食・グルメ
2024.02.28
エルメスのお皿で味わえる！ 成城「HARMONISÉ」のとっておきアフタヌーンティー
2023年12月、成城の閑静な住宅街にオープンした「HARMONISÉ（あるもにぜ）」。“上質なスイーツ×上質なサービス”をコンセプトに掲げるカフェラウンジでは、5つ星ホテルで修行を積んだ経験を持つシェフパティシエが手がけるスイーツが楽しめます。
上質な大人の空間で味わう絶品スイーツ
成城学園前駅から徒歩で約10分。東宝スタジオからも近い場所にある「HARMONISÉ」。
店名はフランス語で「調和」を意味する言葉です。
さまざまな名シェフの元で腕を磨き、コンクールでも受賞歴があるパティシエ内田氏によるスイーツと、ホテルのような上質なおもてなしとの“調和”を目指して付けた名前だそう。
グレーを基調にした店内には、大理石のテーブル2卓とカウンター4席。
大人がくつろげる、ラグジュアリーな雰囲気が魅力です。
ガラスケースに並ぶスイーツはイートイン、テイクアウトどちらもOK。
北海道産の小麦粉や生クリームをはじめ、茨城県の自然に囲まれた農園で天然の飼料を食べて育った親鶏が生む「奥久慈卵」、旬のフレッシュフルーツなど、選りすぐりの食材を使って作られるスイーツは、ひとつひとつの素材のおいしさが際立つよう、甘さ控えめに作られています。
「フィナンシェ」などの焼き菓子は、オンラインストアからも購入できます。
甘みと酸味のバランスが絶妙な「レモンケーキ」は、店頭でもオンラインストアでも、並ぶたびにすぐに売り切れてしまうほど人気のスイーツ。
見かけたらぜひチェックしてみて。
これまでに培った技術と経験が存分に生かされたアフタヌーンティー
2024年1月からスタートした1日10名限定の「アフタヌーンティー」は全10品構成。
それぞれのスイーツはもちろん、ティースタンドに使われている「エルメス」のテーブルウェアの美しさにもうっとり。
上段には、生菓子を中心に6種類のスイーツが並びます。
まずは「ショートケーキ」からいただくことに。 北海道産とフランス産の小麦粉を独自でブレンドしているというスポンジはきめが細かく、ふわふわながらもしっかりと弾力があります。
北海道産の生クリームは軽い口当たり。
取材時（2024年1月）はイチゴでしたが、季節によって使用するフルーツは変わるそう。
「柚子ホワイトチョコムース」は、ユズが香るホワイトチョコレートのムースの中に、柚子クリームが隠れています。
なめらかなムースを、カリッとした食感のフィヤンティーヌ（極薄に焼き上げたクレープ生地を細かく砕いたもの）が引き立てます。
取材時の「季節のフルーツタルト」は、こちらもイチゴでした。
サクサクのタルト生地に、フランス産のきび砂糖を使用したアーモンドクリーム、奥久慈卵を使用した濃厚なカスタードクリームを合わせています。
トッピングのホワイトチョコレートも自家製だそう。
「シュークリーム」は香ばしく、心地よい食感のシュー生地に、こだわりのカスタードクリームを詰めて仕上げています。
同じカスタードクリームでも、生地などとの組み合わせによってまったく違うおいしさになることに感動！
「クラシックショコラ」は、小麦粉ではなくくず粉を使うことで、しっとりとした食感。店頭でも販売されているのですが、すぐに売り切れてしまうほど人気なのだとか。
グラスデザートの「ベリーヌ」は、フロマージュブランにパッションフルーツとアプリコットのジュレ、瀬戸内レモンのジュレを重ねています。
ほんのり酸味があるフロマージュブランに、甘酸っぱいジュレが加わることでさっぱりとした味わい。口直しにもぴったりのスイーツです。
下段には3品が並びます。
北海道産のクリームチーズをふんだんに使って焼きあげる「ベイクドチーズケーキ」は、シンプルだからこそシェフの技術が際立つ1品。
クリームチーズのミルキーなおいしさが楽しめます。
フランス産の発酵バターと、キッチンでアーモンドを粉砕しているというアーモンドパウダーを使用した「フィナンシェ」は、シェフのスペシャリテのひとつ。
頬張ると口いっぱいにバターやナッツの香りが広がり、リピートしたくなるおいしさです。
「キッシュ」は、フランス人シェフから教わったというレシピを元に焼きあげる本格派。
トマトとほうれん草、ベーコンがたっぷり入っていて、小ぶりながらも食べごたえがあります。
焼き色が美しい「スコーン」は、外側はサクッと香ばしく、中はしっとりとした食感。
そのまま味わってもおいしい自家製クロテッドクリームと一緒にいただきます。
アフタヌーンティーにはドリンク1杯がセットになっていて、アメリカのオーガニックティーブランド「Mighty Leaf（まいてぃーりーふ）」の紅茶やハーブティー、オランダで最古のコーヒーブランド「DOWE EGBERTS（だうえぐばーつ）」の豆を使用したエスプレッソドリンクのほか、アルコール付きの場合はスイーツに合わせて選んでいるというワインなどから選べます。
今回はすっきりとしたミントの香りが爽やかなハーブティー「オーガニックミントメレンゲ」のほかに、500円プラスしてシェフおすすめのアルゼンチンのオーガニック白ワインをいただきました。
マスカルポーネデザートや季節のパフェもおすすめ
イートイン限定の「マスカルポーネデザート」もおすすめのスイーツ。
九州産の上質なマスカルポーネチーズとオレンジのはちみつ、天然の海塩を合わせたシンプルなひと皿は、とろけるようになめらかで一度食べたら忘れられないおいしさ。
サクサクとした食感のクランブルがアクセントを添えています。
このほか、「季節のパフェ」も味わえます。
取材時（2024年1月）の主役は真っ赤なイチゴ。
グラスの中には自家製のイチゴのソルベやバニラアイスクリーム、マスカルポーネチーズのクリームがたっぷり。
飴細工のデコレーションも華やかです。
今回はちょっとリッチな気分が味わえるスイーツカフェ「HARMONISÉ」をご紹介しました。
自分へのご褒美にもぴったりのアフタヌーンティーは完全予約制で1日10名限定なので、早めの予約がおすすめです。
■HARMONISÉ（あるもにぜ）
住所：東京都世田谷区成城1-2-5成城増田ビル1F
TEL：03-6411-8146
営業時間：11～19時
定休日：水曜ほか不定休
Text・Photo：タナカイチカ （vivace）
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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