。
続いて舞台に登場したのは、ハローキティ、マイメロディ、シナモロールといったサンリオの人気者たち。サンリオキャラクターが大好きというYURIEさんは、「かわいい〜!」と大興奮!
ステージ上では、サンリオキャラクターたちがキュートなダンスを披露。事前にダンスの振り付けの簡単なレクチャーが行われたため、曲の最も盛り上がるパートでは、参加者も一緒にダンス!その場にいた誰もが楽しめるパフォーマンスとなり、会場全体に一体感が生まれました。
さらには小池都知事も登壇し、東京の魅力について、次のように語りました。「東京は、伝統と革新が交じり合うことに魅力があります。そうしたなかで、食、アニメ、ポップカルチャー、最先端のテクノロジー、そしてショッピングも楽しめます。同時にホッとできる公園や、自然豊かな多摩や島があるなど、世界を惹きつける魅力にあふれる都市です」。また、小池都知事は、自身がランタンに記したメッセージも発表。「東京の魅力は、私たち一人ひとりが生み出していくもの。つまり、みんなが輝くことで東京も輝く。そういう意味を込め、『みんな輝くあしたの東京』と書きました。」
最後はランタンを空に打ち上げ!
19時まで残り5分ほどとなったころ、いよいよカウントダウンの準備に。カウントダウンといえば、深夜0時が一般的ですが、今回は子どもたちも楽しめるようにと、世界で一番最初に新年を迎えるキリバス共和国の時間に合わせたそう。
イントロダクションとして、美しくライトアップされた東京駅、さらには東京の四季を象徴する景観がプロジェクションマッピングで投影されました。そして19時まで残り30秒となったとき、いよいよカウントダウンがスタート。
19時を迎えた瞬間、プロジェクションマッピングで大輪の花火が映し出され、ランタンがいっせいに空へ舞い上がります。
ランタンが打ち上げられた瞬間、「わぁ〜」と感嘆の声をあげたYURIEさん。いっそう瞳を輝かせながら、次々とシャッターを切っていきます。
プロジェクションマッピングの映像と美しいランタンの光景が重なり、思わずうっとりするほど幻想的な光景が広がります。ランタンには紐が付いているので、空高く飛んで行ってしまうことはなく、しばらくの間、その美しい光景を楽しむことができました。
”東京のこれから”について考えてみませんか?
「HAPPY NEW YEAR TOKYO」は、「あしたの東京プロジェクト」の一環として開催されました。「あしたの東京プロジェクト」は、東京都民をメインターゲットとしたプロジェクト。都民が、地元である東京の「いいところ」を改めて感じ、新しい魅力を一緒に生み出していくことが、プロジェクトの目的とされています。
「あしたの東京プロジェクト」として開催されたイベントは、まだほかにも。例えば2023年10月には、立川市で農業を体験する「多摩グリーンツーリズム」が、12月には神津島で星空観察やトレッキングを行う「東京島ネイチャーツーリズム」が開催されました。両イベントでは廃棄予定のペットボトルを使ってランタンを制作する「ランタンワークショップ」も開催。「ランタンワークショップ」で制作された作品は、「HAPPY NEW YEAR TOKYO」の会場でお披露目されていました。
また、会場には「ランタンワークショップ」の作品に加え、「あしたの東京プロジェクト」について紹介するパネルも。「あしたの東京プロジェクト」の概要から、開催されたイベントの内容まで、幅広く知ることができる展示となっていました。
「あしたの東京」への願いを込めて、東京の夜空に打ち上げられたランタン。ランタンが空に舞う美しい光景は、多くの人々の心に刻まれ、その場にいた誰もが、「あしたの東京」への思いをいっそう強くしたことでしょう。
Text:緒方佳子
Photo:YURIE
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