【京都】和菓子のどら焼きが華麗なデセールに進化!「どら焼きと和紅茶 乃咫 nota」

【京都】和菓子のどら焼きが華麗なデセールに進化!「どら焼きと和紅茶 乃咫 nota」

京都府 どらやき どら焼 紅茶 登録有形文化財 るるぶ情報版(国内)編集部
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2023年11月にオープンした「どら焼きと和紅茶 乃咫 nota」は、清水焼のプレートに盛り付けられた“美しすぎるどら焼き”が話題の店。登録有形文化財の土蔵を生かした空間も魅力的で、京都の街なかにいながらゆったりとしたティータイムを過ごせます。

Summary

芸術的な盛り付けにも感動!の洗練されたどら焼き

以前るるぶ&moreでご紹介した、フォトジェニックなお花のわらび餅をいただける麓寿庵(ろくじゅあん)。2023年11月、麓寿庵と同じ敷地内にオープンしたのが、今回ご紹介する「どら焼きと和紅茶 乃咫 nota」です。

こちらのどら焼きは、プレートに盛り付けられた上品な姿が特徴的。フランス料理のコースで提供される皿盛りのスイーツ「デセール」のような繊細かつ優美な美しさに、思わず心ときめきます。オーダーできるどら焼きは粒あんのプレーンをはじめ3種類を用意。なかでも一番人気の抹茶銅鑼(どら)焼き1180円は、抹茶あんをはさんだどら焼きに、抹茶クリームをかけた、まさに抹茶ラバーのためのどら焼きです。

生地には蜂蜜と黒蜜を練り込みよりしっとりとした食感を表現。さらに口どけの良さを演出するために、隠し味に太白胡麻油を使用するそう。どら焼きの上には京都らしく木の芽を添えて爽やかに。濃厚な抹茶の味わいを心行くまで楽しみたい人におすすめです。お好みで黒蜜をかければ、よりどら焼きの甘さが際立ちます。

どら焼きと合わせていただきたいのが、全国各地から取り寄せた和紅茶(セット350円~、単品650円~)。和紅茶で有名な鹿児島や京都・和束町産のこだわり和紅茶をはじめ、オリジナルブレンド2種類がスタンバイ。抹茶銅鑼焼きには、緑茶を思わせる風味の良さが魅力的なオリジナルブレンド蓮華(れんげ)がおすすめなのだそう。かわいい急須とお猪口でいただくスタイルも素敵ですね。

こちらは、島根・出雲産のほうじ茶「たそがれ」などを使った焙(ほうじ)茶銅鑼焼き1180円。生地と生地の間にはさんだほうじ茶あんやまろやかなほうじ茶クリームが、オリジナルブレンドの和紅茶「褪紅(たいこう)」のミルクティー(セット450円)とよく合います。紅茶の種類も季節ごとに変わるそうなので、いつ訪れても新たなペアリングを楽しめますよ♪

わびさびの心も感じる石畳のアプローチも素敵!

築100年以上の旧邸を生かしたお店だけあって、魅力が詰まった空間にも注目です。まずは、お店へと続くアプローチ。麓寿庵の右手にある通路を進むと…、

屋根付き石畳の通路には天窓が設けられ、注がれる光がほの暗い空間を照らし、陰影を際立たせます。茶室にも使われている設えが所々に配置され、その光景はわびさびの心を表現した茶の世界を思わせる美しさ。高鳴る気持ちを抑えながら通路を先へと進みましょう。

通路の先には、青空に映える白い土蔵が姿を現します。もともとこの家屋は、日本画家・今尾景年(いまお・けいねん)が住まいとしていた空間で、こちらの土蔵や麓寿庵が入る主屋、入口の門などが、国の登録有形文化財に指定されているから驚きです。

入口のドアを開けて進むと重厚な土蔵の重い扉があり、格子(こうし)の奥にはスタッフの皆さんが真剣な表情でどら焼きを焼いたり訪れた人をもてなしたりする姿をのぞくことができます。こうした所々に感じられる奥行きのある美しさも、こちらのお店の魅力です。

登録有形文化財を生かした空間でティータイムを

大正3年(1914)頃に建てられたとされる土蔵の中は、立派な梁が目を引く落ち着いた空間。一階はカウンター8席、2階は12席分のテーブルが用意され、こちらでどら焼きと和紅茶をいただけます。

土蔵だった当時の趣はそのままに。現代的なデザインの照明が歴史ある空間とマッチし、くつろいで過ごせる雰囲気を形成しています。

格子窓の向こうに旧邸主屋の緑を望める席もあり、歴史と自然を感じながらどら焼きを味わえます。都心とは思えない静けさに満ちた空間で過ごす時間は、京都旅行の思い出にきっとなるはず。

空間やお店の雰囲気にも”スキ要素”がいっぱいの「どら焼きと和紅茶 乃咫 nota」。今後は桜をイメージした新メニューなど期間限定メニューも登場するそうなので、お店のSNSをフォローして情報をゲットしましょう!

■どら焼きと和紅茶 乃咫 nota(どらやきとわこうちゃ のた)
住所:京都市中京区六角通新町西入ル西六角町101
TEL:なし(予約不可)
営業時間:12~17時LO(土・日曜、祝日は11~18時)
定休日:不定休
アクセス:地下鉄烏丸御池駅から徒歩5分

Photo:道海史佳
Text:津曲克彦

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●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください

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