【東京の木 多摩産材】東京生まれの木材がスゴい!身近な店や駅にも使われ、住宅に使うとお得なポイントも
木造建築には木目の美しさやぬくもりがあり、木の香りに癒やされます。高層ビルが立ち並ぶ大都会・東京ですが、実は総面積の約4割を占めるのは森林。そして、その森林の約7割が多摩西部に集中しているんです。東京都では多摩地域で生育し、適正に管理された森林から生産された木材を「東京の木 多摩産材」としてブランド化。「東京の木 多摩産材」の特徴から、建材として使われている身近な施設、知っておくとお得なポイント制度まで…、知って納得、目から鱗の、「東京の木 多摩産材」の魅力をご紹介します。
Summary
品質が保証され、環境にも優しい「東京の木 多摩産材」って?
東京の多摩西部に位置するあきる野市や青梅市、八王子市、奥多摩町、日の出町、檜原村といった山間部から、スギやヒノキは生産されます。多摩産のスギは、全国平均よりも年輪密度が高く、曲げ強度も全国平均以上。また、多摩産のヒノキは油脂分が多く、色つやや香りがいいのが特徴です。
「東京の木 多摩産材」を普及させ、多くの人に使ってもらえるようにと、認証制度も整備されています。東京の多摩地域で育成した木材を一般的に「多摩産材」といいますが、そのうち、「東京の木 多摩産材」を名乗れるのは、適正に管理された多摩地域の森林で生産され、「多摩産材認証協議会」から認証された木材だけ。木材のトレーサビリティ(製品がいつ、どこで、誰によって作られたか)を明らかにして、品質が認証されているものなのです。
ブランドとしての価値が高まっている「東京の木 多摩産材」。森林伐採=自然破壊と思いがちですが、木を切って利用することは人の健康に役立ち、環境保全にもつながるんです。スギやヒノキの伐採は花粉症の原因を取り除き、緩和していくことに。また、日本には戦後に造成された森林が、林業の衰退に伴い伐採されず、荒れ放題になっている場所もあります。育った木を適正に伐採し、新しい木を植えると、若い木が二酸化炭素をたくさん吸収し、健康な森林が造られます。さらに、木材を地産地消すると、輸送時の二酸化炭素排出を抑えられるというメリットもあるんです。
あの街にも、あの駅にも!「東京の木 多摩産材」を使った都内のスポット4選
安心の品質で、環境にも優しい「東京の木 多摩産材」は、どんな建物に使われているのでしょう?気軽におでかけできて、木のぬくもりにほっとする都内の4スポットをチェック!
神田明神文化交流館EDOCCO
神田明神の境内にある、文化体験施設やショップ、カフェ、多目的ホールなどが集まった複合施設。御祭神・平将門公が青梅などの多摩地区と縁が深いことにちなみ、多摩産材をふんだんに使っています。神田明神の建築様式・権現造りや格天井を取り入れた内装にも注目。
■神田明神文化交流館EDOCCO
(かんだみょうじんぶんかこうりゅうかんえどっこ)
住所:東京都千代田区外神田2-16-2
TEL:03-3254-0753
営業時間:9~18時
定休日:無休
WITH HARAJUKU
ショップやカフェ、イベントホール、住居が集まった原宿駅前のランドマーク。多摩産材のスギを使い、並木道を表現したパッサージュは“道の建築”とよばれ、都会的でおしゃれな表参道と、若者のファッションストリート・竹下通りをつないでいます。
■WITH HARAJUKU(うぃずはらじゅく)
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30
営業時間:開館は7時30分~23時30分(営業時間は店舗により異なる)
定休日:無休(全館停電日は休館)
GREEN SPRINGS
立川駅北口から徒歩8分、健康的なライフスタイルをテーマにしたウェルビーイングタウン。パブリックアートが点在する緑豊かな広場を中心に、ショップやレストラン、多目的ホール、ホテル、オフィスなどを配置。建物の軒天井や広場のベンチなどに、多摩産材が使われています。
■GREEN SPRINGS(ぐりーんすぷりんぐす)
住所:東京都立川市緑町3-1
TEL:042-524-2222
営業時間・定休日:店舗により異なる
小田急線参宮橋駅
新宿駅から2つ目、小田急線参宮橋駅。明治神宮の小田急線最寄り駅として、「木と緑に溶け込む『杜』の玄関口」をコンセプトに、2020年にリニューアルされました。ホーム上家の柱や天井面、改札口上部などに多摩産材を活用し、神社建築の垂木や組木をモチーフに取り入れています。
■小田急線参宮橋駅(おだきゅうせんさんぐうばしえき)
住所:東京都渋谷区代々木4-6-7
営業時間:駅係員の配置は6時30分~終電時刻
定休日:無休
お得情報!住宅に多摩産材を使うともらえる「木材利用ポイント」
東京生まれの木を使った建物って素敵!都内で新築やリフォームを検討しているなら、「東京の木 多摩産材」を使ってみては?一定の量以上の「東京の木 多摩産材」を使用すると、東京の特産品や工芸品などと交換できるポイントがもらえるんです。選べるアイテムは高級食材やお酒、インテリア雑貨、ファッション、体験など、200種類以上!
