【京都】2023年11月オープン!あんことトマト…⁉組み合わせ自由で楽しめる新感覚のあんこカフェ

【京都】2023年11月オープン!あんことトマト…⁉組み合わせ自由で楽しめる新感覚のあんこカフェ

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京都の和菓子屋さん御用達のあんこ屋さん「株式会社イマムラ」が、満を持してカフェ「あんこcafe Mifuji&(あんこ かふぇ みふじあん)」をオープン。あんことトマトやあんことチーズなど、自分で組み合わせを考えながらもなか作りを楽しめますよ。地元の人々に長年愛される看板メニューの「京もなか」も購入できます。

Summary

昭和8年から続く「あんこ」一筋のお店が、カフェをオープン

創業は昭和8年(1933)と90余年の歴史を誇る株式会社イマムラ。あんこの卸しからスタートし、以来あんこ一筋。平成元年には一般のお客さんも商品を買える「味不二庵(みふじあん)」をオープン。近所の人たちからは「あんこやさん」とよばれ親しまれてきました。そして令和5年、もともと倉庫のあった場所に店舗を移転。イートインであんこを楽しめるショップ&カフェ「あんこcafe Mifuji&/味不二庵」に生まれ変わりました。

紅葉の名所、東福寺のある本町通りを北に少し歩き、JRの線路を左手に見ながら東大路通りに抜ける坂道を上がる途中に見えてくる大きな建物。

土塀部分に「三富士あん・せんべい」と書かれた看板があがります。看板に導かれ店舗へ。壁に記されているとおり1階が「三富士あん・せんべい」などのみやげ物が買えるショップ&レジ。2階がイートインスペースになっています。

リピートする人、長年のファンが多い「味不二庵」の京もなかを京みやげに

1階の棚にずらりと並んでいるのは、「味不二庵」の京もなか。「もなかは作りたてが一番おいしい。だから買った人やもらった人が、食べたい時に作りたてを食べられるように」という思いからもなか種(せんべい)とあんこ(缶詰)を別々に販売し、ヒット商品となりました。

あんこの種類は、北海道産のアカネ大納言を京都の地下水でじっくりと炊き上げた「小倉あん【朱里】」と小豆の細かい皮も混じらないように丁寧に漉した「こしあん【福寿】」、独特の風味が好まれる岡山・鳥取周辺で栽培される備中白小豆と、白いんげん豆ともよばれる北海道産の手亡豆(てぼうまめ)を独自配合してあっさりと仕上げた「白こしあん」の3つ。

「三富士せんべい」と書かれているのがもなかの種。滋賀県産のもち米「羽二重(はぶたえ)」の米粉を使い、黒胡麻をちりばめてパリッと香ばしく手焼きしたせんべいも缶入りで、さくっとした食感のまま、おいしくいただけます。あんこと一緒にアイスを入れたり、焼き餅を入れたりと、家でオリジナルレシピを考えて楽しめるのもよいですね。

ちなみに秋冬には餅入りぜんざいやおしるこ、秋から春にかけては艶だし甘納豆の「丹波かのこ」、夏に向けて水ようかんなど季節の味が加わります。

6種類のあんこに8種類のトッピング。選ぶのが楽しい「三富士もなか&」

さて、ここからはイートインやテイクアウェイで楽しめる「三富士もなか&」をご紹介します。注文はすべて1階で。

ショーケースに並ぶのは6種類のあんこに8種類のトッピング。どれを選ぶか迷います……。いろいろな組み合わせを楽しみたい人は、あんこ3種類とトッピング3種類が選べる1650円のセットがおすすめ。

上段左から「小倉あん」「抹茶あん」「こしあん」。下段左から「味噌あん」「焙じ茶あん」「白あん」
6種類のあんこは「小倉あん」「こしあん」「白あん」の定番に、カフェ限定の「抹茶あん」「焙じ茶あん」「味噌あん」が加わります。

上段左からトマト、アーモンド、バター。下段左からピーナッツ、紅まどんな、チェダーチーズ

トッピングはトマト、パイン、紅まどんな(柑橘)、チェダーチーズ、クリームチーズ、アーモンド、ピーナッツ、バターの全8種類。

「三富士もなか&」(イートイン1650円、テイクアウト1620円)ドリンクセットはプラス385円〜
「三富士もなか&」イートイン1650円、テイクアウト1620円(ドリンクセットはプラス385円〜)

迷いに迷って、おすすめの組み合わせを教えてもらいながら選んだのは「味噌あん」「抹茶あん」「小倉あん」とトッピングに「トマト」「チェダーチーズ」「ピーナッツ」。

注文するものが決まったら、イートインスペースの2階に運んでいただきます。

2階はセルフスペース。一見シンプルに見えて、スイングソファ席を設ける遊び心があります。カウンターの各席には電源とUSBコンセントが設置されていて「充電がない! PC作業がしたい!」なんていうときにも便利。

窓からは電車の走る様子や京都タワーも見られます。このあたりには、鉄道ファンが密かに集まる場所もあるんですよ。

お店のおすすめは「トマト」と定番3種類のあんこの組み合わせ。トマトのみずみずしさとあんこが思いのほか相性が良くて驚きなのだとか。ここにチーズを合わせるのもアリ。どう組み合わせて食べるのかアレンジを考えるのも楽しいんです!

「あんこはたっぷり味わってほしい」とせんべい2枚に対して、あんこたっぷり。あんこ少なめで食べたい人のためにオプション(+220円)でせんべい2枚追加できます。

「三富士あん&パン」(イートイン1650円、テイクアウト1620円)ドリンクセットはプラス385円〜
「三富士あん&パン」イートイン1650円、テイクアウト1620円(ドリンクセットはプラス385円〜)

ブランチがわりにもなるパンのセット。せんべい6枚がパン2個に変わります。

いろいろと組み合わせて食べ比べできるのが楽しいですね。ドリンクはコーヒー、紅茶、焙じ茶、ミルク、リンゴジュース、オレンジジュースがあり、フードとセットで+385円~になります。

「三富士あん&ソフト」(イートイン550円、テイクアウト540円)ドリンクセットはプラス385円〜
「三富士あん&ソフト」イートイン550円、テイクアウト540円(ドリンクセットはプラス385円〜)

あんこと相性のよい食べ物といえば、乳製品。バターやチーズとも合いますし、ソフトクリームとの相性も抜群。ソフトクリームも6種類のあんこから1種類選んで組み合わせできます。おすすめは味噌あん! 味噌の塩気とミルクの乳脂肪が混じり合うとまるで塩キャラメルみたいな味わいです。

あんこ専門店が営むカフェ。甘さ控えめで上品なあんこのおいしさが存分に味わえますよ。

■あんこ cafe Mifuji&(あんこ かふぇ みふじあん)/ 味不二庵(みふじあん)
住所:京都府京都市東山区本町9丁目127-1 
TEL:075-541-4566
営業時間:10~17時(イートインは11時~)
定休日:火・水曜 ※不定休あり、公式SNSを要確認
アクセス:JR・京阪東福寺駅から徒歩7分


Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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