蔵前の人気カフェやクラフトショップへ!リバーサイドのおしゃれエリアを散策
古くからモノづくりの街として知られる蔵前では、個性豊かなカフェやクラフトショップが急増中。「若いクリエイターが集まるリバーサイドの下町」という共通点から“東京のブルックリン”とも称される、話題のおしゃれエリアを散策しよう!
Summary
喫茶 半月/アンティークインテリアとコーヒーの香りに癒やされて
蔵前のカフェでまず訪れたいのが「喫茶 半月」。「シックで、大人っぽくシンプルに」というイメージの下、大人の集う隠れ家的なカフェとしてオープンしました。
以前は、同じく蔵前にある焼き菓子の名店「菓子屋シノノメ」の2階に店を構えていましたが、2023年2月に系列の喫茶店「茶室 小雨」の跡地である、現在の場所へ移転したのだそう。
店内にはアンティークの家具が配され、心落ち着く空間を演出。壁一面に整然と並ぶティーカップやグラス、コーヒー豆が目を楽しませてくれます。
レトロな地球儀や木彫りの熊などのインテリアは、オーナーが収集しているアンティーク品なのだとか。 コーヒーを待つ時間も、静かに心が躍ります。
「カフェラテ(ホット)」620円は、隣の「半月焙煎研究所」にて自家焙煎したコーヒー豆を使用。苦みは控えめながらコクのある味わいで、優しいミルクの甘さを感じられます。
デザートは人気の「季節のシュー」700円を。季節によって生地やクリームのフレーバーが変わる、特製スイーツです。
取材時に提供されたフレーバーは、苺とチョコレート。サクサクのクッキーシューに、アーモンドヌガーとバニラクリーム、最後にチョコレートムースを載せた贅沢な仕上がり。甘酸っぱいイチゴがアクセントになります!
ドリンクメニューは自慢のコーヒーのほか、カクテル系も充実。コーヒーとお酒を楽しんでほしいという思いから、こだわりのオリジナルメニューを揃えているのだそう。
デザートはシンプルなロールケーキやレアチーズケーキなどの定番メニュー、系列の喫茶店「茶室 小雨」から引き継いだビクトリアケーキも人気です。
大人の空間で、心落ち着くひとときを過ごしましょう。
■喫茶 半月(きっさ はんげつ)
住所:東京都台東区蔵前4-14-11-103
TEL:なし
営業時間:12~19時
定休日:無休
chigaya 蔵前/赤いカーテンが目を惹くベーカリーカフェ
「chigaya 蔵前」は、奥路地にひっそりと店を構えるベーカリーカフェ。窓には赤いギンガムチェックのカーテンが揺れ、どこか海外のベイクショップを思わせる雰囲気です。
店に入るとずらりと並ぶパンに感動! カウンターには所狭しとパンやドーナツが陳列されており、どれにするか迷ってしまいますね。
テイクアウトはもちろん、イートイン席もあるので店内での食事も可能。レトロかわいいインテリアに癒やされつつ、モーニングやカフェタイムを楽しめます。
ぜひ注文したいのが、「クリームドーナツ」470円と「クリームソーダ」764円。 砂糖をまぶしたフワフワ生地の中には、甘さ控えめのクリームがたっぷり!
カスタードのドーナツは上にサクランボが、アールグレイはホワイトチョコレートがトッピングされています。軽めのクリームなので、ぺろっと完食できました。
バニラアイスとサクランボが載った「クリームソーダ」764円をお供にどうぞ。レトロなビジュアルにときめきます!
