「ヒルトン横浜」が2023年9月開業!新しい横浜で音楽と美食に酔いしれるステイ体験【#編集部のおでかけキロク】

「ヒルトン横浜」が2023年9月開業!新しい横浜で音楽と美食に酔いしれるステイ体験【#編集部のおでかけキロク】

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2023年9月24日、横浜・みなとみらいのウォーターフロントに「ヒルトン横浜(ひるとんよこはま)」が開業しました。同じく9月下旬にオープンした世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」の隣に位置しており、ライブやコンサートの余韻に浸りながらそのまま優雅に宿泊…なんて楽しみ方も。食やアートにもこだわり、横浜に新たな風を吹かせている「ヒルトン横浜」のステイを編集部が体験してきました!

Summary

「Yokohama Déco」をテーマとした高級感のあるデザイン

帷子川(かたびらがわ)の南、横浜駅東口から徒歩約11分の距離にある「ヒルトン横浜」は、「音楽と横浜に酔いしれる大人の社交場」をコンセプトとして開業しました。横浜の街を印象付けているアール・デコの建築様式を取り入れつつ、横浜の要素を組み込みアレンジした「Yokohama Déco」をデザインテーマとしており、ゴールドや黒、白を基調とした館内の配色は華やかさと高級感たっぷり。時折横浜をイメージさせる青やネイビーがアクセントとして取り入れられているのも印象的です。

メインエントランスの螺旋階段は、ホテルデザインの象徴的なシーンだそう。決して派手過ぎず、空間に合わせた色調と素材感でほどよい高級感が演出されています。気品あるゴールドの手すりに、これから始まるホテルステイの上質さを感じてワクワク…!

階段を上がっていくとフロントに到着。写真右手のフロントカウンター側にはKアリーナ横浜、そして左手には横浜駅方面と帷子川を見渡すことができます。街と海の間にいる感覚で、なんだか船に乗っていてこれから素敵な旅に出発するような、特別な高揚感を感じられました。

ぜいたくな音楽と食の体験

実は今、横浜はみなとみらいホールやぴあアリーナなど多くの音楽ホールが集まっていることから、「音楽の街」としてブランディングが進められています。そして、ヒルトン横浜と時を同じくしてオープンしたKアリーナ横浜は横浜市内のみならず、世界最大級の音楽アリーナ。売店や飲食スペースがアリーナ内に設置されているほか、7階にはバーが併設されており、コンサートなどがある日はバーに流れるそのアーティストの曲を聴きながらお酒が楽しめるのだとか。遠方からイベントに行く場合でも、「ヒルトン横浜」に宿泊すれば余裕をもって楽しんで、余韻にもゆっくりと浸ることができそうです。

そしてヒルトン横浜のすごいところが、「食」への力の入れ具合。オールデイダイニング「Parade」でいただける食事は朝昼、デザート、そして夜といずれもビュッフェ形式で、神奈川県内で採れた食材をふんだんに使用した高クオリティのメニューが、和洋中バラエティ豊かに並びます。大きく設計されたライブキッチンで、シェフの方が目の前で作ってくれるメニューも。

取材時は平日だったのですが、ランチビュッフェには開店前から大勢のお客さんが詰めかけていました。聞けばランチビュッフェは平日休日問わずほぼ満席の状態が続いているそう。ぜいたくなビュッフェをぜひ予約して味わってみてください。

リバービューの客室で音楽に包まれながらゆったり

チェックインを済ませ、いざお部屋へ。ヒルトン横浜のお部屋は大きく分けると31㎡のデラックスルーム、39㎡のプレミアムルーム、そして各フロアに1室のみ用意されている、81㎡のエグゼクティブスイートルームの3つ。今回は帷子川と横浜駅方面を見渡せる、39㎡のプレミアムルームに宿泊しました。お部屋に入ってみるとまず目に飛び込んでくるのは、足元まで大きくとられた奥の窓から見える横浜の風景…!開放感たっぷりで、夜の景色も楽しみに。そしてシモンズ社製のふかふかのベッドにダイブすると、移動の疲れがすぅ~っと体から抜け落ちていきます。これぞ上質なホテルステイ!テンションも上がります。

お風呂は浴槽の奥行が長めに設計されていて、足を伸ばしてゆっくりくつろげる造りに。通常のシャワーのほかにレインシャワーも備え付けられており、ハイクラスなホテルステイを実感♪ アメニティは全部屋イギリス発祥のフレグランスブランド「クラブツリー&イヴリン」のもので統一されていて、エグゼクティブスイートルームにはさらにロンドンのラグジュアリーフレグランスブランド「モルトンブラウン」のアメニティも。シャンプーやボディソープなどはディスペンサーを使用しており、環境への配慮がうかがえます。

