リゾートエリア・恩納村にある「BEB5沖縄瀬良垣」で"ルーズ"な沖縄ステイ

「星野リゾート　BEB5沖縄瀬良垣(ベブ)」は、沖縄本島屈指のビーチリゾートである恩納村の瀬良垣エリアに2022年7月にオープンしたリゾートホテル。那覇空港から車で約1時間、国道58号沿いにあるため、テーマパークが多い名護などへのアクセスも便利です。星野リゾートのブランドでありながら比較的リーズナブルな価格で宿泊できるのがBEBの魅力。また、遊び心あふれる客室とラウンジに加え、ゆったり設定された朝食時間や「だいたい11時」のチェックアウト時間など、自由度の高い滞在が叶います。

沖縄の方言で「ゆっくり、のんびり、素敵な時間を過ごしてほしい」という意味を込めた「よんな～ちゅライフ」がコンセプト。"ルーズ"で快適な沖縄ステイを満喫できる秘訣は、充実の施設にあります。

全105室すべてがコンドミニアムタイプの客室で、グループで利用しても余裕の広さと、長期滞在も可能なキッチンや、洗濯乾燥機などの最新家電を備えています。パブリックスペースは、ガゼボ付きのプールが温水で夏も冬も利用可能なうえ、24時間オープンしているラウンジ「TAMARIBA」は友達とのチルタイムに最適です。盛り上がりすぎてお腹がすいたら、カフェでオリジナルのフードやドリンクを楽しみましょう！

全室コンドミニアム！洗濯乾燥機やキッチン付きで快適ステイ

客室は少人数のグループ向きの「トリプルルーム」から、ベッドルームが独立している「デラックススイート」まで、多彩な7タイプ。すべてコンドミニアムで、大型冷蔵庫やキッチン、洗濯乾燥機、バルコニー付きです。まず驚くのは、その広さ！「トリプルルーム」でも45㎡以上あり、スイート以上はリビングとダイニング、キッチンのほか、ベッドルームまですべて独立しています。もはや「ここに住みたい」とさえ思わせるBEB5沖縄瀬良垣。それではさっそく、7タイプある客室のなかから、「デラックススイート」の豪華な客室をご紹介していきましょう。

コンドミニアムならではのうれしい設備の一つが、キッチンです。２口のIHコンロがあるので、地元のスーパーで食材を買い込んで友達とワイワイお料理もOK。たくさん買いすぎて困った！というときにも、大型の冷蔵庫が用意されているので安心、長期滞在にもおすすめです。

グラスやお皿、カトラリーといった食器類のほか、鍋やフライパン、菜箸に至るまで調理器具類も完備しているので、自宅から何かを持って行ったり、紙皿を買いに走ったりする必要はありません。しかもグラスは琉球グラスというのが、沖縄らしさを感じられてグッド！持ち込んだトロピカルドリンクやビールもよりいっそうおいしく感じられること間違いなし。

キッチンにある家電の充実ぶりは冷蔵庫だけではありません。電子レンジはなんとバルミューダ、洗濯機はドラム式の乾燥機能付きです。プールや海で遊んで疲れて帰ってきても、食事は電子レンジ、洗濯は洗濯乾燥機にお任せしてゆっくり休む、なんてことが実現可能！取り扱い説明書もちゃんと置いてあるので、最新機器の使い方に困っても心配ありません「欲しかった家電をBEBで試せてよかった」というゲストも多いそうです。

リビングは、３人掛けのソファとテレビが置かれています。客室による広さの違いはあれど、リビングが別にあるかどうかで、客室でのくつろぎ度合いは格段に変わるというもの。グループならダイニングでおしゃべりを楽しみ、少人数やカップルならソファでくつろいで。さらに、こちらの「デラックススイート」をはじめとしたスイート以上の客室には、ベッドルームにももう１台テレビがあり、寝転がりながらまったり夜の時間を過ごすことができますよ。

もうひとつコンドミニアムならではのスペースが、ダイニング。キッチン前に置かれた6人掛けのダイニングテーブルは、客室定員の5名なら十分すぎる大きさ。自宅のように料理をしてみんなでパーティーもいいですね。グループで旅行をすると、部屋が分かれてしまって一方の部屋に集まって飲み直したり、小さなテーブルに入りきらない飲み物やおつまみをベッドや床に置く…なんて不便さがありますが、ダイニングテーブルがあればみんなで席について、盛り上がることができます。

「デラックススイート」は、ベッドルームが２部屋あります。１部屋はリビングやダイニングとしっかり扉で区切られているので、プライベートなスペースを確保できるのがうれしいですね。ベッドはシングルベッド２台のほか、ソファベッドも備わっており、小さいお子様はこちらでも十分。

