【長野県松本市】国宝・松本城が光に包まれる!幻想的なプロジェクションマッピング

【長野県松本市】国宝・松本城が光に包まれる!幻想的なプロジェクションマッピング

プロジェクションマッピング イルミネーション 国宝 城下町 カフェ
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クリスマスシーズンの到来とともに全国各地で開催されるイルミネーションイベント。長野県松本市でも、2023年12月16日(土)~2024年2月14日(水)までの約2カ月間、松本市のシンボルでもある松本城天守閣で初めて行われるプロジェクションマッピングをはじめ、冬を彩る光と音の幻想的なショーが市内各所で開催されます。街中で楽しめるグルメと合わせて、生まれ変わったイルミネーションイベントの魅力をご紹介します。

Summary

初の試み、プロジェクションマッピング

長野県に本社を置くEPSONのプロジェクターを使用した鮮やかなデジタルアート
長野県に本社を置く「EPSON」のプロジェクターを使用した鮮やかなデジタルアート

毎年12月から翌年2月にかけ開催されている「松本市イルミネーション」。そのメイン会場となっている「松本城公園」では、2022年までレーザーマッピングを使用した光のショーが行われていました。そのイベントが、今回デジタルアートを投影したプロジェクションマッピングにグレードアップ!光の点と線で抽象的にしか表現できなかったレーザーマッピングに比べ、映像を投影することにより一層、迫力のある幻想的な空間が演出できるようになりました。

イベントは2月14日まで開催
イベントは2024年2月14日(水)まで開催しています

イベント開催期間中は松本城公園だけでなく、松本城へ続く大名町通り(だいみょうちょうどおり)の並木道や、女鳥羽川(めとばがわ)を望む千歳橋(せんさいばし)など、周辺スポットにも約8万球の電飾が施されます。イベントに足を運んだついでに、光あふれる夜の松本市街地も散策してみましょう。

地元の素材を利用したユニークなコーヒが魅力の「ALPS COFFEE LAB.」

なまこ壁の土蔵をリノベーションした店舗は2021年オープン
なまこ壁の土蔵をリノベーションしたカフェ
店舗は2階建て。1階はカウンターとテーブル席。2階はゆっくりとくつろげるフラットシートになっています
店舗は2階建て。1階はカウンターとテーブル席。2階はゆっくりとくつろげるフラットシートになっています

寒い冬のイルミネーションを見学していると、温かい飲み物が恋しくなるもの。松本城公園から徒歩10分ほど、女鳥羽川沿いに佇む「ALPS COFFEE LAB.」では、長野県ならではのユニークなコーヒーを多数提供しています。

ユニークなコーヒーのアイデアは店主の望月さんによるもの
ユニークなコーヒーのアイデアは店主の望月さんによるものです

こちらでコーヒーをテイクアウトして、イルミネーションを見て歩けば、心も体もポカポカです。なかでも、おすすめはこちら。

味噌キャラメルラテ(HOT)600円
味噌キャラメルラテ(HOT)600円
望月さんのラテアートのバリエーションは50種類を超えます
望月さんのラテアートのバリエーションは50種類を超えます

地元の老舗醸造所の信州味噌を使った「味噌キャラメルラテ」です!味噌のまろやかな塩味とキャラメルのコクが、クリーミーなカフェラテと絶妙にマッチ。味噌の風味が最大限生きるよう、コーヒー豆は中煎りにローストしたものを使用しています。

お酒に生豆を漬け込み、独特の風味を出すインヒューズドコーヒーシリーズ各300円
お酒に生豆を漬け込み、独特の風味を出す「インヒューズドコーヒーシリーズ(ティーパックタイプ1pac)」各300円
信州りんごコーヒー(ティーパックタイプ)300円は、時期によりりんごの品種での風味のちがいも楽しめます
「信州りんごコーヒー(ティーパックタイプ1pac)」300円は、時期によってりんごの品種での風味の違いも楽しめます

ほかにも、地元の有名なワイナリー「五一わいん」のブランデーに浸した生豆をローストした「五一ブランデーコーヒー」や、りんご酵素に漬け込んで発酵させた「信州りんごコーヒー」なども提供。
コーヒー豆やティーパックの販売もしているので、おみやげにも最適です。

コーヒー豆は150g740円~。地元クリエイターによるオリジナルラベルのデザインも人気
コーヒー豆は150g740円~。地元クリエイターによるオリジナルラベルのデザインも人気です


■ALPS COFFEE LAB.(あるぷすこーひーらぼ)
住所:長野県松本市中央2-4-9
TEL:070-3196-2708
営業時間:10~18時(17時45分LO)
定休日:不定休

