虎ノ門にマイルームのくつろぎ!プレミアムで多機能な「ホテル虎ノ門ヒルズ」【すみずみ宿泊ルポ】

虎ノ門にマイルームのくつろぎ!プレミアムで多機能な「ホテル虎ノ門ヒルズ」【すみずみ宿泊ルポ】

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2023年12月6日、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーにオープンした「ホテル虎ノ門ヒルズ(ほてるとらのもんひるず)」。世界に1310のホテルを展開するハイアット ホテルズ コーポレーションのなかでも、語るべきストーリーに彩られた唯一無二のホテルを慎重に“キュレーション”したブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」の、東京初進出となるのがこのホテルです。国際的なビジネスエリアでありながら、虎ノ門ヒルズの4つのタワーが完成して新しいアーバンライフの魅力が次々と誕生する虎ノ門を拠点に、東京での滞在時間を無駄なく楽しむ、そんな充実の旅を実現してくれます。

Summary

上質で快適なスカンジナビアンデザインの部屋

ホテルは「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の中にあります。シックな1階のメインエントランスは、外とホテルを自然につなぐようなシンプルな造り。「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の名のとおり、地下鉄日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅と直結しているので、地下からエレベーターでダイレクトに建物内へアクセスすることができます。

では、さっそくチェックインです。

メインエントランスを入ると、「ル・プリスティン東京」のカジュアル・ファインダイニングのレストラン、左側にオールデイダイニングのカフェが続いています。その間にある写真のレセプションでチェックイン。メインエントランスのほか、車寄せ、地下鉄直通のエレベーターの3方向からアクセスできる交差地点に設けられたレセプションは、東京の活気ある街の賑わいをイメージしているそう。

今回、宿泊した部屋は「デラックス ツイン」。デンマークのデザイナーユニット「スペース・コペンハーゲン」がデザインを手がけた室内は、ここがビジネスエリアであることを忘れてしまうほど穏やかでくつろぎのある空間です。それでいて、大きな窓の外に広がる虎ノ門のビル群の眺めが部屋を飾る一枚の大きな絵のようで、世界を代表する大都会”TOKYO”での滞在を印象付けてくれます。

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ベッドは独自の快眠テクノロジーで知られる最高級のシーリー社製。2つある枕はどちらも柔らかめで、組み合わせて高さを調節できます。

客室の広さはややコンパクトな32㎡。ベッド2台分のスペース+αのゆとりが2人での滞在にちょうどいい広さでした。クローゼットの代わりに、スーツケースを広げるスペースと引き出し、その上にパイプ式のハンガーラックがあって、まるでアパレルショップのように洋服をディスプレイして収納します。旅行に持ってきたお気に入りの服を並べた途端、自分の好きなもので囲まれたプライベートな空間になって、早くもこの部屋に愛着が湧いてきました。

荷物を片付けてから、お茶でひと息。客室のミニバーに用意された、日本らしいデザインのティーポットやカップもステキです。お茶はイギリスの高級茶葉ブランド「JING TEA」、コーヒーはラグジュアリーホテルではもはや定番のNespressoで、あれもこれも飲みたくなってしまいます。

サステナブルな取り組みの一つとして、ペットボトルの水ではなく、全客室内に浄水器専用の蛇口があるのがこのホテルの特徴です。コーヒーや紅茶をいれるのに使ったり、保存容器のガラスの瓶に詰めて冷蔵庫へ入れて冷やしておいたりして、ペットボトルの使用を削減します。

収納のほかにも、コンパクトな客室を機能的に使える仕掛けがたくさん。洗面台がバスルームではなく、ミニバーなどのあるサイドボードに設けられています。バスルームを使用中でも、洗面台が使えるのが便利。ミラーや蛇口のデザインに高級感があるから、目につく場所にあっても気にならないし、むしろおしゃれなインテリアのように感じられました。

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アメニティは京都発のオーガニックブランド「NEMOHAMO」。自然成分のみでつくられているので肌に優しく、天然精油の香りもグッド。詰め替えボトルタイプでサステナビリティに配慮しています。

バスルームはトイレとシャワーブースのみのコンパクト設計。ハンドシャワーだけでなくレインシャワーも付いていて、頭上から降るように流れるシャワーの温もりが体を優しく包みます。

シャワーの後はこのふかふかタオルに優しく包まれて。バスローブは、表がワッフル加工、肌に当たる面がタオル生地。スリッパもコットン100%で、肌に触れるすべてが上質な心地よさ。こういうところに、ハイクラスなホテルならではのもてなしを感じます。

