完全復活!「さっぽろ雪まつり」大雪像を見るだけじゃない!アートや雪遊び体験も
始まりは1950年、中高生が作ったわずか6基の雪像。それがいまや世界中から200万人以上の観光客が訪れる一大イベントへと成長したのが札幌の雪まつりです。2021年以降はコロナ禍による規模縮小を余儀なくされていましたが、第74回目となる今回は4年ぶりに完全復活。2月4日(日)から11日(日)まで8日間の日程で開催中です。
Summary
迫力満点の大雪像。今年は「ゴールデンカムイ」ほか5基が登場
「第74回さっぽろ雪まつり2024」が開催されるのは、大通、すすきの、つどーむ(札幌市東区)の3会場。メインとなる大通会場では、大通公園1丁目から11丁目までの1㎞以上にわたり大雪像や中雪像、そして市民が制作する「市民雪像」が立ち並びます。
今年の大雪像は、4丁目の「ウポポイ(民族共生象徴空間)×『ゴールデンカムイ』」、5丁目の「栄光を目指し駆けるサラブレッド」、7丁目の「ノイシュバイシュタイン城」、8丁目の「旧札幌停車場」、10丁目の「北海道ボールパークFビレッジ Let's play! スノースライダー」の5基。大雪像はビルの4~5階に相当する高さにもかかわらず、どの雪像にも細部にまで丁寧なデザインが施されています。
「栄光を目指し駆けるサラブレッド」は17時30分~21時45分、「旧札幌停車場」は17時30分~20時30分、美しく幻想的なプロジェクションマッピングに彩られます。歌やトークショー、伝統芸能などのステージイベントも多彩に開催されるので、会場の案内やホームページなどで日程をチェックしてみましょう。
※会場の混雑状況などにより、スケジュールが変わる可能性があります。
ちなみに「雪まつりの全景を見たい!」という方はテレビ塔から見学するのがおすすめです。
「札幌国際芸術祭2024」会場となる2丁目に現れた「とある未来の雪のまち」
今回の雪まつりで注目すべきは、素敵なアートの数々も楽しめること!
2丁目は「札幌国際芸術祭2024」の会場にもなっていて「とある未来の雪のまち」をテーマに、未来の暮らしや移動に焦点をあてた作品を鑑賞することができます。
6丁目で鑑賞できるのは「雪像彫刻 from本郷新記念札幌彫刻美術館」。札幌を中心に活躍する美術家、工芸家が雪の透明感や質感を生かしてつくった独創的な5基の小雪像が並びます。
推しキャラ探しも楽しめる!? 精巧でユニークな中小雪像や市民雪像にも注目を
雪まつりというとつい大雪像に目を奪われがちですが、会場各所には素晴らしい中雪像、小雪像も点在します。アニメを題材にしたものも多く「推し」を見つける楽しさも!
さっぽろ雪まつりを支える主役のひとつが市民雪像。3丁目、9丁目合わせて約80基が制作されます。ユーモラスな作品やトレンドを反映した作品も多く「今年はどんな雪像が登場するのだろう」と毎年楽しみに訪れる観光客も多いそう。人気投票も行われ、10日15時30分に結果発表が行われます。今年はどの雪像が上位に選ばれるのでしょう、楽しみですね。
カーリングやチューブスライダーにもチャレンジ。雪国ならではの思い出づくり
雪まつりの楽しさは、見るだけではありません。カーリングやチューブすべりなどを楽しめるコーナーもあり、雪国ならではの体験を全身で楽しむことができます。
冷えた体を温める北海道グルメに感激。あの〝幻のスイーツ〟ゲットも狙えちゃう!?
北海道らしさあふれる熱々のグルメが多数楽しめるのも、さっぽろ雪まつりの大きな魅力!会場各所の飲食ブースでは海鮮やトウキビ、ジャガイモ、日本酒などが楽しめます。
雪まつりオリジナルグッズやおみやげが手に入る、オフィシャルショップも会場内あちこちに。手袋、靴に装着するすべり止めの販売もあるので、心強いですね。
大丸札幌店や新千歳空港で連日長蛇の列ができる大人気スイーツブランド「SNOWS(スノー)
」も出店し、話題を呼んでいます。「雪まつり期間限定缶」に入ったスノーサンドのほか、サーモボトルやエコバック、さらに雪まつり会場でしか手に入らないサコッシュなども販売されているそうなので、ここは並んでも手に入れたいところ…。
氷の芸術が立ち並ぶ「すすきの会場」、親子連れに大人気の「つどーむ会場」にもGO
大通会場だけを見学して帰るのはモッタイナイ。さっぽろ雪まつりの会場は「すすきの」「つどーむ」にもあります。
「すすきの会場」には、毎年大好評の魚入り氷像のほか、北海道の動物やアイヌ文化などをかたどった大中氷像を約60基展示。夜にはライトアップされて、幻想的な美しさに包まれます。
地下鉄東豊線栄町駅から徒歩15分ほどの「つどーむ会場」は屋外と屋内に分かれ、屋外ではすべり台やスノーラフトが大人気。多くの親子連れの歓声が絶えません。屋内にはグルメブースや休憩所、アトラクションなどが用意され、寒さを気にせず楽しむことができます。大通会場からシャトルバスも運行されているので便利です。
一日では回り切れないほど、魅力満載のさっぽろ雪まつり。防寒対策を万全にして出かけ、ゆっくり楽しんでくださいね。
■第74回さっぽろ雪まつり(だいななじゅうよんかいさっぽろゆきまつり)
会期:2024年2月4日(日)~11日(日)
会場:大通会場(北海道札幌市中央区大通西1~11丁目)、すすきの会場(北海道札幌市中央区南4~6条西3・4丁目)、つどーむ会場(北海道札幌市東区栄町885-1)
https://www.snowfes.com
※諸事情により営業時間、各種イベントは変更となる可能性があります。
Text:石渡裕美
Photo:石渡裕美、札幌観光協会
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