フォトスポットとして人気の千歳橋が期間限定ライトアップ

オレンジ色のあたたかい光に包まれる千歳橋
オレンジ色のあたたかい光に包まれる千歳橋

コーヒーをテイクアウトしたら、次のイルミネーションを求めて夜の街へ。川沿いの堤防道路を歩いて、松本城公園の方向へ向かうと見えてくるスポットが千歳橋です。日中はゆったりと流れる女鳥羽川と、西に北アルプス、東に美ヶ原高原を望むフォトスポットとして人気で、夜になると、月明かりが水面に映り、日中とはまた違った美しさをみせてくれます。無数の電球が彩られた幻想的な景観を見られるのはイベント開催期間中だけ。ロケ地として多くの映画作品にも登場するこの橋がライトアップされた姿は、映画のファンでなくとも必見です。

国宝・松本城へと続く並木道、大名町通りも美しく彩られる

イルミネーションに彩られた並木道は、まるで映画のワンシーンのよう
イルミネーションに彩られた並木道は、まるで映画のワンシーンのようです

千歳橋をわたり、松本城へ向かう大名町通りの街路樹もイベント開催中はイルミネーションに彩られます。この並木道は、環境庁が選ぶ「かおり風景100選」にも選出されています。メイン会場である松本城へ真っ直ぐと続く美しくライトアップされた大名町通りを歩いていると、なんだかワクワクしてきます。

■市街地イルミネーション
会場:千歳橋、大名町通り
期間:開催中~2024年2月14日(水)
点灯時間:16時30分~22時

お堀の水面にリフレクションする神秘的なデジタルアート

行灯は七色に変化
行灯は七色に変化します
松の木の点灯は2箇所。こちらも赤から青、紫、緑と色が変化していきます
松の木の点灯は2カ所。こちらも赤から青、紫、緑へと色が変化していきます

大名町通りを抜け、メイン会場の松本城公園に到着。入口には行灯が並び、来場者を迎えてくれます。そのまま天守閣のある方向へ道なりに進んでいくと、両脇の松の木も鮮やかにライトアップされ、こちらもまた幻想的。

1月7日まで投影される「時代を駆ける歴史絵巻」えおテーマにしたプロジェクションマッピング
1月7日まで投影された「時代を駆ける歴史絵巻」をテーマにしたプロジェクションマッピング

入口から幻想的な雰囲気に期待が高まりますが、そこから少し歩くと、いよいよ天守閣が!城壁に次々と映し出される「歴史と文化、世界に誇る日本の美」をモチーフにしたデジタルアートは、イベント期間中3期に分かれ、期ごとに異なるテーマの投影を行っています。特筆すべきは、お堀を活かした松本城ならではの演出。色鮮やかにライトアップされた天守閣が水面に反射する姿は、まるで万華鏡のような神秘的な美しさです。

イベント初日から1月7日までの第1期は「時代を駆ける歴史絵巻」をテーマに、松本城天守を築いた戦国武将・石川数正が描かれた「長篠合戦図屏風」が躍動するデジタルアニメーションや、松本市に縁のある文化伝統の柄、浮世絵のモチーフなどをダイナミックな映像で投影。

次々と変わっていく映像に釘付け
次々と変わっていく映像に釘付け(「時代を駆ける歴史絵巻」のプロジェクションマッピング)

第2期となる1月8日~26日は「雪や氷、星のきらめき」をテーマとし、厳冬の松本城を幻想的に彩る雪月花、雪の結晶、氷の世界など季節に合わせた映像を投影し、満天の星空、オーロラ、花火、宇宙、幾何学模様など空をさまざまな表現で演出します。

映像は12分1セットなので、気軽に見ることができます
映像は12分1セットなので、気軽に見ることができます

1月27日から2月14日までの第3期は「春の訪れ、花鳥風月」をテーマに、松本市が誇る美しい景観を色鮮やかに描きます。どれも松本市らしさを感じられる素敵なテーマで、何度も足を運んで、すべての映像をコンプリートしたくなります。

投影は18時から21時まで12分1セットで繰り返し行われているので、時間内であれば自分の好きなタイミングで見られます。この冬、松本市を訪れた際にはぜひ足を運んでみてくださいね。

■国宝松本城天守プロジェクションマッピング2023-2024
会場:松本城公園(長野県松本市丸の内1-1)
期間:2023年12月16日(土)~2024年2月14日(水)
点灯時間:18~21時

Text:馬場 裕一郎
Photo:五味 貴志

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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