なお、スイート以上であれば、もうひとつのベッドルームとダイニングを区切る開閉式のパーテーションが備わっているので、男女グループや家族旅行にも便利。プールや海へ行く前の着替えに使ったり、夜早く眠りたい人の邪魔をすることなくダイニングでちょっと語る…など、ゲストの状況に合わせて部屋をカスタマイズして使うことができます。

BEB5沖縄瀬良垣の設備で特徴的なのは、お風呂！スイート以上の客室には湯船が標準装備されていて、さらに「デラックススイート」はシャワー室も別で備わっています。海から帰ってきたときはさっとシャワーで済ませることもできますし、夜しっかりリフレッシュするなら湯船に浸かることもできます。シャワー派と湯船派が同時に入浴することもできますね。

気になるのがアメニティ。シャンプーやボディーソープなどはサステナブルなボトル入れ替え式です。タオルは固めの手触りで吸水力抜群、さらにドライヤーがダイソンなのがうれしい！ヘアブラシ、歯ブラシ、カミソリは１Fエレベーター横のアメニティバー（無料）に設置されているので、必要なものだけ自分でピックアップしましょう。肌触り柔らかなパジャマスタイルのレンタル滞在着は有料（200円）なので、ご注意を。

屋内外に広がるラウンジは持ち込みもOK！

BEB5沖縄瀬良垣の代表的なスペースといえるのが、24時間利用可能なラウンジ「TAMARIBA」。ホテル入口を入って左側がカフェスペース、右側には靴を脱いで利用できる小上がりやクッション付きのスペースがあり、沖縄のガイドブックや雑誌、ゲームなどが置かれています。カフェで販売してるフードやドリンクはもちろん、ホテルの外で購入したものもラウンジに持ち込みOKなんです！

屋外にも「TAMARIBA」があり、毎日17～22時ごろまでかがり火をたいています。寒すぎない沖縄の夜、火を見つめながら仲間と語り合う時間もぜいたくですね。

カフェでは「オリオンビール75ビール」320円や「オキナワンリブレ」450円といったドリンクのほか、おつまみは「タコとジャガイモのサラダ」や「カポナータ」各700円などを販売しています。ホテルの入口前には不定期でキッチンカーがやってくるので、そちらで調達してもOK。沖縄ならではのフードやドリンク片手に、好きなだけ仲間とまったりタイムを過ごしてしてみてはいかがでしょうか。

なお、予約不要で「モーニング」1300円もラウンジやカフェで食べられます。7～10時（9時30分LO）の営業時間内に提供されているのは、生ハムたっぷりの「パニーノ生ハムサラダ」、甘党におすすめの「パニーノトロピカルフルーツ」、温かくてホッとする「リゾット海老トマト」、パンとサラダがセットになった「パンプレート」の4種類。特に「パニーノ生ハムサラダ」は、窯で焼きたてのもちもち生地にこれでもかというほどのせられる生ハムで、朝から幸福感に浸れます。

おこもりステイのランチや夕食におすすめなのは、前菜や窯焼きピッツァ（1300円～）。すべて焼きたてにこだわり、バジルとトマトのコンビが鉄板の「マルゲリータ」や、沖縄らしくゴーヤを使った「ゴーヤサルシッチャ」など８種類から選べます。友達とシェアしていろんな味を楽しんで！お酒のお供には、アラカルトのアンティパスト（700円～）もありますよ。
※ランチは12～14時、夕食は17～21時営業となります。

夜遅くまで飲みながらおしゃべりを楽しみたい人は、「フリーフロー」2000円もおすすめ！17～21時まで、オリオンビール、泡盛、ソフトドリンク等が飲み放題。おすすめのトロピカルカクテルの作り方が掲示されているので、参考にしながらお好みのドリンクを作ってみましょう。フリーフローはラウンジ「TAMARIBA」はもちろん、客室やプールでも楽しめます！

自分でモンブランのしぼりたてが楽しめる！人気カフェメニューにも注目

カフェではほかにも、自分で作れるメニューが人気。その名も「盛れる紅芋モンブラン」1000円。塩ミルク味のジェラートに生クリーム、軽い食感のメレンゲが隠れた土台の上に、特別なマシーンを使って紅芋のペーストを絞っていきます。鮮やかな紅芋のビジュアルで動画映え必至の体験型スイーツ。ぜひチャレンジしてSNSに投稿しちゃいましょう！

カフェではひんやりジェラート「BEBジェラ」各680円にもトライ！沖縄ならではの島豆腐やチョコレートを使った「ティラミス」や、島バナナやタンカンを盛り合わせた「カンノーロ」の、ユニークな２種類がラインアップ。沖縄フレーバーのジェラートは単品480円でのオーダーも可能なので、食後の口直しにもぴったりです。

