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幻のタイ料理店「KATI」の名シェフが中崎町の路地奥にひっそりオープン「ピタックごはん」

幻のタイ料理店「KATI」の名シェフが中崎町の路地奥にひっそりオープン「ピタックごはん」

大阪のカフェ ランチ タイ料理 隠れ家カフェ エスニック
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京都に住むタイ料理好きなら、知らない人はいないといっても過言ではないほどの人気を博した「KATI THAI CAFE」。2016年の閉店以降、幻の味となっていたあのタイ料理が、大阪中崎町の路地奥「ピタックごはん」に帰ってきました!

Summary

ノスタルジックな気分になる中崎町の路地奥で

中崎町

大阪キタの中心、梅田から徒歩圏内でありつつ、昔ながらの街並みを残す中崎町エリア。大阪metroの駅から歩く事3分、昭和の時代を思わせるノスタルジックな路地が現れます。

ピタックごはんの看板

ともすると見逃しそうな細い路地奥にタイの国旗カラーの看板を掲げるお店を発見。こちらが今回ご紹介する「ピタックごはん」です。

ピタックごはん外観

所狭しと置かれた鉢植えののびやかさからも丁寧な暮らしぶりが想像されます。小さな縦長の看板には「オーリエン(タマリンドの種のコーヒー)」「チャーリエン(スパイスたっぷりのタイのミルクティー)」「メコン」「センソム」(ともにタイのラム酒)などドリンクメニューだけが紹介されていますが、もちろんメインはタイ料理。

ピタックごはんの席

1階は2人がけの席が多め。厨房も1階にあります。

ピタックごはん内観

タイや旅先で出合った雑貨たちがセンスよく並べられ、暖かい雰囲気を醸し出します。

ピタックごはん2階

2階はグループでの利用に適した、ゆったりとしたテーブル席。昼は窓からの光が、夜は間接照明の明かりが広がり、くつろげる空間になっています。

ピタックごはん座席

ところどころに多国籍で、シャビーシックな家具が取り入れられていておしゃれ。

タイ国から引き抜かれた名シェフ「ジャック」の美味ごはん

さて、この方が京都の超有名タイ料理店「KATI THAI CAFE」の味を支えたシェフのジャックさん。なんとジャックさんが初めて店を持ったのは17歳の頃。タイのお店でジャックさんが出した料理の味に惚れ込んだ日本の飲食店オーナーに引き抜かれて日本に渡り、十数年間「KATI THAI CAFE」のシェフを務めてきました。

大阪で美容師をする奥さんに出会って結婚、2022年3月、中崎町のこの場所で自分の店を持ちました。「自由にいろいろ試せるから、楽しい」とジャックさん。昔の店のファンにとって懐かしい味はもちろん、新たな味の扉を開けてくれる料理に出合えそうです。

タイ料理とタイのお酒で、心もお腹もタイにtrip!

ピタックごはんメニュー「ヤムママー」1050円 タイのビール「チャーン」750円
「ヤムママー」1050円とタイのビール「チャーン」750円

ランチタイムも夜も基本的に注文できる料理は同じ。種類が多くて迷っていたら、ビールにも合う一品として「ヤムママー(ラーメンのサラダ)」をおすすめしてもらいました。みずみずしい野菜がたっぷりのっていて、美しくヘルシー。

ピタックごはん ラーメンのサラダ

「麺がおいしい」とジャックさんが教えてくれたとおり、細いちぢれ麺が美味。ミストサウナのようにじんわりと、小さな点で舌全体をチリチリと刺激されていきます。辛い料理好きにはたまりませんね。タイビールとも合います。

「タレーパッポンカリー」1400円
「タレーパッポンカリー」1400円

常連さん人気が非常に高いメニューの一つが「タレーパッポンカリー」。「パッ」は炒める、「ポンカリー」はカレー粉の意味で、日本人が想像するライスやナンと合わせて食べることを前提としたカレーとは違い、おつまみにもなるおかずのような感じ。

ピタックごはん カレー

魚介類のエビ、イカがこれでもかとばかりたっぷり入って具沢山。しかも、イカもエビも火の通り方がすばらしいのです。ぷりっとした歯ざわりはもちろん、うまみがスープに溶け出さず、イカやエビの中にしっかりと留まっているのが最高。さほど辛くなく、魚介の甘みもあるので、辛いものが苦手な人におすすめです。

「パッタイ」1000円 タイのビール「シンハー」750円
「パッタイ」1000円とタイのビール「シンハー」750円

そして、タイの焼きそば「パッタイ」。定番の料理だからこそ、自分好みに味をカスタマイズできるようにと唐辛子を漬けた酢、唐辛子を漬けたナンプラー、砂糖、粉唐辛子の4種類の調味料付き。

ピタックごはんのパッタイ

もちっとした平打ち麺、しゃきしゃきのもやし、タイの調味料が利いた甘酸っぱいソースが一体となり、五感を刺激します。レモンで酸味を足して爽やかに、砂糖でコクを引き出してまろやかに……。味わいを変化させつつ、いただけるので1皿で何食分もの楽しみがあります。

ピタックごはん タイのワイン
タイのワイン「モンスーンバレー・ロゼ」グラス700円 ボトル4000円

お酒も好きというジャックさんが一度飲むとハマる人が多いとおすすめしてくれたのがタイのロゼワイン「モンスーンバレー・ロゼ」です。辛さと甘さが特徴のタイ料理によく合う、すっきりとした後口のワインです。

「おいしい料理を食べるのが大好き」なジャックさん。その味を自分の手でも生み出したくなるという天性の料理人。少し足を延ばしてでも訪れる価値のあるお店です。

■ピタックごはん(ぴたっくごはん)
住所:大阪府大阪市北区中崎2-2-13
TEL:06-7410-6513
営業時間:12~15時(14時LO)、18~23時(22時30分LO)
定休日:月曜
アクセス:大阪metro中崎町駅から徒歩3分

Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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