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【韓国現地レポ】円安・物価高に負けない!お得に韓国旅行をするために知っておきたい、韓国のタックスフリーシステム

【韓国現地レポ】円安・物価高に負けない!お得に韓国旅行をするために知っておきたい、韓国のタックスフリーシステム

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「タックスフリー」という言葉をよく聞くけど、実際にはどういうことなの?という方もいらっしゃるかと思います。また、円安や韓国の物価高で、少しでもお得に旅行したいと考える人も多く、以前はあまり申請しなかったり、また手続きが面倒だと思ってた方も、最近では還元金を受け取って旅行される方も増加しています。今日は、旅行者に役立つ韓国のタックスフリーシステムをご紹介いたします。

Summary

韓国の免税制度「Tax Refund(事後免税/タックスリファンド)」

「Tax Refund」や「Tax Free」といったロゴの付いた「事後免税店」では、3万ウォン以上の商品を購入した際に、商品代金に含まれている消費税を後で空港や市内の還付カウンター、モバイルを通じて受け取ることができます。2024年中にこの金額が1万5000ウォンに変更される予定になっています。2016年以降、一部の加盟店ではその場で税金が返金される「即時還付制度」が導入され、百貨店や大型スーパーだけでなく、コンビニエンスストアなどでも商品を購入する際にその場で消費税抜きの価格で購入できるようになっているところも増えていますが、基本的に「事後免税」のスタイルのお店が大部分です。

必要なものはパスポート!

パスポートがあれば、対象の方は還元対象となります。旅行中パスポートを無くしたくないからコピーや携帯で撮影した写真でも大丈夫?という方がいますが、パスポートをスキャンしてお店側が処理をする必要があるため、必ずパスポート(本通)を持参しましょう。

実際にはどのくらい返金されるのか?

市内に設置されているタックスフリーの機械
市内に設置されているタックスフリーの機械
日本語を設定すれば、日本語で簡単に申請できます!
日本語を設定すれば、日本語で簡単に申請できます!
パスポートをスキャンさせて認証すると簡単に返金されます。
パスポートをスキャンさせて認証すると簡単に返金されます。

Tax Refund(事後免税/タックスリファンド)がお得!といわれても、実際にどの程度還元されるのか知っておきたいところですよね。韓国は商品価格にすでに10%の税金が含まれている内税方式で表示されています。例えば、10万ウォンの買い物をした際には、そのうちの10%が税金です。その税金のうちの手数料などを引かれた6~7%前後の税金が返金される制度がこちら。10万ウォン分の商品を購入して、返金される金額は約6000~7000ウォン程度となっているようです。

対象は?

TAXREFOUND

韓国での滞在期間が6ヶ月未満の外国人や、海外で2年以上居住しているか、または海外で永住権を所有していて、韓国滞在期間が3ヶ月未満の在外居住韓国人に対して「事後免税」が適用されます。旅行で韓国を訪れている日本人の方はほぼすべて対象となります。パスポートを持参するだけで、対象店で手続きを行ってもらえます。

免税金額の制限はあるの?

市内には様々なお店でタックフリーが可能です。
市内には様々なお店でタックスフリーが可能です。

購入額が1回の取引ごとに3万ウォン以上(2024年中に1万5000ウォンに変更予定)である必要があり、購入日から3ヶ月以内に未使用・未開封の商品を携帯して韓国を出国する必要があります。また、すべての商品が対象ではなく、免税が義務ではない商品もあります(薬関係など)。皮膚科や美容整形などの医療費は免税対象です。また、タックスフリーの還元を受ける際には、滞在中の総購入金額の上限は一切ありませんので、可能な限りすべてタックスフリーの適応店などを選んで買い物するのもオススメです。

事前にチェックが必須!

お店のカウンターや入り口などに、タックスフリーが可能なお店にはこういったものが置いてあります。
お店のカウンターや入り口などに、タックスフリーが可能なお店にはこういったものが置いてあります。

事後免税店での購入後、タックスフリー(TAX REFUND)を受けるためのためには、まず購買前にその店が「Tax Refund」認証ブランドに属しているか確認が必要です。還付が可能な店舗は「事後免税(Tax Refund)」と表示され、購入品には「事後免税(Tax Refund)」が記載された領収書が発行されます。購入時にパスポートを提示すると、領収書を発行してくれます。後で還元される際に必要なものですので、必ず受け取ってください。ちなみに、「タックスリファンドのための領収書お願いします」という韓国語は「택스리펀드를 위한 영수증 부탁드립니다 (タックスリファンドル ウィハン ヨンスジョン プタットゥリムニダ)」といいます。

タックスリファンドの代行している会社が1つではなくいくつかあります。こちらのマークや色で区別しましょう。
タックスリファンドの代行をしている会社はいくつかあります。こちらのマークや色で区別しましょう。

空港と市内のカウンターの違いは、申請の金額です。空港では購入上限なしなのですべての還元が可能ですが、市内の場合には購入金額500万ウォンまでのものが対象ですので、高額商品を購入した際のレシートの場合は空港で受け取るようにしましょう。

還付を受ける場所はどこ?

空港には必ずTax Refund(事後免税/タックスリファンド)の有人カウンターや自動キオスクがあるので、出国する前に滞在中のタックスフリーの領収書をすべて同時に還付を行うことができるのがオススメですが、早朝の出国で時間がない!という方などのために、市内にもいくつか還元カウンターを設置しているところがあります。(設置場所が増えてきているだけではなく、変更もあるので、下の各会社のHPなどを確認してください。)


Global Blue: www.globalblue.com
GLOBAL TAX FREE: web.gtfetrs.com
Easy Tax Refund: www.easytaxrefund.co.kr
CubeRefund: www.cuberefund.com
eTAX FREE: www.etax-free.com

※写真は「GLOBAL TAX FREE」社のものですが、どの会社の機会を使っても免税手続きは可能です。

韓国で申請を忘れちゃった!帰国後も申請は可能?

旅行中はトラブルがつきもの。申請する時間がなかったり、カウンターが閉まっていたり、また、申請するのをうっかり忘れてしまった!という方々のために、搬出確認スタンプ受領済みの「リファンドチェック」があれば、帰国後でも郵便で申請が可能になっています。受け取った領収書やパンフレットに詳しい方法が記載されています(封筒になっている部分に記載あり)。申請から2ヶ月前後でクレジットカードなどに返金がされるそうです。こうした制度をうまく使って、少しでもお得に韓国旅行を楽しまれてくださいね!

Text&Photo: Left to Right

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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