【おとなのソロ部】カウンター陶芸×土鍋ご飯×日本酒を味わうひとり時間「ろくろと米 ととと」
日常から少し離れて頭も心もリセットしたくなったら、陶芸にチャレンジしてみませんか?カウンターで気軽に陶芸を楽しめる体験型陶芸バー「ろくろと米 ととと」では、小さな器づくり体験と、炊きたての土鍋ご飯が堪能できる食事コースがセットになっていて、より楽しく充実した時間が過ごせます。土に触れ、おいしいお米を味わいながら心まで満たされていく…そんなひとり時間の過ごし方をご紹介!
陶芸体験×こだわりの食事を堪能するおとなの時間
墨田区の曳舟駅から約6分ほど歩くと「ろくろと米 ととと」が見えてきます。風情のある落ち着いたたたずまいで、陶芸にぴったりな雰囲気です。
「ろくろと米 ととと」での陶芸体験は、Webからの完全予約制で、「【カウンター陶芸】ミニろくろ+お昼のお食事コース」5500円、「【カウンター陶芸】ミニろくろ+夜のお食事コース」1万1000円、「フリースタイル陶芸(電動ろくろ)※食事なし」6000円の3つのコースから選択できます。
今回は「【カウンター陶芸】ミニろくろ+お昼のお食事コース」を予約。お猪口や小皿など初心者にもやさしい小さな器作りと、ランチを堪能するコースです。
慣れない空間にそわそわしながら席に着くと、まずはお茶のサービスが。温かいお茶で緊張がほぐれたところで、いよいよ陶芸体験のスタートです。
初心者でも安心!カウンターでのミニ陶芸体験スタート
席には小ぶりのろくろと、ドライヤー、水、竹串が用意されています。ろくろの上には布巾をかぶせた土が。器が作りやすいように事前にある程度形が整えられているので、初心者や不器用な人でも安心です。
まずは、道具の使い方や手の動かし方を教わり、その後、物は試しにさっそく土に触れていきます。最初は電動ろくろの回転スピードに圧倒されますが、土に触っているうちにスルスルと土が滑る感覚が新鮮で楽しくなってきました。
指の使い方がわかったところで器の厚みを薄く調整してみます。わずかな指の角度や力加減で簡単に形が変化してしまうので、少しずつ慎重に調整。気が付くと頭の中が空っぽになるほど作業に集中していました!
厚みが調整できたところで、理想の形に整えていきます。スタッフが見本の器をいくつか用意してくれるのでイメージしやすく、制作もスムーズです。今回は花びら型の小皿を作ることに。
最後の仕上げに花びらをイメージしたくぼみをつけて、ドライヤーで土を乾かします。なんと、くぼみをつけるのは一発勝負で修正ができないとのこと。スリルも味わいながら器作りを楽しみました。
次に、糸でろくろから器を切り離します。うまく切り離せるかドキドキの瞬間ですが、スタッフがアシストしてくれるので思いきってチャレンジしてみましょう。
最後に、切り口を指できれいに整え、裏底に竹串で自分のサインを書いたら完成です!サインを書くといっそう愛着が湧いてきますよ。
体験時間は約1時間で、時間内であれば何個作ってもOK。作ったなかからお気に入りの1個のみを焼き上げて器にすることができます。どれもお気に入りで選べなくなったら、1個あたり1000円の追加料金で焼いてもらえますよ。
器が完成したら、焼き上げの際に施す仕上げの釉薬を選びます。約15種類あり、色だけでなく質感も異なるため、実際に使うシーンをイメージしながらじっくり決めてくださいね。
釉薬を選んだら陶芸体験はすべて終了。完成品は3カ月後、指定した場所に届けてもらえるので、仕上がりを楽しみに待ちましょう!
土鍋ごはんと選りすぐりの日本酒を味わう贅沢な食事タイム
陶芸が終わったらお待ちかねのランチタイム。ランチは「陶京和牛すじ重」と「陶京めんたい重」から選ぶことができ、今回は「陶京和牛すじ重」をチョイス。
できあがるのを少し待つ間、スタッフ手作りのお猪口で日本酒をカジュアルに楽しむのがおすすめです。日本酒は食事に合うテイストや飲みやすさにこだわったユニークな銘柄を揃えているそう。その時々で種類が変わるので、スタッフにおすすめを尋ねてみてください!
今回はメイン料理に合うお酒、「大吟醸 ロゼノユキドケ」を紹介してもらいました。
お猪口に注いでみると、その名のとおり、ややピンクがかっているのが特徴。ベリー系の甘味とすっきりとした後味のバランスが楽しめる日本酒です。昼下がりから日本酒を味わうというちょっぴり贅沢なひとときを、思う存分堪能しましょう。
ドリンクをいただきつつ、前菜の「大根と生ハムと湯葉の和物」を楽しみます。スライスされたみずみずしい大根と塩味のある生ハム、まろやかな湯葉がマッチし、やさしくさっぱりとした味わい。メイン料理へのわくわく感も高まります。
いよいよご飯が炊きあがると、スタッフが土鍋を開けて見せてくれました。「ろくろと米 ととと」では米にこだわり、ランチでは福岡県産ヒノヒカリを使用。コシヒカリの味を強く引き継いでいて、バランスの取れた食感と甘みが特徴なのだそう。
炊きたてのご飯は、いい香りを漂わせながら目の前で牛すじ重に。この深緑の器もスタッフが手がけたもの。手作りのぬくもりを感じながら五感で食事を楽しめます。
副菜の小鉢と風味豊かな粕汁も食事のアクセントにぴったり。
メインの「陶京和牛すじ重」は、黒毛和牛の牛すじを秘伝のタレでしっかりと煮込んだこだわりの一品。牛すじは口の中でホロホロッと崩れるほど軟らかく、しっかりタレが染み込んでいるのでご飯が進みます。甘みのある豆腐とのバランスもよく、最初から最後まで大満足のランチでした。
陶芸と食事にお腹も心も満たされる「ろくろと米 ととと」での体験をご紹介しました。帰り際にはお米のプレゼントもあり、最後までおもてなしにあふれていますよ。ぜひ日常から離れて贅沢なひとり時間を過ごしてみてください。
■ろくろと米 ととと(ろくろとこめ ととと)
住所:東京都墨田区向島4-30-14
TEL:090-6112-1010
営業時間:11時〜21時30分(21時LO)
定休日:月曜
料金:【カウンター陶芸】ミニろくろ+お昼のお食事コース5500円、ミニろくろ+夜のお食事コース1万1000円、フリースタイル陶芸(電動ろくろ)※食事なし6000円
■おすすめの利用シーン:何かに没頭したいとき、陶芸にチャレンジしたくなったら、新しいアルコールドリンクに出合いたいとき
Photo:神村紗彩、土井彩寧(vivace)
Text:土井彩寧(vivace)
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