【麻布台ヒルズ】注目のショップ&レストラン5選 東京初出店や話題のグルメをチェック!
2023年11月にオープンした大型複合施設「麻布台ヒルズ」。街全体にファッションやフード、ビューティー、カルチャーなど約150の店舗があり、日本初出店やブランド初のコンセプトショップ、話題のグルメなど注目のお店が盛りだくさん!その中から、今回は特にオススメのカフェ&レストランを5軒紹介します。
Summary
Minimal The Specialty/スペシャルなチョコレートコースを体験
クラフトチョコレートブランド「Minimal - Bean to Bar Chocolate -(みにまる びーん とぅ ばー ちょこれーと)」の新店舗。カカオ豆から板チョコレートができるまでの全工程を自社で製造する「ビーン・トゥ・バー」にこだわるブランドです。
麻布台ヒルズの店舗では、チョコレートをコース仕立てで提供する特別な体験、カカオ・チョコレートのコース「Sense of Wonder(せんす おぶ わんだー)」7,700円を楽しめます。
お店の奥には、広々としたカウンターテーブルがあり、席は6席。オープンキッチンのよう造りで、店員さんの丁寧な手仕事を眺めながら食事を楽しめます。
コース自体は1時間前後で提供されますが、席は1時間30分利用できるため、ゆっくりとコースメニューの一つひとつを堪能できます。
まずはウェルカムドリンクの「パルプジュース」。カカオ豆の果肉部分を使用しているため、いわゆるチョコレート色ではなく白いドリンクです。とろりとしたテクスチャーで、みずみずしく爽やか、ジューシーな味わいです!
カカオ豆の選定から販売までの全工程を行うMinimal。ウェルカムドリンクに次ぐ2品目の「Bean to Bar」は、まさにMinimalのチョコレート製造を表現したような内容です。カカオ豆が板チョコレートとして店頭に並ぶまでの変化を体感でき、「素材を生かす」というこだわりが伝わってきます。
次は産地が異なるカカオ豆3種を使用した「ガナッシュ食べ比べ」。ガナッシュは使用したカカオ豆だけが異なり、ほかは全て同じ材料を使っています。ハイチ産はナッツのような風味、コロンビア産はブドウジャムのような風味…と、産地の違いだけでフレーバーが大きく異なり、それぞれのカカオ豆が持つユニークな味に驚かされます。
ここで一旦箸休め。「エゾシカのサラミ」をつまむと、口の中に残るチョコレートの甘さの余韻を、キュッと引き締めてくれるような肉のうま味と塩気を感じ、味覚がリセットされた気分になります。ここからコースは後半へ。
次に登場したのは、カカオパルプジュースをソルベ仕立てにして、香川県のイチゴ農家「いちご屋めい」のイチゴを使用したソースがかかったソルベ。カカオパルプとイチゴが持つフレッシュな甘みと酸味を堪能できます。
まずはそのまま味わい、爽やかな酸味を楽しんだ後は、岩手県のオーベルジュ「とおの屋」の自家製どぶろくをたっぷりかけていただきましょう。先ほどの酸味がどぶろくに包まれてまろやかな印象に。なんとも贅沢な奥行きのある味わいです!
ここでMinimalの人気商品でもある「ガトーショコラ」3種が登場。ガトーショコラと一緒に提供される日本酒は、秋田県の酒造会社「新政酒造」が造る希少酒「No.6」。キリッとした辛口の日本酒が、ガトーショコラの濃厚な甘さをより引き立ててくれます。
キャンバスのような見た目のお皿は、創業140年を迎える九谷焼の窯元「上出長右衛門窯」六代目当主・上出惠悟さんによる作品。長年受け継がれてきた古きよき伝統を再構築して、新たな体験を届けたいという上出さんの思いに共鳴し、特注でお皿を作っていただいたそうです。
コースのスイーツはもちろん、同じくお客さんに供される食器やグラスの一つひとつも、さまざまな思いを込めて選んでいるのが伝わります。
続いて供されたのは「抹茶チョコレート」。固形のチョコレートを想像していましたが、登場したのはカクテルグラスに入った抹茶色のドリンク。
抹茶シロップとチョコレートシロップに6種類のスパイスを加え、最後にヨーグルトと混ぜ合わせたものを濾すことで色味を抜く"ヨーグルトウォッシュ"という製法で、透明感のあるドリンクに仕上げているのだとか。口に含むと複雑な味わい。後からふわっとチョコレートを食べた後のような香りもして、不思議な感覚。まさに「飲むチョコレート」です!