もう1つ特徴的だったのが、全部屋にBluetoothスピーカーが用意されていること!スマートフォンとペアリングして、お気に入りのBGMを流しながら外の景色を眺めてぼんやりしたり、少しテレワークをしてみたり…心地よい充実した時間を過ごすことができました。コンサート終わりの滞在ならその日のセトリをなぞるように流して余韻に浸るのもよさそうです。テレビにスマホから好きな動画をキャスティングできたのも地味にうれしいポイント♪こちらもプレミアムルームだけでなく全室で対応していますよ。

ちなみに客室のカーペットは廊下とは違うものが使用されています。これは客室と廊下の境目を意識してもらい、客室に入った際にショーが始まったような、これまでとは違う場所に来たような気持ちになってもらいたいという意図なんだそう。細かいところにまでおもてなしの狙いが隠れています…!

圧倒的な品数のデザートビュッフェとディナービュッフェに目移りが止まらない

チェックインを済ませたら、オールデイダイニング「Parade」のデザートビュッフェへ。パティシエとして30年以上の経歴をもつペストリーシェフによる絶品デザートたちとセイボリーが約50種類並びます。星形の板にリースのようにぶら下がるカラフルなドーナツや、ちょこんと並ぶマカロンがかわいい…!ロールケーキやホールケーキは好きなサイズにカットしてもらい、食べたい分だけをいただくことができます。

いかにも写真映えしそうな鮮やかなブルーのジュレと、目の前で絞ってくれる生絞りモンブランも追加でピックアップ。大小カラフルに並ぶデザートたち、かわいすぎる…!特にモンブランは見た目通り糸を引くような繊細な味わいのマロンペーストで、甘すぎず栗の味はしっかり感じられ、下に散らされたアーモンドクラッカーが食感にもアクセントをもたらしていてとてもおいしかったです。ほかにもおいしそうなデザートたちがいっぱいだったのですが、ディナーにもビュッフェが控えているということで、断腸の思いで我慢しました(泣)。

そしてなんと、カレーやアヒージョ、トルティーヤなどのしょっぱめな食事系メニューも豊富にラインアップされていました。もはやどこまでがデザートなのか…?と目を疑ってしまいますが、甘いものをいっぱい食べているときに、ふとしょっぱいものを箸休めに食べたくなった経験、ないですか?そんなときもヒルトン横浜のデザートビュッフェなら安心!(?)です。カレーはバターチキンとキーマの2種類が用意されているのでお好みで。パラパラのターメリックライスにかけて食べるのがおすすめです。

ディナーでは北京ダックのカービングやガーリックシュリンプ、お寿司など和・洋・中豊富な料理が勢揃い。特に牛肉と季節野菜の炒め物や、ワイン煮込み、鴨肉のローストなど、肉料理のラインアップがとても充実していました。そのほか、自家製パスタや中華まん、デリサラダを含めた計14種類のサラダ、そしてデザートビュッフェにも並んでいた珠玉のスイーツも何点か。ジャンルや国境を超えた料理の数々に目移りしてしまい、何周してもどれを食べようかがなかなか決まりません…(笑)。

ディナーのライブキッチンでは、目の前で分厚いローストビーフをカッティングしてサーブしてくれます。ツヤツヤと光るピンク色の身が美しい…!ぜひ追加で赤ワインなどのアルコールをオーダーして、豪華なディナービュッフェを満喫してみてください。

■オールデイダイニング「Parade」
営業時間:朝食7~10時(9時30分LO)、ランチ11時30分~14時(13時30分LO)、
デザート15~17時(16時30分LO)、ディナー18時~21時30分(21時LO)
料金:朝食…大人3800円・子ども1900円、ランチ…大人5500円・子ども2750円、
デザート…大人6000円・子ども3000円、ディナー…大人7800円・子ども3900円

オトナ空間が広がるバー&ラウンジ「Melody」で余韻に浸って

「ヒルトン横浜」にはバーラウンジも併設されており、それがフロントそばにある「Melody」。奥にそびえたつゴージャスな約7.2 mのボトルタワーが印象的でカッコイイ! ニューヨークの摩天楼をイメージしたとのことで、たしかに港町横浜とはまたひと味違った雰囲気の空間が広がっています。ピアノの生演奏も毎晩聴くことができ、ここでも音楽に身をゆだねながら、お酒と一緒に素敵な空間を味わうことができますよ。