ちなみにこちらは「パノラマ コーナースイート タワービュー」(65㎡)の客室です。ダイニングテーブルとソファを置いてもまだゆとりのあるリビングと、キングサイズのベッドルームがつながった広々とした造り。こんなところに住めたら…と夢心地の滞在が叶いそうです。

最高グレードの「虎ノ門スイート」は、2層構造の160㎡。下の階はキッチンが備わったリビング、上階がベッド&バスルームになっていて、まさに暮らすような滞在が可能です。全スイートのバスルームにはバスタブがあります。

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虎ノ門スイートのキッチンにはIHクッキングヒーターやオーブンも設置。上階のベッドルームにはウォークインクローゼットも。日常生活を送るような感覚で滞在できます。


滞在の前後も利用できる!多機能な絶景ラウンジ

上手に活用してほしいのが、宿泊者が24時間自由に利用できる「The Lounge(ザ・ラウンジ)」。上下の階が吹き抜けでつながったデュプレックス構造なので、大きな窓から見える景色は客室からの眺めとはまた違った雰囲気です。2人用のソファ席が10卓以上、部屋の中央には大きなデスク、壁際にはカウンター席もあります。

虎ノ門という立地から、新たな旅のスタイルとして注目されている、ビジネスとレジャーを兼ね備えた“ブレジャー”客をターゲットにしているため、コワーキングスペースとしても利用できます。

このラウンジ、なんとチェックイン前やチェックアウト後にも利用できるんです!例えば早朝の便で到着した際や、深夜のフライトまで時間のある時、このラウンジで快適に時間を過ごすことができます。

ドリンクはセルフスタイル。神奈川の「三本珈琲」や数種類の「JING TEA」と、クッキーやドライフルーツなどのちょっとしたおやつが自由に食べられます。このホテルメイドのクッキー、おいしいですよ!

上の階には、こんなに素敵なリフレッシュメントルームも!早朝の便で着いた時に身支度を整えたり、深夜のフライト前にシャワーを浴びたりすることもできます。 

これまでチェックインとアウトの時間に限られていたホテルの利用時間がここまで広がると、旅の楽しみ方がもっと自由で快適になりますよね。このラウンジを使うために「ホテル虎ノ門ヒルズ」にまた泊まりたくなります。

星付きシェフの料理を五感で味わうカジュアル・ファインダイニング

©ホテル虎ノ門ヒルズ
©ホテル虎ノ門ヒルズ

「ホテル虎ノ門ヒルズ」のもうひとつの魅力は、オランダ出身のスターシェフ、セルジオ・ハーマン氏の料理が味わえる「ル・プリスティン東京」です。セルジオ氏は、オランダ・ゼーラント地方にある両親の経営するレストランを世界的レストランガイドの3つ星に導き、「世界のベストレストラン50」に8年間ランクインさせたスターシェフ。

そんな名シェフの店というと、かしこまった場所のような気がしてしまいますが、このダイニングはカジュアルなファッションでも気軽に利用できるので心配ご無用。ミラーボールの光がきらめく店内には、「ル・プリスティン」セレクトのオリジナルBGMが流れ、美しい料理が次々とオープンキッチンから運ばれてくる、そんな活気に満ちたお店です。

おしゃべりが進むなか、料理が運ばれてきました。こちらはムール貝のエキスを利かせた洋風茶碗蒸し「ヴァン・ジョーヌ カスタード」。カップの底にフランスのジュラ地方で造られる黄色のワインを使ったフラン、その上にムール貝のエキスのフォームで満たし、ムール貝の身とウニを添えてスダチの香りを。爽やかな磯の風味、ヴァン・ジョーヌのアロマと、ウニやムール貝のコクが口の中に広がります。

セルジオ氏の代表料理「オレキエッテ ゼーラント風(Orecchiette Zeelandaise)」。歯ごたえのいいショートパスタに濃厚な魚介のスープを絡め、ムール貝のフォームのソースを合わせた、オランダの海の街・ゼーラントの魅力がぎゅっと詰まったひと皿です。ほどよく火が通ったエビの甘い身に、濃厚なスープとソースが相まって至福の味わいです。

