南青山の“盆栽茶寮”「松葉屋茶寮・方舟GALLERY」でこだわりのお茶とお菓子を堪能

南青山の“盆栽茶寮”「松葉屋茶寮・方舟GALLERY」でこだわりのお茶とお菓子を堪能

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2023年12月、南青山に「松葉屋茶寮・方舟GALLERY(まつばやさりょう・はこぶねぎゃらりー)」がオープン。ここは、盆栽や古道具、古美術などが楽しめるギャラリーを併設した新感覚の和カフェ。和テイストな空間で、お茶とお菓子が堪能できます。こだわり抜いて作られたメニュー&空間に、心奪われること間違いなし♪

歴史ある盆栽&インテリアで日本文化に触れる

表参道駅から6分ほど歩くと、「松葉屋茶寮・方舟GALLERY」が見えてきます。
ここは、盆栽や古道具、古美術などを設置した空間で、こだわりのお茶とお菓子が楽しめる和カフェです。

取材時に出迎えてくれたのは、河津桜の盆栽。「TRADMAN'S BONSAI(とらっどまんず ぼんさい)」というアーティスト集団の小島鉄平氏が手がけたもの
取材時に出迎えてくれたのは、河津桜の盆栽。
「TRADMAN'S BONSAI(とらっどまんず ぼんさい)」というアーティスト集団の小島鉄平氏が手がけたもの

「松葉屋茶寮・方舟GALLERY」では写真のような素敵な盆栽が出迎えてくれます。毎週盆栽が入れ替わるため、いつ訪れても新鮮な気持ちで楽しむことができますよ。

テーブルにも盆栽が用意されているので、間近で鑑賞しながらお茶とお菓子を堪能できます。

盆栽だけでなく、インテリアにもこだわりが。
写真手前のテーブルには、何百年も前の欅の木が使われています。宮大工が古材を使って製作したものだそう。椅子は、昭和時代に使われていたもののリメイク品。
各テーブルによって使われている木が違うので、ひとつひとつ違った表情を楽しめるのがおもしろいですね。

お店の奥にあるのは、“お点前席”とよばれるお茶をたしなむための空間。
この空間は、職人が手づくりで仕上げた御簾(みす)で仕切られています。昔、大名や公家といった人が生活をするスペースの仕切りとして用いられていた御簾を取り入れ、特別な方向性を創り出しているのだそう。

先ほどのテーブル席や、テラス席でもお茶は楽しめますが、せっかくならお点前席を利用したいところ。
予約なしでも入れますが、お点前席は人気なので事前に公式サイトから予約しておくのがおすすめです。

目の前で淹れる&点てるこだわりのお茶

「松葉屋茶寮・方舟GALLERY」では、有機栽培のなかでも直接生産者から仕入れた厳選された茶葉で点てたお茶とお菓子のペアリングコースが楽しめます。
用意されているのは2種類のお茶とお菓子が選べる「二茶二菓」4000円、2種類のお茶と1種類のお菓子が選べる「二茶一菓」3500円。

今回は、おすすめのお茶とお菓子を順番にご紹介していきます。

お点前席では、目の前でお茶を入れてもらえます。
1杯ずつ丁寧に入れる過程を見てからいただくお茶は、最高の味わいです。

「季節の煎茶」1700円 ※単品の場合 ※セットの場合は+1000円
「季節の煎茶」1700円 ※単品の場合 ※セットの場合は+1000円

「季節の煎茶」は、季節によって異なる味わいが楽しめます。今回いただいたのは、京都にあるティールーム「冬夏(とうか)」の煎茶。

ほどよい渋み&苦味があり、うま味をしっかりと感じられます。さわやかで清涼感がありますよ。

お茶は、同じ茶葉を使い同じ方法で入れても、器によって味が変わってくるそう。
この煎茶は、浅くて飲み口が広い器でいただくことで、苦味が分散され絶妙な味を楽しめるのだとか。