(ドリンク左)「ブルー・ムーン」1500円、(ドリンク右)「メロディー・レモンサワー」1500円、(手前)「厚切りローストビーフサンド」2900円、(奥)「チーズプレート」2100円
(ドリンク左)「ブルー・ムーン」1500円、(ドリンク右)「メロディー・レモンサワー」1500円、(手前)「厚切りローストビーフサンド」2900円、(奥)「チーズプレート」2100円

お酒は基本的なカクテルを「ヒルトン横浜」流に少しアレンジしたものなどを含め、クラシックカクテルなどがラインアップ。写真中央の「メロディー・レモンサワー」はベースにジン、アクセントにコリアンダーを使っていて、どことなく一般的なレモンサワーよりさらに爽やかな味わいに。「ブルー・ムーン」はジンをベースに、アクセントに”すみれ”のリキュールを使用。華やかな香りとすっきりした味わいが特徴です。フードメニューもチーズプレートや厚切りローストビーフサンドなど、軽いおつまみからしっかりお腹を満たせそうなものまで充実していますよ。

「B-52」1500円
「B-52」1500円

もう一つ、コーヒーリキュールを使用して作る「B-52(びーふぃふてぃーとぅー)」もいただいてみました。こちらはアメリカの爆撃機「B-52」に由来して作られたカクテルで、本来はショットグラスにお酒を何種類か注いで層になった状態で、混ぜ合わせず一気に飲み干すシューターカクテルというスタイル。「Melody」ではしっかり混ぜ合わされた状態で提供されるので、ゆっくり自分のペースで味わうことができます。横浜の夜景を眺めながら、音楽イベントやおでかけの余韻に浸ってみてください。ほろ酔い気分でお部屋に戻って、部屋のBluetoothスピーカーでまたお気に入りの音楽を堪能しながらベッドに横になってみると、とってもいい気持ち…!ベッドに身を預けて、気持ちよく眠れました。

■バー&ラウンジ「Melody」
営業時間:ティー&バー 11~23時(22時30分 LO 、フードは12時~)
※17時以降は20歳未満の方の入店不可

ハワイアンパンケーキやオムレツも!メニュー150種以上の朝食ビュッフェ

朝食は出来立てのクロワッサンやライブキッチンで目の前で作ってもらえるオムレツ、トッピングやソースなどを自分でかけてカスタマイズできるハワイアンパンケーキなど、朝食の花形メニューが多く並びます。

おかずが充実しているのはもちろんですが、サラダもバラエティ豊かな品揃え。デリサラダ8種、アペタイザー6種のなかからお好みのサラダを好きなだけ食べられます。もちろん組み合わせてみても◎。普段不足しがちな野菜をおいしくたくさん食べられたのは個人的にとてもうれしいポイントでした♪

そして、エグゼクティブフロア・スイートルームなど特定の客室・フロアに宿泊している方は、滞在中専用のエグゼクティブラウンジも利用することができるそう。ホテル全体で音楽やアールデコをテーマとしているのに対して、こちらは少し雰囲気が異なり、Kアリーナなども含めたエリア一帯のなかに「静」の空間としてたたずんでいます。リバービューと横浜の街を眺望できる開放感のある空間で、朝から夜まで時間に応じて、朝食・ティー・カクテルタイムのサービスを受けられます。音楽やアート関連の書籍が並んでいるので、横浜に関連する文化やエンタメに触れながら特別な時間を過ごすことができますよ。

さらに、宿泊者(16歳以上)の方ならプランや部屋タイプに関わらず24時間誰でも無料で使用できるフィットネスルームも。朝食前に少し体を動かしてみても、気持ちいい朝を迎えられそうです。ウェアやシューズなどのレンタル・販売はないので、利用したい方は事前にご用意を。

■エグゼクティブラウンジ
朝食:7~10時(9時30分LO)
ティー:10~17時
カクテル:17~20時(19時LO)

洗練されたデザインと音楽で出迎えてくれ、品格のなかにどこか賑やかさもあるヒルトン横浜。コンサートなどの音楽イベントのときだけでなく、普段の横浜へのお出かけの際も利用してみたいですね。ホテルはもちろんのこと、「ミュージックシティ」としてさらなる発展を遂げていく横浜からも目が離せません。新しい横浜の一面をのぞきに、ぜひ訪れてみてください。


Text:鈴木優輔
Photo:ヒルトン横浜、鈴木優輔

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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