こちらの2品と前菜、デザートで構成された4品のディナーコースは1万7600円です(15%のサービス料別途)。コース以外にアラカルトのメニューもあります。

©ホテル虎ノ門ヒルズ
©ホテル虎ノ門ヒルズ

「ル・プリスティン東京」には、ティータイムやバーに使えるカフェもあり、宿泊ゲストはこちらでブッフェスタイルの朝食をいただけます。食後のバータイムを楽しんだあとはホテルの外へ。周辺には虎ノ門ヒルズ内の飲食店、ひと足延ばせば新橋や六本木へも地下鉄でアクセスしやすいので、東京のナイトライフを満喫できます。

ホテルからすぐ行ける、周辺のおすすめ観光スポット3選

ホテルのある虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内には、情報発信拠点「TOKYO NODE」や「T-MARKET」があり、最新のレストランやショップで食事やショッピングが楽しめます。皇居や東京タワー、旧芝離宮恩賜庭園などもお散歩圏内な上に、ビルと直結した地下鉄日比谷線を使えば、銀座や六本木などへもすぐ。虎ノ門は旅の拠点として最適なエリアなんです。

【ホテルから徒歩5分】虎ノ門ヒルズ

環状第2号線の道路上空に、平成26年(2014)6月11日「虎ノ門ヒルズ 森タワー」が誕生。虎ノ門ヒルズのキャラクターは、22世紀からやってきたネコ型ビジネスロボット「トラのもん」。地上52階建ての1~4階部分は商業施設フロアで、レストランやカフェなど24店舗が並びます。また、日本初進出のライフスタイルホテル「アンダーズ 東京」が、47~52階の最高層部分にある。令和2年(2020)には「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」も開業。3階には東京の名だたる人気店、計26店舗が集結した「虎ノ門横丁」が入っています。

【ホテルから徒歩10分】虎ノ門金刀比羅宮

「こんぴらさん」で親しまれている四国の「金刀比羅宮」の金刀比羅大権現を勧請した神社。四国の「こんぴらさん」は山の上にありますが、港区虎ノ門の「こんぴらさん」は都心らしくビルの谷間に。「金刀比羅宮」といえば海上安全、商売繁盛、豊作などのご利益で知られますが、末社には縁結びで有名な結神社があります。

【ホテルから徒歩15分】日本の酒情報館

清酒・本格焼酎・泡盛の魅力を「見て・触れて・体験できる」情報館。日本の酒の歴史・文化・製造から楽しみ方まで、あらゆる質問に答えてくれます。館内には酒の原材料・麹・道具類、そして全国各地の特色ある酒器が展示され、TVモニター・プロジェクターでさまざまな映像を鑑賞で可能。また大吟醸・純米・古酒・スパークリングなど、全国のさまざまなタイプの酒を1杯100円から試飲も。酒や酒器の販売もしています。

虎ノ門という立地のよさに、自分の部屋のような心からのくつろぎとハイクラスのホテルならではの上質なサービスが備わった「ホテル虎ノ門ヒルズ」。“TOKYO”の今を感じながらアクティブに旅したい人におすすめしたいホテルです。

リアルなおすすめタイムスケジュール

今回、ホテルと虎ノ門周辺を満喫するステイプランはこちらです。チェックイン前やチェックイン後にThe Loungeを何度でも活用できるのがポイント。「ル・プリスティン東京」でのディナーもこのホテルに滞在するお楽しみのひとつ。

【1日目】
11:00 東京に到着。The Loungeで身支度を整えランチへ
15:00 チェックイン
15:30 部屋で荷物を広げてお茶やコーヒーでひと息
16:00 虎ノ門ヒルズ駅から日比谷線に乗って銀座へ
19:00 ル・プリスティン東京でディナー
22:00 虎ノ門周辺でナイトアウト
深夜 就寝

【2日目】
7:30 ル・プリスティン東京のカフェで朝食
8:30 The Loungeでドリンクを飲みながらメールチェックなど
9:30  東京タワーまでお散歩
11:00 ホテルに戻ってパッキング
12:00 チェックアウト後、ホテルに荷物を預け、都内観光
17:00 帰りの便まで少し時間があるので、The Loungeで休憩

■ホテル虎ノ門ヒルズ(ほてるとらのもんひるず)
住所:東京都港区虎ノ門2-6-4
TEL:03-6834-5678
チェックイン/アウト:15時/12時
料金:1泊1室6万3250円~(税込・サ別、食事別)
アクセス:東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅直結
URL:ホテル虎ノ門ヒルズhttp://hoteltoranomonhills.jp/
   ル・プリスティン東京https://lepristinetokyo.com/


Text:山下あつこ(アトリエshiRo)
photo:村岡栄治 / ホテル虎ノ門ヒルズ

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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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