最後のお皿は、焼き菓子が5種類のった「クッキー」。
昨年9月にオープンした「Patisserie Minimal 祖師ヶ谷大蔵」ではシグネチャー商品として、さまざまな焼き菓子やケーキなどの生菓子を販売していますが、麻布台ヒルズの店舗では人気商品の「チョコレートクッキー缶」や「チョコレートフィナンシェ」などの一部を、食べやすいひと口サイズで提供。クラフトビールとのペアリングを楽しめます。
Minimalの他店舗のシグネチャー商品も販売されているのが、麻布台ヒルズ店の嬉しいポイント。コースの中で提供されるだけでなく、商品としての販売もあるのでおみやげとして購入できます。
食事の最後は、あたたかい野草茶を飲んでホッとひと息つきましょう。香り高い薪火晚茶(まきびばんちゃ)、和紅茶、カモミール、レモングラス、ビワの葉、5種類の茶葉が並びます。素材はすべて国産。それぞれの茶葉の香りを楽しんだ後、5つをブレンドして、茶香炉(ちゃこうろ)で焙じます。
店員さんが丁寧に茶葉を漉してくれる様子は見ているだけでも癒やされます。最後にお茶を出すのは、香りでこのコースの記憶を残してもらうため。お茶は日本に上陸して1300年以上が過ぎてもなお、日本人の生活の中で息づきます。同じように、Minimalも長きに渡って愛され続けるお店を目指しているのだそうです。
チョコレートの奥深さを体感できるスペシャルなコース。Minimalのこだわりやチョコレートに対する真摯な想いが伝わってきて、満足度の高い素敵な時間を過ごすことができました。
◼︎Minimal The Specialty(みにまる ざ すぺしゃるてぃー)
住所:麻布台ヒルズガーデンプラザA 2階
TEL:050-1809-0420
営業時間:11〜19時
定休日:不定休
エシレ・ラトリエ デュ ブール/バター感たっぷり! リッチなヴィエノワズリ
フランス産A.O.P.認定発酵バター「エシレ」の新たなコンセプトのお店「エシレ・ラトリエ デュ ブール」が誕生。エシレ バターを使った「ヴィエノワズリ※」を中心に、スイーツや焼菓子など、ここでしか手に入れることができない特別な商品を展開します。
※バターをふんだんに使用した、リッチな味わいのパンの総称
「ゆっくりと商品を見てもらいたい」という思いから、広々とした店内にはアトリエで焼き上げられたできたてのパンや焼菓子が並びます。バターの芳醇な香りに包まれ、ついたくさん買い求めてしまいそうです。
店頭に並ぶほとんどの商品が、このお店限定のオリジナル。その中でも注目の3点をご紹介します。
ブリオッシュ生地にレーズンを入れて焼き上げた「グラン クグロフ」3240円。仕上げにまぶされた粉糖で、雪に覆われたような姿になっており、自分用としても手みやげにしても喜ばれること間違いなしの、かわいらしいルックスです。
※購入は1人1点まで
「ブリクロ・エシレ」2160円は、同店限定の看板商品。サクサクのクロワッサンと、シュワっとした口どけを堪能できるブリオッシュ。両方の食感を一度に楽しめる贅沢な逸品です。焦がしバターを使用しているので、エシレ バターの味わいをより深く感じられます。
※購入は1人1点まで
エシレのヴィエノワズリや焼菓子を自宅で楽しむ際は、オーブンで軽くリベイクするのがおすすめ。濃厚なバターが香り立ち、一層おいしくなりますよ!