カフェはイタリアのピッツェリアをイメージしたという青を基調としたインテリアで、琉球藍染めのアートが店内を明るく彩ります。「盛れる紅芋モンブラン」や「BEBジェラ」が提供されるカフェタイムは10～17時ですが、それ以外の時間はラウンジとして利用可能。ソファ席で仲間と食事を楽しむのもよし、カウンター席でのんびり外を眺めながらくつろぐのもよし！屋外にも小上がりスペースが3テーブル用意されているので、開放的なお食事タイムを楽しみたいならこちらもチェック！

ホットナイトプールにサウナまで！冬の沖縄だから楽しめるアクティビティも

屋外プールは、宿泊者専用！ホテルの宿泊棟とは別の建物にあります。客室から着替えて行ってもOKですが、プール棟にも更衣室やシャワー、トイレを完備しています。プールへの扉を開けると、ガゼボ付きのインフィニティプールが現れます！ここは沖縄では意外に少ない温水プール。ガゼボが4つ、パラソル付きのチェア8台置かれているので、プールサイドでのんびりすることもできます。

周辺観光に便利な電動キックボードやレンタサイクルもあります。BEB5沖縄瀬良垣は空港送迎リムジンでもアクセスできるので、レンタカーは借りない人も。その場合、周辺のビーチに行きたい時にはレンタサイクルを使うゲストも多いそう。万座ビーチまではレンタサイクルで約5分、万座毛までは約15分ほどです。電動キックボードのみ有料（1100円）で、予約が必要なのでご注意を。

冬限定のアクティビティには、ホットナイトプールやテントサウナも！プールは32℃でいつでもあったか、夜22時まで遊べちゃいます。プールサイドに置かれたテントサウナは自分でロウリュもでき、無料レンタルのガウンやサウナハットを着れば本格的なサウナ体験に！冬でも暖かい沖縄だからこそできるアクティビティですね。どちらも予約不要、無料で楽しめます。2024年3月末までの営業なので、冬の沖縄旅行を検討している人はぜひ急いで！

忘れちゃいけないのが、おみやげ。BEB5沖縄瀬良垣では空港では買えないオリジナルみやげが充実しています。「BEBチップス」250円はゴーヤ×ポテトという沖縄らしさ満点のスナックでおつまみにもぴったり。バッグのワンポイントになる「オリジナルワッペン」各880円や、ビーチに持っていきたいカラフルな「ナイロンポーチ」各6380円、「タオル」各700円などは自分みやげにぜひ。

ホテルから車で行ける、周辺のおすすめ観光スポット3選

沖縄有数のリゾートエリアである恩納村は周辺に観光スポットやビーチが点在。公共交通ではアクセスが難しいので、車やレンタサイクルで巡ってみましょう。

【ホテルから車で3分】万座毛

東シナ海に突き出す万座毛は、高さ20mの琉球石灰岩の断崖と、その上に広がる芝生の公園で、沖縄きっての名勝。遊歩道を進んでいくと、万座毛のシンボルである象の鼻を連想させる隆起サンゴが現れます。

【ホテルから車で3分】恩納村海浜公園ナビービーチ

恩納村唯一のパブリックビーチ。海水や白砂の美しさもさることながら、左手に万座毛、右手にリゾートホテルと眺めもすばらしい。遊泳期間は4～10月(季節により変動あり)。

【ホテルから車で20分】おんなの駅なかゆくい市場

海ぶどうやパッションフルーツ・マンゴーなど恩納村の特産品が揃う産直施設。駐車場に面して並ぶ屋台風の飲食店では、ここでしか食べられないローカルフードが多数販売され、連日かなりの賑わいを見せる。フルーツたっぷりのかき氷は行列ができるほど。ドライブ途中の立ち寄りスポットに最適です。

リアルなおすすめタイムスケジュール

１日目の到着日はホテルの施設でとにかく遊び倒し、２日目はレンタルをしてちょっとだけ周辺観光もしつつ、やっぱりホテルでおこもり。３日目はチェックアウト時間のルーズさに感謝しながら、快適なホテルとの別れを惜しみます。

思い思いの使い方ができるラウンジやプールに加え、住みたくなるような設備充実の客室、沖縄グルメまで揃ったBEB5沖縄瀬良垣。沖縄観光の拠点やおこもりステイに利用してみてはいかがですか？

■星野リゾート　BEB5沖縄瀬良垣(ベブ)（ほしのりぞーと　べぶふぁいぶおきなわせらがき）
住所：沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1860-4
TEL：050-3134-8094（星野リゾート予約センター）
時間：チェックイン15時、チェックアウト11時頃
料金：1泊9000円～（2名1室利用時、1名あたり、食事別）
アクセス：那覇空港から車で約1時間、または空港送迎リムジンバス（有料）で約1時間15分

text：岡枝理子（おかえり）
photo：鈴木伸／BEB5沖縄瀬良垣