【修善寺】「竹林の小径」を散策して、四季の移ろいを体感。恋愛成就の橋巡りや、古民家カフェにも立ち寄ろう
伊豆の人気の観光地、修善寺。修善寺駅からバスで約10分の修善寺温泉街には、宿や茶屋が立ち並び、訪れる人を温かくもてなしてくれます。今回は「竹林の小径(ちくりんのこみち)」を中心に、恋愛成就の橋巡りや、休憩に立ち寄りたい古民家カフェなど、温泉街の魅力をご紹介します。
伊豆の小京都・修善寺にある「竹林の小径」へ。アクセス方法は?
静岡県伊豆市修善寺にある「竹林の小径」は、街の中心を流れる桂川沿いにある散策路。桂川にかかる「桂橋」から「楓橋」にかけて、300mほどの遊歩道が続いています。
「竹林の小径」へのアクセスは、電車を利用する場合、伊豆箱根鉄道駿豆線 修善寺駅から修善寺温泉・戸田行きのバスに乗車して約10分。「修善寺温泉」で下車し、徒歩約10分で到着です。
車を利用する場合は、東名道路沼津ICから伊豆縦貫道、修善寺道路を経由。修善寺ICから約5分で、修善寺温泉街の中心に到着します。温泉街にはいくつかの有料駐車場があるので、車を停めて「竹林の小径」へと出発です。
「竹林の小径」のみどころをご紹介
川のせせらぎを聞きながら、四季折々の豊かな自然風景を満喫することができる「竹林の小径」。趣深い石畳の通路を進んで行くと、中央部に竹製の大きな円形ベンチが現れます。
天気が良い日には、ベンチに腰掛けて自然の音に耳を澄ませ、ゆったりと過ぎる時間を楽しみましょう。
日没から23時までの間にはライトアップが行われ、日中とは異なる表情の風景が待っています。温泉を堪能した後の火照った頬を夜風で冷ましながら、夜の街を散策するのもおすすめですよ。
また、修善寺温泉街は、伊豆屈指の紅葉スポットとしても知られ、どの瞬間を切り取っても絵になる風景が広がっています。
色づいた葉は竹林の緑を背景に輝き、また、ふと目を向けた足元にもとっておきの風景が。
例年11月中旬から12月中旬に見頃を迎える紅葉。修善寺温泉街をはじめ伊豆市内にみどころが点在しているので、「竹林の小径」と併せて、紅葉巡りも楽しみたいですね。
思いを込めて歩く「恋の橋めぐり」
修善寺温泉街を流れる桂川には、全部で5つの橋がかかっています。
「竹林の小径」から見て上流側にある「楓橋」は別名「よりそい橋」、下流側にある「桂橋」は別名「結ばれ橋」と、それぞれの橋に恋にまつわるご利益があり、思いを込めて橋を渡ると願いが叶うと言われています。
橋には、御影石でできたシンボルマーク「橋紋(きょうもん)」が埋められているので、ぜひ探してみてくださいね。
30分から1時間ほどかけて、すべての橋を歩いてみるのもおすすめ。友人同士やカップルで、話に花が咲くこと間違いなしです。
橋の場所やご利益が書かれた「恋の橋めぐり」のパンフレットは、修善寺駅や総合会館でもらうことができますよ。
「古民家カフェ あまね」で、ほっと一息
「竹林の小径」から徒歩約2分の場所にある「古民家カフェ あまね」は、散策中の休憩に立ち寄りたいカフェ。
小腹が空いた時にうれしい軽食から、ボリュームたっぷりの定食メニューまで、約20種類の食事メニューから選ぶことができます。
築約80年の古民家を利用した店内は、庭が見える縁側席や冬季限定のこたつ席などがあり、ついつい長居をしたくなるような居心地の良さです。
伊豆市産のわさびの葉から根までをまるごと一本使った「お茶漬け わさび」は、年間を通して人気の一品。かつおぶしと昆布、伊豆名産の干し椎茸でとった出汁が、やさしく身体に染み渡ります。
甘味で一番人気の「水信玄」は、ペロリと食べてしまえる軽い口当たりが魅力。菊の花を模した水餅が、午後の光を浴びてキラキラと輝く様子は美しく、いつまでも眺めていたくなります。
■古民家カフェ あまね(こみんかかふぇ あまね)
住所:静岡県伊豆市修善寺3461-10
TEL:0558-99-9673
営業時間:12〜16時、木〜日曜の18時~20時30分LO
定休日:月・火曜
桂川沿いに立ち並ぶカフェや、気軽に入れる足湯が点在する修善寺。情緒あふれる温泉街の雰囲気は、私たちを非日常へと連れ出してくれます。皆さんも足を延ばして、訪れてみてはいかがでしょうか?
Text:横畠花歩
Photo:森島吉直(しずおかオンライン)
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