それぞれ味の特徴と器の関係を考えながら味わうと、より深く楽しめるかもしれません。

「和紅茶」1600円  ※単品の場合
「和紅茶」1600円 ※単品の場合

入れているときから香ばしい匂いが空間に漂う「和紅茶」は、日本産の茶葉で作る紅茶なので、比較的どんな人の口にも合うそう。
ほんのり甘みと酸味があり、後味がすっきりしています。

「薄茶」2800円  ※単品の場合 ※セットの場合は+1000円
「薄茶」2800円 ※単品の場合 ※セットの場合は+1000円

王道の「薄茶」も外せません。

抹茶を点てる姿は特に美しく、見入ってしまいます。

上品な抹茶の香りを感じつつ味わう、ほろ苦さと甘さのハーモニー。しっかり立てて提供してもらえるので、とっても濃厚でクリーミーです。

「焙じ茶ラテ」1250円  ※単品の場合
「焙じ茶ラテ」1250円 ※単品の場合

「焙じ茶ラテ」は、濃厚でほどよい甘さ。焙じ茶の香ばしさとミルクのまろやかさの調和が楽しめます。

ほかにも「季節の玉露」2800円や「ほうじ茶」1500円、「松葉屋サイダー」1500円など、数多くのドリンクメニューが用意されています。

素材の味を楽しめるお菓子はお茶のお供にぴったり

「ピュアレア」900円
「ピュアレア」900円

お菓子メニューでおすすめの「ピュアレア」は、こだわり抜いた素材や製法で作るトリュフバターサンドが有名なお菓子ブランド「OKASHIYA(おかしや)」が手がけたレアチーズスイーツ。

素材本来の味を楽しめるように、天然水と少量の砂糖で作っているそう。

口に入れた瞬間、舌で溶けてなくなるほどとろっとろ。酸味と甘みのバランスがちょうどよく、さっぱりとした味わいです。
くどさがないので、いくらでも食べられそうなくらいおいしい!

「季節の松葉屋羊羹」650円 ※さつまいも味は*月ごろまでの提供予定
「季節の松葉屋羊羹」650円 ※さつまいも味はなくなり次第販売終了

季節によってフレーバーが変わる「季節の松葉屋羊羹」もおすすめ。今はさつまいも味が用意されています。

ぷるんとしてやわらかく、ゼリーに近い食感です。さつまいもの甘みもしっかり感じられ、さっぱりしているのに濃厚な逸品。

「テリーヌショコラ」650円
「テリーヌショコラ」650円

どのお茶とも相性抜群の「テリーヌショコラ」は、濃厚で口溶けなめらか。ほんのりビターな味わいに仕上がっています。
口に入れるとじわ〜っと溶けていくので、最後まで余韻に浸れちゃいますよ。

「OKASHIYA」のクッキーはご褒美やギフトに

(左から)「[0]Truffle cookie」「[1]Kodaikomugi cookie」「[2]Kinako cookie」「[3]Aonori cookie」「[4]Matcha cookie」「[5]Genmai cookie」5枚入り 1250円/13枚入り 2800円
(左から)「[0]Truffle cookie」」5枚入り 1350円/13枚入り 3000円、「[1]Kodaikomugi cookie」、「[2]Kinako cookie」、「[3]Aonori cookie」、「[4]Matcha cookie」、「[5]Genmai cookie」5枚入り 1250円/13枚入り 2800円

テイクアウトには、「OKASHIYA」のクッキーがおすすめ。
フレーバーは、トリュフ、古代小麦、きなこ、青のり、抹茶、玄米の6つ。どれも素材本来の味が楽しめます。

珍しいフレーバーも用意されているので、ひとつひとつ吟味してみるのもいいかもしれません。

日本文化の美しさ&こだわりのお茶とお菓子を楽しめる和カフェ「松葉屋茶寮・方舟GALLERY」。

みなさんもぜひ足を運んで、盆栽を観賞しつつお茶を堪能してみては?

■松葉屋茶寮・方舟GALLERY(まつばやさりょう・はこぶねぎゃらりー)
住所:東京都港区南青山5-4-27 1F
TEL:070-4441-9857
営業時間:10〜20時(19時30分LO)
定休日:不定休


Photo・Text:神村紗彩(vivace)

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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