食・グルメ
2024.02.09
食べるのがもったいないくらい美しい!都内の繊細&華やかな芸術的パフェ4選
たくさんのフルーツやスイーツをグラスの中に詰め込んで華やかに彩られたパフェは、まさに食べられるアート。今回は、美しいパフェを愛するSNSフォロワー数2.5万人超えのインフルエンサーmeguboooさん(@megubooo)に、東京都内で味わえる繊細で華やかなパフェをセレクトしてもらいました。見ているだけで心が弾む、豪華なパフェが目白押しです!
ショコラティエが手がける芸術的なパフェ/パティスリー&カフェ デリーモ 麻布台ヒルズ店
2023年11月にオープンした話題の新スポット、麻布台ヒルズの中にある「パティスリー&カフェ デリーモ」は、ショコラティエの江口シェフが立ち上げたパティスリー。「a la minute(すぐに、できたて)」をコンセプトに店内で焼き上げた、できたての焼き菓子をその場でいただけます。
麻布台ヒルズ店限定の「エリザベス」は、江口シェフが400年ぶりに日本に再上陸したイギリスの老舗貿易会社「東インド会社」のシェフパティシエに就任したことを記念して作られたパフェ。「紅茶×イチゴ×チョコレート」の組み合わせが魅力的なシグネチャーフレーバー「エリザベス」をパフェで表現した逸品です。
ロイヤルミルクティーとミックスベリー、そして濃厚なチョコレートを組み合わせ、ベリーの甘酸っぱさが利いた上品なフレーバーに仕上がっています。
「エリザベス」の見どころは曲線が美しいカールチョコレート。これは女王の王冠をイメージしていて、イギリスの国花であるローズの香りを添えています。ひと口食べればチョコレートの濃厚さと、ふわっと広がる華やかな香りを堪能できます。
「パティスリー&カフェ デリーモ」では、パフェごとに相性がよい紅茶もセレクトしているので、合わせて楽しむのもおすすめです。
meguboooさんのおすすめポイント
季節によって色が変わる芸術的なチョコレート細工がとてもフォトジェニックで人気が高い「パティスリー&カフェ デリーモ」のパフェ。360度どこから見ても美しいパフェなので、思わず写真をたくさん撮ってしまいます。チョコレートやクリームの甘さと、フルーツやジュレの酸味のコントラストがはっきりしていることと、アイスが2種類入っていて得した気分になれる点がお気に入り。別添えのソースで味変したり、ひと口サイズのチョコレートが付いてきたりと最後まで楽しめるのもうれしいパフェです。
まだまだある!「パティスリー&カフェ デリーモ」のおすすめパフェはコレ!
2024年2月1日(木)から販売中の「ラブソディー」は、チョコレートといちごのあまおう、フワンボワーズで彩られた愛がテーマのパフェ。甘酸っぱい真っ赤なあまおうを主役に、濃厚でビターなチョコレートと甘くてミルキーなチョコレートをふんだんに使用。ほんのり香る華やかなラベンダーの香りや、シャンパンの風味が品格を感じさせる、エレガントなパフェです。
■パティスリー&カフェ デリーモ 麻布台ヒルズ店(ぱてぃすりーあんどかふぇ でりーも あざぶだいひるずてん)住所:東京都港区虎ノ門5-9-1麻布台ヒルズガーデンプラザB B1
TEL:03-6809-2030
営業時間:11〜22時(21時LO)
定休日:施設に準ずる
細工が美しいお菓子が飾られた豪華なパフェ/Riviere tokyo
三軒茶屋駅より徒歩10分の場所にある「Riviere tokyo(りびえーる とうきょう)」は、フランスの地方にあるパティスリーのような空間がかわいらしいカフェ。パフェだけでなく、フィナンシェなどの焼き菓子やホールケーキなども販売しています。
パフェをはじめとしたイートイン限定メニューは予約優先のため、来店の際には予約をお忘れなく。
リビエールでは、毎年秋になるとマロンなど旬の食材を使ったスイーツを販売しています。2023年のオータムシーズンに販売していたのが、グラスの中に秋を詰め込んだ「深まる秋のマロンパフェ」。モンブランのように細く絞られた和栗のクリーム、マロンアイス、ラムレーズンアイスと、旬の食材
をたっぷり使用したぜいたくなパフェです。アイスの下にあるバターが香るカダイフ(「天使の髪」ともよばれる極細の麺)と、コーヒー風味のアーモンドクロッカンのパリサク食感が落ち葉を連想させます。
ポイントはなんといっても細かい細工が施された蝶。これは、マロンのチュイール(フランスのクッキーのようなお菓子)で、お店で手作りしているそう。サクッと軽い食感とマロンのやさしい甘さがマッチしていて、下のマロンクリームと一緒に食べてもおいしいお菓子です。
meguboooさんのおすすめポイント
「深まる秋のマロンパフェ」は、トップの装飾の細やかさや美しさが特に印象に残るパフェ。甘さと酸味のバランスもよく、好みに左右されない味わいもお気に入りです。「Riviere tokyo」のパフェはどれも、フルーツの香りを生かしたやさしく軽やかな構成で、アーモンドクロッカンやココナッツフレーク、カダイフなど食感のアクセントになる素材が多用されているのが特徴的。組み立ても丁寧で、見て楽しい、食べておいしい代表的なパフェだと思います。
まだまだある!「Riviere tokyo」のおすすめパフェはコレ!