「プレーンドーナツ」270円もぜひ。オーナーの仲山ちがやさんが「私の全て。」とおすすめする看板メニューで、ふんわり食感で優しい甘さ! シンプルながらあとを引くおいしさです。
スパイスが香り立つ、こだわりの「チャイティー」713円と一緒に味わってみてください。
バリエーション豊かなメニューで、毎日通っても楽しめそう! 行きつけにしたくなるベーカリーカフェです。
■chigaya 蔵前(ちがや くらまえ)
住所:東京都台東区鳥越2-8-11
TEL:03-5829-5809
営業時間:8時~18時30分
定休日:無休
ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前/製造工程を眺めながらクラフトチョコレートを
サンフランシスコ発祥のBean to Bar チョコレート専門店。扉を開けると芳醇なチョコレートの香りがお出迎え! 実はこちらのカフェ、チョコレートの製造工場に併設されているんです。
1階にファクトリーとショップ、カウンター席があり、2階はイートインスペースになっており、テーブル席などがあります。
築60年ほどの倉庫をリノベーションした店舗は、天井の梁など至るところにその趣が感じられます。
カフェのイチオシは、ファクトリー&カフェ蔵前限定の「シェフズテイスティング」1870円。5種のスイーツを右から順に食べることで、素材とチョコレートのマリアージュを楽しめる看板メニューです。
ひとつひとつこだわりの詰まったスイーツは、見た目も美しく、食べるのが惜しいほど! 思わず写真を撮りたくなります。
チョコレートの味わいがしっかり感じられるフィナンシェや、甘酸っぱいカカオフルーツを感じられるジュレなど、味や食感もさまざま。食べ進めるのが楽しい、特別なプレートです。
チョコレートを思いっきり楽しみたいなら「スモア」620円と「クラマエホットチョコレート」780円をチョイス。スモアはマシュマロにたっぷりのガナッシュが詰まった、インパクトあるビジュアルがSNSでも話題。これを目当てに訪れるお客さんも多いのだとか。
クラマエホットチョコレートは、自家製チョコレートドリンクにほうじ茶を煮出して香り付けしており、上品な味わい。蔵前店限定のドリンクメニューです。甘さ控えめなので、スモアとの相性もばっちり!
カフェで特製スイーツを楽しんだ後は、1階のショップでお買い物を楽しむのも◎
手みやげにはもちろん、自分用のご褒美にもぴったりの贅沢なチョコレートをどうぞ。
■ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前(だんでらいおん・ちょこれーと ふぁくとりーあんどかふぇくらまえ)
住所:東京都台東区蔵前4-14-6
TEL:03-5833-7270
営業時間:10~19時
定休日:不定休
YUWAERU 本店/寝かせ玄米と滋味深い定食を味わう
大通から一本横道を入った先にたたずむのが「YUWAERU 本店」。昼は「寝かせ玄米」の定食を提供する食事処、夜は季節の料理を肴にお酒を楽しめる居酒屋として営業しています。
「寝かせ玄米」とは、圧力鍋で炊いた玄米を数日寝かせて作る、YUWAERUの看板メニュー。まるでもち米のようなモチモチ食感とお米の甘みが特徴で、毎日食べたくなる豊かな風味が魅力です。
和の趣がある店内は、カウンター席からテーブル席、小上がりまで用意。大きく取られた窓から光が差し込み、明るい雰囲気です。
ランチは「ハレ箱膳定食」1300円が人気。もっちりと炊き上げた小豆入りの「寝かせ玄米」に、旬の食材を使った主菜や汁物を自分好みに組み合わせられます。
この日は豚の味噌焼きと、具だくさんの呉汁をセレクトしました。総菜はいずれも、素材本来のうま味を生かしたやさしい味付け。心と体に染みわたります。
全国の調味料や食材、お酒やおつまみを販売するショップも併設。
ランチやディナーで提供する寝かせ玄米のレトルトパックも販売しているので、自宅での食生活にも気軽に玄米を取り入れられますよ!
