【青森】AOMORI GOKAN アートフェス 2024 「つらなりのはらっぱ」で青森の魅力を再発見

栗林隆 《元気炉》2022年 (《蚊帳の外》ドクメンタ15、ドイツ・カッセル)より Photo:Rai Shizuno

【青森】AOMORI GOKAN アートフェス 2024 「つらなりのはらっぱ」で青森の魅力を再発見

青森県 美術館 イベント アート るるぶ情報版(国内)編集部
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青森県内にある5つの美術館・アートセンターで、2024年4月13日(土)~9月1日(日)にAOMORI GOKAN アートフェス 2024 「つらなりのはらっぱ」が開催されます。県内各地域の自然や食、建築などに触れながらアートとともに青森県の魅力を感じられるアートイベントです!各館のメイン企画からお得なチケット情報まで、詳しくご紹介します。

Summary

AOMORI GOKAN アートフェス 2024ってどんなイベント?

青森へのおでかけにおすすめの4~9月に開催されるアートイベント。今年度のテーマは「つらなりのはらっぱ」。県内の個性豊かな5つの美術館・アートセンター「青森県立美術館」「青森公立大学 国際芸術センター青森」 「弘前れんが倉庫美術館」「八戸市美術館」「十和田市現代美術館」がゆるやかにつながり、5館の特徴を生かした展示が楽しみ。共通企画として、栗林隆《元気炉》が各館を巡回するのにも注目です。

5館のメイン企画はこれ!

◆5館共通企画 栗林隆《元気炉》

栗林隆 《元気炉》2022年 (《蚊帳の外》ドクメンタ15、ドイツ・カッセル)より Photo:Rai Shizuno
栗林隆 《元気炉》2022年 (《蚊帳の外》ドクメンタ15、ドイツ・カッセル)より Photo:Rai Shizuno

イベントの8月から最終日にかけて、栗林隆による《元気炉》が開催館を巡回します。《元気炉》は、原子炉の形状をした構造物に薬草の香りを帯びた蒸気を発生させて、観客が中に入って体験することが可能な作品。植物のエネルギーを感じられる原子炉を模した作品は、イベントテーマである「つらなりのはらっぱ」を体現するように人と自然の新たな関係性を構築する機会を生み出そうとするものです。
※展示スケジュールは公式webサイトで要確認

◆青森県立美術館 「かさなりとまじわり」

参考図版 吉田克朗 《work 9》 1970 年 ユミコチバアソシエイツ蔵
参考図版 吉田克朗 《work 9》 1970 年 ユミコチバアソシエイツ蔵

高さ8.5mの「あおもり犬」の展示が人気の美術館。美術館を構成する各空間を有機的に「かさなり」あわせ、空間×アート×鑑賞者という関係性の中に「自然と人間のまじわり」、「人と人とのまじわり」、「過去~現在から未来へと続く時間のまじわり」といったテーマを映し出していきます。豊かな青い森の生態系のように空間や作品を連鎖、循環させることで、未来を切り開くための新しい活力を美術館全体に充満させていく試みです。

会期 前期:2024 年4 月13 日(土)-6月23 日(日)
     後期:2024 年7 月6 日(土)- 9 月29 日(日)
会場 :青森県立美術館 地下1階展示室、コミュニティギャラリー、ワークショップエリア、屋外ヤード
開館時間 :9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休み: 第2・第4 月曜および5/14(火)、15(水)、6/24(月)~7/5(金)
参加作家 :原口典之|吉田克朗、吉田榘子|青木 淳|井田大介|大森裕美子、大森記詩、吉田有紀、
青秀祐|Viirtualion ほか

◆青森公立大学 国際芸術センター青森 「currents / undercurrents
-いま、めくるめく流れは出会って」

岩根愛 《The Opening》 2022 年
岩根愛 《The Opening》 2022 年

宿泊しながら地域住民や学生たちと交流しながらアート制作ができるアートセンター。流れを示す「current」と目に見え難い流れや暗示を意味す「undercurrent」をキーワードに、国内外・青森ゆかりのアーティストによる作品を鑑賞できます。自然豊かな森の中には野外彫刻も点在しています。

会期 前期:2024 年4 月13 日(土)- 6 月30 日(日)
       後期:2024 年7 月13 日(土)- 9 月29 日(日)
会場 :国際芸術センター青森 ギャラリーA・B
開館時間 :10~18時
休み: 会期中無休
参加作家 :青野文昭、Jumana Emil Abboud(ジュマナ・エミル・アブード)、岩根愛、是恒さくら、工藤省
治、光岡幸一、中嶋幸治、澤田教一、鈴木正治、Jasmine Togo-Brisby(ジャスミン・トーゴ=ブ
リスビー)、Robin White(ロビン・ホワイト)、[後期のみ]アイヌの衣服(青森市教育委員会所蔵)
会場構成 山川陸

◆弘前れんが倉庫美術館 ①「蜷川実花展 with EiM:儚くも煌めく境界 Where Humanity Meets Nature」  ②「弘前エクスチェンジ#06『白神覗見考(しらかみのぞきみこう)』」

蜷川実花《花、瞬く光》2022 年 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
蜷川実花《花、瞬く光》2022 年 ©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