2024年2月14日(水)まで提供されている「バレンタインと天使のパルフェ・ショコラ」は、10種類のショコラのお菓子
を使用したぜいたくな気分を堪能できるバレンタインパフェ。
オレンジやエキゾチックフルーツを組み合わせることで、ショコラの濃厚な甘さはそのままに、さっぱりとした風味が楽しめます。今回のパフェのトップには、チョコレートで作られた愛らしい天使と細かい模様が素敵なハートが飾られ、繊細さと華やかさが両立したかわいらしいパフェに仕上がっています。
■Riviere tokyo(りびえーる とうきょう)住所:東京都世田谷区上馬2-31-11
TEL:03-6450-7917
営業時間:12時~18時30分
定休日:火曜
ヴィーガン(グルテンフリー)素材で作る体にやさしい華やかパフェ/手づくりの店HANNAH
東京メトロ・要町駅から徒歩8分ほど。「手づくりの店 HANNAH(はんな)」は、毎月4〜5日間、間借り営業をしているカフェ。パティシエ経験20年以上の店主が手がける、旬の素材を生かしたスイーツや軽食がいただけます。メニューは月替わりのため、訪れる際は公式SNSを要チェック。パフェのみ完全予約制なので、予約をお忘れなく。
「HANNAH」ではパフェをはじめとした「動物性の食材を使用しないシリーズ」と、ケーキや軽食などが該当する「世界各国の伝統菓子を参考に制作するシリーズ」の2種類を提供中。原材料の8割がオーガニック食材を使用しているので、健康
や美容を意識している人にもおすすめです。
パフェは基本的にヴィーガン・グルテンフリーメニューですが、メニューによっては1部例外があることも。メニューや使用している食材については、公式SNSなどでご案内しています。
「Pafeit 春咲き夏の香」は、すぐに移り変わってしまう季節の中で一瞬だけ楽しめる春爛漫の風景と、はかない気持ちを表現したパフェ。毎年4〜5月頃に少しアレンジを加えながら販売されています。
南・北杏仁をさらしで絞って作った杏仁豆腐と、杉田梅を練りこんだ手打ちうどん、白いんげん豆を使用しています。「パフェにうどん!?」と驚いてしまいそうですが、味わいは絶品。梅の花をウォッカ漬けにして作った梅花香るソースが、うどんと白いんげん豆のアクセントになっていて、新しいおいしさが楽しめます。うどんの鮮度にもこだわっていて、注文が入るたびに茹でているそう。
グラスの上に丸ごとのせられた、有機里芋やフルーツをベースにしたバニラクリームとカルヴァドス漬けりんごのヴィーガンケーキもインパクト大!ケーキの上の花びらのようなチュイールももちろん手作り。ヴィーガン・グルテンフリーで表現するために、毎回全てのパーツを何度も試作して作り上げたのだとか。
meguboooさんのおすすめポイント
健康・美容を気にかけている人でも食べやすいオールヴィーガン、グルテンフリーなのに、それを感じさせない食べ応えのあるパフェは、「HANNAH」でしか食べられないと思います。ドイツ、スウェーデンなど国をテーマにしたパフェや、手打ちのうどんやスパイスなど、ひと味変わった素材を組み合わせているところもお気に入り。見た目も儚げでやさしい美しさがあり、何度も訪れています。
まだまだある!「HANNAH」注目のパフェはコレ!