「カネル エ フロランタン フィユテ」4860円は、このお店オリジナルの焼菓子2種の詰め合わせ。生地にシナモンを混ぜ込み、スパイスを利かせたカネルと、ザクっと食感のパイ生地でバターキャラメルをはさみ、アーモンド入りのヌガーをかけた「フロランタン フィユテ」。
ゴールドの缶に入り、見た目も特別感が満載です。
※購入は1人2点まで
今回紹介した商品のほかにも、エシレの丁寧な手仕事を体感できる魅力的な商品が並びます。購入制限がある商品などは、早い時間に売り切れることも。購入する商品が決まっている場合や、すべての商品を見たい場合は、開店直後の早めの時間帯に訪れるといいでしょう。
特別な日だけでなく、自分へのご褒美や日頃の感謝を込めたギフト選びなど、バターの香りに包まれながら、エシレ・ラトリエ デュ ブールでの買い物を楽しんでくださいね。
◼︎エシレ・ラトリエ デュ ブール(えしれ・らとりえ でゅ ぶーる)
住所:麻布台ヒルズガーデンプラザB 1階
TEL:非公開
営業時間:11〜19時
定休日:不定休
% ARABICA Tokyo Azabudai Hills 4F/東京初出店! 海外でも人気のコーヒーショップ
京都発、日本を代表するスペシャルティコーヒーブランド「%ARABICA(あらびか)」。京都に3店舗、北海道ニセコに1店舗を構え、世界に183店舗(2024年1月時点)を展開しています。
今回、東京では初となる店舗を麻布台ヒルズに2店舗同時オープン。タワープラザ4階、ガーデンプラザ地下1階にショップを構えます。今回取材したタワープラザ4階の「% ARABICA Tokyo Azabudai Hills 4F」はイートイン席に加え、ペットも一緒に過ごせる広々としたテラス席も用意されています。
「タイムレスなコーヒー」というブランドスローガンを掲げるアラビカ。厳選された豆と焙煎方法により、時代を超えて愛されるような、シンプルながらもコーヒーの味わい深さを最大限に表現した1杯をいただけます。
麻布台ヒルズの2店舗では、人気ベーカリー「アマムダコタン」が手がけるセカンドブランド「dacō」の商品も提供。小ぶりな食べきりサイズのパンを中心に展開しており、ショーケースに並ぶ姿もかわいらしい! コーヒーブレイクのお供にぴったりです。
ホットドリンクを注文すると、店員さんが目の前でラテアートを披露してくれます。どんな模様が描かれているのか、ドキドキしながら完成を待ちます。
完成したのは、きめ細やかなミルクで描かれたハートと白鳥のような模様のラテアート。飲むのがもったいないほどの繊細な仕上がりです。
今回オーダーしたのは、酸味控えめでスッキリとした飲み心地が特徴の「カフェラテ(6oz)」550円と、京都の風味豊かな抹茶を使用した「抹茶ラテ(6oz)」550円。フードは、ドリンク1杯に対して1個のみ注文可能です。
約10種類のコーヒー豆も販売しています。人気の「アラビカブレンド」は、200gで1300円というお手頃価格。オーダーする際は無料で豆を焙煎してくれるサービスも。ローストレベルを6段階から選べるため、自分好みのコーヒーにカスタムできるのも嬉しいですね。
「%」のロゴが入ったタンブラーやマグカップ、アパレルグッズなどのオリジナル商品も販売されています。最近は観光客の間で「世界のアラビカ巡り」も流行っているのだそう。みなさんもアラビカを巡る旅の始まりに、% ARABICA Tokyoを訪れてみてはいかがですか?
◼︎% ARABICA Tokyo Azabudai Hills 4F(あらびか とうきょう あざぶだい ひるず よんかい)
住所:麻布台ヒルズタワープラザ 4階
TEL:03-6277-6098
営業時間:11〜20時
定休日:不定休
ペリカンカフェ 麻布台ヒルズ店/老舗ベーカリーの限定サンドイッチを堪能
昭和17年(1942)創業、浅草の老舗「パンのペリカン」が経営する人気カフェが麻布台ヒルズにオープン。浅草店と同様に、「パンのペリカン」の食パンを使った網焼きのトーストや、季節のフルーツを用いたフルーツサンドなどに加え、麻布台ヒルズ限定のメニューも登場。
店内は木のインテリアで統一され、温かみを感じる空間。ウィンドウや木のボックスなど、ところどころにペリカンのマークがプリントされていてかわいい!
現在、多くの利用客が訪れるランチタイムは約30分待ち。夕方から閉店にかけては、仕事終わりのお客さんに向けて、種類豊富なアルコールメニューも提供しています。
また平日14〜15時には「パンのペリカン」の食パンを1人1点限りで販売。数量限定ですぐに売り切れてしまうため、販売開始前に並ぶのがおすすめです。
「海老フライサンド」1400円は麻布台ヒルズ限定メニュー。サンドされたプリプリの海老フライと千切りキャベツに、特製マヨネーズとバルサミコソースをかけ、ピリッとする実山椒をプラスした大人のサンドイッチです。
ぽてっとしたシルエットがかわいいマグカップは、波佐見焼の技法で造られた店オリジナルのもの。ここにもペリカンマークを発見!
