食・グルメ
2024.03.04
東京・神保町｜絵本を読みながらお酒を楽しめる「ブックバー リリパット」で童心にかえるひととき
神保町「ブックハウスカフェ」の中にある「ブックバー リリパット」は、閉店後の書店というエモーショナルな空間でゆったりと過ごせるバー。本を読みながらお酒やフードメニューを楽しむことができ、気になった本があればその場で買って帰ることもできます。日々の生活で感じている疲れを童心にかえって癒やしてみてはいかがでしょうか。
童心にかえってリフレッシュ！閉店後の書店でお酒を楽しめるバー
東京メトロ神保町A1出口から徒歩1分のところにある「ブックハウスカフェ」は、11〜18時まで営業している児童書専門の書店です。今回紹介する「ブックバー リリパット」は、閉店後の平日20時〜営業しているバー。営業時に使われている大通りに面した正面入り口からではなく、小道を1本入ったところにある裏口から入ることができます。
一見普通に見えるライトをよく見ると、「Lilliput」と描かれた看板になっています。知る人ぞ知る隠れ家のような雰囲気に入店前からテンションアップ！
ドアを開けると、外観からは想像がつかない本格的なバー空間が広がっています。
もともと倉庫だった1室を改装して造られており、絵本をはじめお酒やレコードが飾られています。カウンター5席でスタッフと話しながら大人の雰囲気に包まれて過ごせるのが魅力です。
バーの奥へと進むと、そこには閉店後の書店。まるで『ナイトミュージアム』のような雰囲気が漂っています。テーブル席は40席と広々としているためゆったりと過ごすことができ、おひとりさまでも周りの目が気になりません。店内には約1万2000冊が並んでいるので、本に囲まれながらお酒を味わいたいという人には特におすすめです。
バーで読める！日々頑張る大人におすすめの本
「ブックバー リリパット」では100冊以上あるサンプル本の中から好きな絵本を手に取り、テーブル席で読みながらお酒を楽しめます。ただ、販売棚に置かれている本はテーブルには持ち込めないので注意が必要です。気に入った本があれば、その場で購入することもできますよ。また、不定期でスタッフによる読み聞かせも行なっているそう。運よく出合えたら体験してみて。
ここからは店主の方に教えていただいた大人にぴったりの絵本を紹介していきます。
『うさぎじかん』1650円は、2021年に発売された刀根里衣作の絵本です。繊細でやわらかいタッチの絵がとってもキュートです。四季折々の風景をゆっくりと味わうように過ごすウサギたちは、日々忙しい生活を送る人にとって新しい気づきと癒やしを与えてくれます。
『おなじ月をみて』1540円は2018年に発売されたジミー・リャオ作の絵本。
少年ハンハンが窓の外を見て誰かを待っている光景を描いており、同じ月の下では戦争、平和、悲しみ、喜び、さまざまなことが起こっているということを考えさせられる内容になっています。社会を知った大人にこそおすすめの1冊です。
フードメニューも充実。人気の「焼きハヤシ」を紹介！
「ブックバー リリパット」では絵本やお酒だけでなくフードメニューもいただけます。
なかでも人気の「焼きハヤシ」1200円は、ハヤシライスにチーズをトッピングしてこんがりと焼き上げたドリア風の1品。注文が入ってから、オーブンで焼いているので熱々のルーととろとろのチーズを堪能できます。
ご飯とデミグラスベースのルーの相性が抜群で、次々と口に運んでしまうほどやみつきに！チーズと合わせて食べることでまろやかさが加わり、また違った味わいになります。ついついお酒もオーダーしたくなる濃厚さが魅力です。
今回紹介したほかにも、魅力的な絵本やフードメニューはまだまだあります。大人と子どものふたつの雰囲気が漂うエモーショナルな空間で日々の疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。
◼︎ブックバー リリパット（ぶっくばー りりぱっと）
住所：東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル 1F ブックハウスカフェ内
アクセス：東京メトロ神保町駅A1出口から徒歩1分
TEL：03-6910-0819（カフェ・バーの予約）
営業時間：20〜23時
定休日：土・日曜、祝日※「ブックハウスカフェ」は年中無休
Text&Photo：小杉環太（エフェクト）
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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