旅の記録づくりに適したノート選びのポイント【mini_minorの旅ノートレッスンvol.5】
トラベルノートを始める際に、まず考える必要があるのは「どんなノートを選んで使うか」ということです。わたしは主に「トラベラーズノート(株式会社デザインフィルから発売されているノートのシリーズ)」を使用しているのですが、トラベラーズノートひとつとってもさまざまな種類やデザインのリフィルが発売されているので、どれを使ったらいいか迷ってしまうかもしれません。そこで今回は、わたしがこれまで使用してきたトラベラーズノートの各種リフィルをベースに「旅の記録づくりに適したノート選びのポイント」を考えてみたいと思います。
Summary
まずは3つの特徴に注目しよう
ノートにはいろいろな種類があり、選ぶポイントも人によってさまざまだと思いますが、比較的わかりやすいのが
・1.サイズ
・2.紙質
・3.デザイン・機能
の3つの特徴に注目してみることです。
「サイズ」に注目
トラベラーズノートにはレギュラー(大きい)サイズとパスポート(小さい)サイズ、2つの大きさのノートがあります。
①レギュラー(大きい)サイズを選ぶ場合
泊まりがけの旅行や丸1日みっちり遠出した週末のおでかけなど、たくさんの思い出やできごとを残したい場合は大きいサイズのノートをセレクトします。
紙面サイズが大きければプリント写真やチケット類もいろいろ貼り込めるのでノートをより濃密に仕上げることができます。
②パスポート(小さい)サイズを選ぶ場合
ランチやカフェ、近所の散歩など日常のちょっとしたできごとをちまちま記したいときは、小さいサイズのノートをセレクトします。
紙面サイズが小さければページもすぐに埋まるので書き上げたという達成感を感じやすく、ノートづくりを継続するモチベーションにもつながります。
「紙質」に注目
無地や方眼紙、クラフト紙といったページの紙質の違いも、ノート選びの際には重要なポイント。
①方眼(セクション)紙を選ぶ場合
方眼紙を使うとマス目のラインに合わせて文字やイラストを整列して描けるので、誰でも比較的簡単に、見やすい紙面に仕上げることができます。
プリント写真や現地のスタンプ、地図やパンフレットなどの紙片も、ラインがあればまっすぐ・等間隔で貼りやすいです。
わたしもノートを書き始めた頃は、このセクションリフィルをよく使用していました。
②クラフト紙を選ぶ場合
スクラップやコラージュには、クラフト紙のざらざらとした表面の風合いやビンテージ感のある色合いが一番合うなあと思います。
マステやシール、チケットやパンフレットなど、さまざまなデザインが1つの紙面中に入り混じるときも、クラフト紙を使えば全体がよいバランスでまとまります。
白いペンを使えばシンプルでおしゃれな雰囲気が醸し出せるところもおもしろいです。
③無地(無罫)を選ぶ場合
縦書きと横書きを混ぜたり、自分の好きな色を使うことにこだわってみたり、周囲の余白を大胆に取ってみたり…枠に縛られずのびのび書きたいときには無地のノートを使います。
書き始める際、真っ白の紙に向き合うときのなんとも言えない清々しい感覚も好きです。
「デザイン・機能」に注目
「サイズ」や「紙質」に加え、ちょっと特殊な「デザインや機能」をもたせたノートを選んでみるというのもおすすめです。
今回はトラベラーズノートのリフィルにある以下の3タイプのノートをご紹介。
①(左上)カードファイルを使う場合
旅の途中で手に入れたショップカードなどをカードファイルのポケットにサッと収納しておくだけでも立派な記録に。
バラバラと集めたアイテムはガサっと一緒くたにまとめてしまうとなかなか見返さなくなるので、見やすく並べた形で保存しておけると◎です。
②(右上)ブラックの用紙を使う場合
白いペンで黒板のように描けるのがおもしろいので、ちょっと気分を変えたいときやオーソドックスなノートに飽きたときに使います。
イルミネーションを観に行った際の思い出は金や銀のペンを使って記してみました。
③(下)じゃばらタイプを使う場合
散歩した場所の地図を横長に描いて“絵巻物風”のノートをつくりました。ページをパタパタと広げながら中身を見ていくと、鳥になって街を空から見ているような気分になれます♪
まとめ
ノート選びの際には、「記したい情報量」や「使いたいアイテム」等に合う「サイズ」や「紙質」、「機能やデザイン」を考えて選ぶことが重要です。
旅の記録といっても、文字やイラストを使った日記風のもの、チケットやパンフレットを切り貼りしたスクラップ帖的なものなどさまざまなパターンがあるので、自分の目的に見合ったノートを楽しみながら選んでみてください♪
Text&Photo:mini_minor
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