「パフェ・ソンマルロヴ」は、店主がスウェーデン在住の友人からもらった、サマーハウスブレンドティーをきっかけに誕生したパフェ。こちらも、毎年7〜8月頃に少しアレンジを加えながら販売されています。
ソンマルロヴとはスウェーデン語で「夏休み」という意味で、自然の中にある別荘でくつろぐ夏の時間をパフェで表現しているそう。上から食べ進めるにしたがって、朝焼けの風景~ブランチタイム~海辺の夕暮れと一日の時間の推移が感じられるのもソンマルロヴの醍醐味です。
パフェのトップに飾られているのは、夏の花をイメージしたブルーベリーのスプモーネ。ス
プモーネはアイスの原型となるイタリアの氷菓です。有機ブルーベリーや国産バレンシアオレンジ、有機レモンを丸ごと使い、爽やかかつ華やかな味わいになっています。見た目からもスウェーデンの夏を感じられる、豪華な一品です。
■手づくりの店 HANNAH(てづくりのみせ はんな)住所:東京都板橋区南町11-1/11-1 Studio(間借り)
TEL:非公開
営業日・営業時間:月4〜5日 ※詳細は公式サイト、SNSで公開中
定休日:不定休
日本茶と一緒に味わう洗練された美を感じるパフェ/VERT
JR飯田橋駅から徒歩
3分の場所にある「VERT(ゔぇーる)」は、日本茶を織り交ぜたデザートコースの専門店。パフェをはじめとしたデザート9品と厳選された日本茶9杯が楽しめるコース「茶湊流水(ちゃそうりゅうすい)」1万5000円が楽しめるお店です。お茶は目の前で煎じてもらえるので、いれたての風味や味わいを堪能することができます。
meguboooさんが来店した際に提供されたのは、宮古島産の玉文マンゴーをふんだんに使ったグラスデザート。「VERT」ではあえて黒いグラスを使用することでパフェの層を見せず、「見えない美しさ」を表現しているそう。ほかにも島バナナや島パイン、シークワーサーなど南国のフルーツが使用されているので、さっぱりとした甘さと酸味が楽しめます。
グラスのトップには、小花が飾られています。豪華な飴細工やチョコレートでは表現できない、シンプルで洗練された美しさは「VERT」ならではのもの。「見えないグラスの中にはどんな素材が入っているんだろう?どんな味わいなんだろう?」と想像しながらいただだく、唯一無二の楽しみ方ができるのも魅力です。
meguboooさんのおすすめポイント
「VERT」は、日本茶ペアリングのデザートコースのお店。厳選された日本茶と、日本茶ベースの自家製アイスを使ったグラスデザートなどで、日本茶のおいしさを多方面から楽しめるのが特徴です。表面的な美しさはもちろん、シェフがこだわって作り上げた見えない美しさにもスポットを当て、五感を使って味わってください。
毎年新茶の時期には、神奈川県「高梨茶園」の「ほくめい」という品種の茶畑を表現したパフェを提供中。
使用している茶葉も「高梨茶園」のもので、摘みたての新茶の生葉をアイスにしています。茶園の裏山に自生しているクロモジを主軸に味わいを構成し、きれいな苦味と透き通ったうま味を最大限に楽しむことができます。
■VERT(ゔぇーる)住所:東京都新宿区津久戸町3-19 DeLCCS KAGURAZAKA 2階 A区画
TEL:非公開
営業時間:12時~13時30分、15時30分~17時 (12時/15時30分の2部
制、完全予約制、コースのみ)
定休日:不定休
今回は、目も舌も大満足の繊細で華やかな芸術的パフェをいただけるお店を4つご紹介しました。がんばる自分へのご褒美に、週末は豪華なパフェを食べに出かけてみてはいかがでしょうか?
【監修者プロフィール】
megubooo
Instagram:@megubooo
パフェをこよなく愛するインフルエンサー。都内を中心に年間400軒以上食べ歩き、思わず食べたくなるような美しいパフェの写真を中心にSNSにアップしている。パフェだけでなく、グルメやスイーツにも精通しており、スイーツアドバイザー・華道家としてメニュー開発や花とパフェのコラボレーションやイベントも手がけるなど活動は多岐にわたる。
Photo:megubooo/パティスリー&カフェ デリーモ/Riviere tokyo/HANNAH/VERT
Text:増田朱音(vivace)
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