「醤油レーズンあんバターサンド ゴルゴンゾーラ入り」1200円も、麻布台ヒルズ店限定メニュー。濃厚な甘みの餡バターに、ほんのりと塩気のある醤油漬けレーズンが入っており、その絶妙なバランスがクセになる! 極めつきは、餡バターにはさまれたゴルゴンゾーラチーズ。食感とチーズの独特な風味がアクセントになっています。
紹介した2つのサンドイッチは、施設周辺で働く利用客が多い麻布台ヒルズならではの大人のテイストが特徴。昼はコーヒー、夜はお酒と一緒に楽しみたくなるようなメニューです。
テイクアウト用のサンドイッチがあるのも嬉しいポイント。「ピーナッツジャムサンド」660円は、自家製ピーナッツジャムと、不定期で変わるフルーツジャムの2種類のサンドイッチが入っています。
あらゆるシーンで利用しやすいペリカンカフェ。温かいお店の雰囲気に心が癒やされました。
◼︎ペリカンカフェ 麻布台ヒルズ店(ぺりかんかふぇ あざぶだいひるずてん)
住所:麻布台ヒルズタワープラザ 1階
TEL:03-6426-5741
営業時間:モーニングメニュー8時30分〜11時、グランドメニュー11時〜19時30分
定休日:不定休
Sta.麻布台/心も体もうれしい家庭料理を届ける
渋谷、神田、日本橋にお店を構えるダイニングカフェ「Sta.(えすてぃーえー)」。手作りの調味料から無添加にこだわり、日本の家庭料理をイメージした栄養たっぷりの料理を楽しめるのが魅力です。
現在、ランチタイムはオープンとともに列ができますが、席を1時間制としているため回転率は早め。ディナータイムは基本予約制で、席が空いている場合は予約なしでも入店できます。
木製のテーブルとチェアに、店内に飾られたグリーンで統一感のあるおしゃれな店内。温かみのある照明で雰囲気抜群です。奥行きのある造りで、ずらりと一列にテーブルが並びます。
「週替わり定食」1760円は、調理師、管理栄養士、フードスタイリストによって考え抜かれた内容で、バランスよく栄養が摂れ、旬の食材をたっぷりと摂取できます。
この日の内容は、主菜の鮭の生姜味噌焼きを中心に、ニンジンのラペ、青大豆のナムル、ブロッコリーの豆乳マヨディップの副菜が盛り付けられ、信州味噌を使った味噌汁と、滋賀県のオリジナル米「みずかがみ」のご飯がセットに。主菜は週ごとに肉と魚が交互に変わります。
Sta.の人気No.1メニューは「鶏肉の米粉唐揚げ ココナッツミルクとレモングラス風味」2個あたり550円〜。ココナッツミルクに漬け込んだ鶏肉を、米粉で揚げた唐揚げです。
夜は一品料理として、昼はテイクアウトのお総菜として購入できます。
週替わり定食は、お弁当でテイクアウトも可能。お弁当とお総菜の販売は麻布台ヒルズ限定です。店内が混み合っている時はテイクアウトをして、麻布台ヒルズ内の飲食可能なスペースでいただくのもいいですね。
◼︎Sta.麻布台(えすてぃーえー あざぶだい)
住所:麻布台ヒルズガーデンプラザB 地下1階
TEL:03-6809-2401
営業時間:11〜23時(22時LO)
定休日:不定休
編集部がオススメする、麻布台ヒルズのカフェ&レストランを5軒をご紹介しました。
都会の中心にありながら、芝生や果樹園など、緑が多い麻布台ヒルズには、屋内・屋外の数カ所にテーブルが設けられ、飲食可能なスペースも。
これからの暖かい季節には「中央広場」で心地よい風と自然光を浴びながら、時間を気にせずにゆっくりとピクニックをするのもおすすめです♪
今、話題のショップや、東京初出店のグルメが充実する麻布台ヒルズ。週末に訪れてはいかが?
◼︎麻布台ヒルズ(あざぶだいひるず)
住所:東京都港区麻布台1-3-1 ほか
TEL:03-6433-8100
営業時間:レストラン&マーケット11〜23時、ショップ11〜20時、Hills House Azabudai 9〜23時
※麻布台ヒルズギャラリーは開催催事により異なる
定休日:不定休
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Text&Photo:武藤美稀(ミニマル)
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