■YUWAERU 本店(ゆわえる ほんてん)
住所:東京都台東区蔵前2-14-14
TEL:03-5829-9929
営業時間:ランチ11時30分~14時30分(土・日曜、祝日は~15時)、ディナー17時30分~22時、ショップ11時30分~15時、17時30分~20時
定休日:水曜
東京リバーサイド蒸溜所/蒸溜所併設のショップでクラフトジンをテイクアウト
新時代のジンを生産する蒸溜ベンチャー「エシカル・スピリッツ」の蒸溜所。
香り高いクラフトジンを1階のオフィシャルストアでテイクアウトできるほか、2階のバー&ダイニングではディナーも楽しめます。
クラフトジンのボトルは1本1650円~で販売。ギフトラッピングされたセットもあるので、プレゼントにもおすすめ。
おしゃれなラベルが印象的で、自分用に買ってキッチンやダイニングに飾るのもいいですね!
■東京リバーサイド蒸溜所(とうきょうりばーさいどじょうりゅうじょ)
住所:東京都台東区蔵前3-9-3
TEL:非公開
営業時間:13~19時、2階バー&ダイニングは18~23時(火・水曜は19時~)
定休日:月・火曜(2階バー&ダイニングは日・月曜)
カキモリ/オーダーノートやインクで“書くこと”を楽しもう
オリジナルのペンやインク、セレクト筆記具などを豊富に取り揃える「書くこと」への品質と品揃えにこだわる文房具店「カキモリ」。
ペンや万年筆、インクやノート、レターセットなどの文具が壁一面にずらり。圧巻のラインアップに目を見張ります!
人気の万年筆は、商品一本ずつに説明書きが用意されています。実際にそのペンを使って書かれているので、どんな字を書けるのかわかりやすい!
ペンに詳しくなくても、自分の好みに合うものを選びやすいのが嬉しいですね。
実際の書き味を知りたい人も安心! その場で試し書きができるので、書く時の感触に違和感がないか、じっくり確かめられるんです。
試し書きのメモ用紙も、ツルツルした紙からザラザラした紙まで用意されているこだわりよう。ここなら納得の一本を見つけられるはず!
実は「カキモリ」で一番人気なのが、「オーダーノート」。表紙や中紙、留め金など一から自分で選び、オリジナルのノートを作れる特別な体験です。
表紙や中紙はたくさんの種類があるので迷ってしまいますが、悩んだ時には店員さんが相談に乗ってくれるのでご安心を。
選んだ素材を店員さんに渡すと、1時間ほどでノートが完成! 目の前で自分だけのノートが仕立てられていく様子に、テンションが上がります。
体験費用は2500円~。選ぶ表紙、中紙の値段や、箔押しなどのオプションによって異なります。土・日曜、祝日は予約制なので、前もって予約するのを忘れずに。
■カキモリ(かきもり)
住所:東京都台東区三筋1-6-2
TEL:050-3529-6390
営業時間:12~18時(土・日曜、祝日は11時~)
定休日:月曜
REGARO PAPIRO 東京蔵前店/カラフルなオリジナルラッピングペーパーに心躍る
オーナーがイタリアのフィレンツェで出合った包装紙の専門店に感銘を受け、福岡で誕生した包装紙の専門店。
東京蔵前店は2号店で、海外から輸入した世界中の包装紙とオリジナルペーパーが揃います。個性的なラッピングペーパーは、何を包むか考えるだけでもわくわくします。
ラッピングペーパーを使って作った「ご祝儀袋」1188円など、紙雑貨も揃います。東京蔵前店限定の絵柄も! たくさんのデザインの中から、お気に入りの柄をじっくり探して。
■REGARO PAPIRO 東京蔵前店(れがーろ ぱぴろ とうきょうくらまえてん)
住所:東京都台東区鳥越2-2-7 スギモトビル1階
TEL:03-4362-9868
営業時間:11~18時(祝日を除く月~金曜の13時15分~14時は昼休憩)
定休日:火曜、ほか不定休あり
おしゃれで居心地のいいカフェや、感性を刺激するクラフトショップなどが揃う、個性豊かな街・蔵前。街巡りで週末のひとときを充実させましょう!
Text:るるぶ編集部(中村美咲)
Photo:宮地工
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