弘前市にある元酒造工場を改修した公立の美術館。展覧会「蜷川実花展 with EiM:儚くも煌めく境界」は、写真家・映画監督の蜷川実花が実現した大規模な個展。弘前をはじめ、日本各地で撮影した桜の写真など、人の手とまなざしに育まれた花や木々を捉えた作品群を紹介します。弘前エクスチェンジ#06「白神覗見考」は、青森県南西部に位置し、弘前市を含む津軽平野を流れる岩木川の源流の地でもある白神山地をテーマに実施するリサーチ・プロジェクト。作品展示のほかワークショップも楽しみです。

会期:2024年4月6日(土)- 9月1日(日)
会場:①弘前れんが倉庫美術館 ②弘前れんが倉庫美術館、HIROSAKI ORANDO、 ギャラリーまんなか
開館時間:9~17時(入館は16時30分 まで)
休み:火曜 ※ただし4/23(火)・30(火)、8/6(火)は開館 ※館外展示の開館時間は各施設に準ずる
参加作家:①蜷川実花with EiM[Eternity in a Moment] ②狩野哲郎、佐藤朋子、永沢碧衣、L PACK.

◆八戸市美術館 「エンジョイ!アートファーム‼」

東方悠平 《TENGUBUCKS Cafe in Hue - Coffee Float》 2019 年
東方悠平 《TENGUBUCKS Cafe in Hue - Coffee Float》 2019 年

八戸市の中心街に位置する八戸市美術館ではコンセプト「出会いと学びのアートファーム」を体現する企画を実施しています。美術館を象徴する空間「ジャイアントルーム」で、八戸を拠点に活動する5人のアーティストが、絵画や版画、写真、ダンスなどのジャンルで来館者とともに楽しむプロジェクトを展開。作品や活動を通したアーティストとの出会いも魅力のひとつです。

会期 :2024年4月13日(土)- 9月1日(日)
会場 :八戸市美術館 ジャイアントルーム
開館時間 :10~19時
休み: 火曜および6/26(水) *ただし4/30(火)、8/13(火)は開館
参加作家 :磯島未来、漆畑幸男、しばやまいぬ、蜂屋雄士、東方悠平
会場構成 :佐藤慎也

◆十和田市現代美術館 「野良になる」

参考図版 丹羽海子 《Metropolis Series: Good Egg Community 》2022 年 Courtesy the artist and Someday, New York Photo:Daniel Terna
参考図版 丹羽海子 《Metropolis Series: Good Egg Community 》2022 年 Courtesy the artist and Someday, New York Photo:Daniel Terna

草間彌生など世界的アートティストの作品を展示する美術館。日本とアメリカにルーツを持ち、トランスジェンダー女性として生きるあり方を彫刻で表現する丹羽海子、ブラジルに植民地時代以前から伝わる知識をもとに、植物と人間の関係性を問い直す作品を制作するアナイス・カレニンなど、多様な視点から自然を捉える国内外の若手作家の新作を中心に、彫刻、映像など、多岐にわたる表現形式で現代アートを楽しめる展覧会です。

会期: 2024年4月13日(土) - 11月17日(日)
会場 十和田市現代美術館
開館時間 :9~17時(入館は16時30分 まで)
休み :月曜(祝日の場合は翌火曜)
※ただし、4/22(月)、30(火)、5/6(月)、7/15(月)、29(月)、8/5(月)、13(火)、9/16(月)、23(月)、10/14(月)、11/4(月)は開館
参加作家 :丹羽海子、䑓原蓉子、アナイス・カレニン、永田康祐

5館は県内のどこにあるの?

青:青森県立美術館、A:青森公立大学 国際芸術センター青森、弘:弘前れんが倉庫美術館、十:十和田市現代美術館、八:八戸市美術館
青:青森県立美術館、A:青森公立大学 国際芸術センター青森、弘:弘前れんが倉庫美術館、十:十和田市現代美術館、八:八戸市美術館

「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」は5館の個性を接続させることで「つらなりのはらっぱ」のテーマを感じられるものでもあるので、ぜひ5館巡りを楽しみたいところ。5館は青森市、弘前市、 八戸市、 十和田市の4つの市に点在しているので、2泊や3泊などゆったりしたスケジュールでまわるのがおすすめです。

お得に巡る!公式ガイドブック付き 5館周遊チケット

会期中、5つの美術館・アートセンターで開催する本フェスの[メイン企画]を鑑賞できる、公式ガイドブック付き周遊チケットがおすすめ!各館で個別に観覧券などを購入するより1800 円お得になります。さらに公式ガイドブックには「スタンプラリー&パスポート」が一体になっており、「スタンプラリー」は5館全てを周遊するとオリジナルグッズが抽選で当たり、「パスポート」は、フェスの会期中に5館で開催するほかの展覧会や美術館周辺の公式フェスサポーターのショップ、施設での割引やサービスなどの特典が受けられす。 オンライン限定で販売中です。

〇チケットは販売中
*購入にあたり事前に「ArtSticker」への登録が必要です。
*販売予定数量に達し次第終了となります。
〇有効期間 :2024 年4 月13 日(土)― 9 月1 日(日)
*各館の[メイン企画]の開催期間は、公式WEB サイトで事前に確認ください
〇購入方法 オンラインのみ

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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