ポイントがもらえる対象住宅の要件は?
下記の要件をすべて満たす必要があります。新築の交付要件である4立方メートルはどのくらいなのかというと…。1.59メートル×1.59メートル×1.59メートル=約4立方メートルなので、身長160センチの人をイメージすると、おおよそのサイズが想像できると思います。また、リフォームの交付要件の9平方メートルは、畳5~6枚分の広さに相当します。
対象住宅1件あたりの交付ポイント数は?
国産木材でもポイントはもらえますが、「東京の木 多摩産材」の交付ポイントはほかの国産木材と比べて、新築で8倍、リフォームで1.5倍!ぜひ、ポイント率の高い「東京の木 多摩産材」の使用を検討してみてください。
ちなみに、4人家族で暮らす際のおおよその目安といわれる120平方メートル(約36坪)の住宅を新築するのであれば、1戸当たりの木材使用量は約24立方メートル。交付要件は余裕でクリアでき、「東京の木 多摩産材」なら最大60万ポイントもらえるということに♪
ポイントの申請受付期間
2024年2月16日(金)まで
※2023年度のポイントの申請期間は上記のとおりですが、2024年度の申請期間は以下のリンク先をご確認ください
欲しいものがいっぱい!木材利用ポイントと交換できる商品をチェック
商品は1万ポイントから最高30万ポイントまであり、保有ポイント数によって、1アイテムに全ポイントを使ってもよし、複数のアイテムを組み合わせてもよし。ポイントごとにどんな商品があるのか、ピックアップしてご紹介します。
【1万ポイント】東京の農家さんがつくるこだわり野菜セット
都内のさまざまな農家さんから、注文月の翌月に2回に分けて、とれたての野菜が冷蔵便で届きます。旬の野菜や地元でしか流通しない珍しいものなど8~10品あるので、届くのをお楽しみに。
【4万ポイント】江戸切子 六角龍目 タンブラーペア
職人技による深いカットが華やかな江戸切子は、東京が誇る伝統工芸品の一つ。「六角籠目」は竹かごの網目を模した魔除けのシンボルです。江戸切子の商品はほかにもいろいろ揃っていますよ。
【10万ポイント】キッチンワゴン
キャスター付きで楽に移動できる、国産カバ材のワゴン。ラインが美しい支柱で開き天板を広げると、作業台が67センチから105センチに。台所まわりはもちろん、仕事場でも使えるシックなデザインです。
【14万ポイント】山をサブスク 会員制アウトドア森林フィールド MOKKI NO MORI 年間利用権(ファミリー会員)
都心から車で1時間強の東京都檜原村にある個性豊かな4つのフィールドを、時間や回数の制限なく利用できるファミリー会員権。年間費を支払えば、利用料無料でいつでもゆったりとアウトドアが楽しめます。
家を建てたり、リフォームしたりする機会は人生の一大イベント。だからこそ!せっかくだから!「東京の木 多摩産材」で素敵な生活空間をつくり、木材利用ポイント制度を有効活用してみてはいかがでしょうか。
Text:伊藤あゆ
●交換商品の画像はイメージです。また、在庫状況等により、贈呈品申込専用サイトに掲載している内容と異なる場合があります。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
Sponsored:公益財団法人 東京都農林水産振興財団